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三国志 きらめく群像 ちくま文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
発売年月日 | 2000/11/08 |
JAN | 9784480036032 |
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三国志 きらめく群像
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商品レビュー
4.2
22件のお客様レビュー
よく知られている三国志のストーリーは創作要素の濃い三国志演義が元になっているとはわかっていたけれど‥ 正史「三国志」や他の史書から紐解く三国志はイメージがガラリと変わるものも多く、驚いたり新しい視点を得たりとてもおもしろかったです。 より人間らしく身近に感じられるか...
よく知られている三国志のストーリーは創作要素の濃い三国志演義が元になっているとはわかっていたけれど‥ 正史「三国志」や他の史書から紐解く三国志はイメージがガラリと変わるものも多く、驚いたり新しい視点を得たりとてもおもしろかったです。 より人間らしく身近に感じられるかもしれません。 間に入る当時の社会や出世の仕組み、中国の名前のしきたりなどのお話もとてもおもしろく、より理解を深めてくれました。
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涼州の軍閥韓遂や辺章、馬騰など辺境出身で決して三国志のストーリーで中心では無い武将にも焦点を当てている。夏侯惇は演義ほどの活躍も無い。孔明にしても神がかった神算鬼謀があるわけでは無い。等身大の三国志。
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ユーモアたっぷり、適度に皮肉、毒舌をおりまぜた語り口でとても読みやすい。 戦前生れ、本人曰く昭和二三十年代から脳の発達が止まっているとのことで、 多くの著作で国や新聞・出版社などのマスメディアによる日本語改悪にもの申している。 中国文学が専門らしいが、古今を問わず日本の文章にも詳...
ユーモアたっぷり、適度に皮肉、毒舌をおりまぜた語り口でとても読みやすい。 戦前生れ、本人曰く昭和二三十年代から脳の発達が止まっているとのことで、 多くの著作で国や新聞・出版社などのマスメディアによる日本語改悪にもの申している。 中国文学が専門らしいが、古今を問わず日本の文章にも詳しく、まさに博覧強記。 主に団塊以上の世代に読まれているそうだが、なぜか波長が合ってしまった。 「本が好き、悪口言うのはもっと好き」、「お言葉ですが…」シリーズ、等々 いろいろ読んでみたが、なかでもこの「三国志…」はべらぼうにおもしろい。 彼にいわせると、吉川英治「三国志」は、江戸初期のへっぽこ文人が訳した「三国志演義」を もとに、大衆作家が適当にアレンジして半分日本みたいにした変な小説ということ。 えっ、それじゃあその吉川「三国志」をもとに書かれた漫画をありがたく愛読していた 自分はなんだったんだ…? この本の内容をひとくちに言えば、原典に忠実にしかし噛みくだいた群雄列伝といったところ。 正史「三国志」や「後漢書」をはじめとする数々の史書、小説「三国志演義」などを引きながら、 専門を背景とする著者独自の解釈もふんだんに交えてあり、おもしろおかしく読みすすめられる。 例えば呂布の項、「これをむかしの渡世人の世界にたとえるならば、腕におぼえの用心棒である。」、「縄張りをもった親分衆に腕を売りつけて、転々渡り歩いてゆくタイプである。」など人物評も秀逸。 中国の歴史、文学を読む上で役に立つ基礎知識も随所にちりばめられてあって、勉強にもなる。 彼には水滸伝関連でもいくつか著作があるらしい。ぜひ読まなくっちゃなあ。
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