ドイツの歴史 新ヨーロッパ中心国の軌跡 有斐閣アルマ世界に出会う各国=地域史

木村靖二(編者)

• 販売会社／発売会社: 有斐閣/
• 発売年月日: 2000/04/20
• JAN: 9784641120846

商品レビュー

2023/06/24

フッガー家。アウクスブルク(ドイツ南部)。銀山で富豪に。貧民のために公共住宅街(フッゲライ)を建設。ただし、入居者はフッガー家のために祈りを捧げる義務あり。現世の財貨で来世の魂の救いを買おうとした。p.54

三十年戦争。カロが描いた兵士による農家の略奪の絵。p.64

ユダヤ人。ドイツが1次大戦で負けたのは国内で革命が起こったから。革命を起こしたのは労働者や社会主義者。その労働者や社会主義者を背後で操っていたのがユダヤ人。と、ヒットラーは考えていた。階級闘争(マルクス)ではなく、人種闘争を強調。p.198

ナチ党は「清潔なヒトラー」神話を宣伝。ドイツ国民はヒトラーに腐敗したナチ党の幹部をおさえてくれること期待。「清潔なヒトラーｖｓ腐敗したナチ党」の構図を作り、ナチ体制自体に批判が及ぶことを防いだ。p.209

西ドイツ人は東ドイツに「古き良きドイツ」があると思っていた。

マイセンMeissen(ドイツの名窯めいよう)。中国や日本と同質の磁器を作ることはマルコポーロ以来、ヨーロッパ人の夢だった。

2022/07/19

いつからかわからない積読…とり急ぎ目を通したぜ…という感じ。さすがにこの後の話を探して読まないと、学んだ感がらないな…メルケル時代の総括本とかを探すべきか。

2011/06/28

トピックごとに、ドイツの歴史をまとめて書いている。ドイツの歴史をある程度理解している人には、まとめとしてよいかもしれない。