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悪の対話術 講談社現代新書1517
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社/ |
発売年月日 | 2000/08/20 |
JAN | 9784061495173 |
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悪の対話術
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商品レビュー
3.6
22件のお客様レビュー
コミュニケーションに…
コミュニケーションについて、本質的でかつ示唆に富む面白い本です。あなたの話し方が変わるかもしれません。
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他人とのコミュニケーションは時に億劫で面倒で話題に困ることがある。特に初対面の人との会話は、相手の興味のありそうな話題探しや、話の糸口を切り開くための観察やらで思いの外、体力と神経を消耗する。 自分が仕事上の立場で優位な場合、例えば発注者と受注者で言えば前者の様なケース(ビジネス...
他人とのコミュニケーションは時に億劫で面倒で話題に困ることがある。特に初対面の人との会話は、相手の興味のありそうな話題探しや、話の糸口を切り開くための観察やらで思いの外、体力と神経を消耗する。 自分が仕事上の立場で優位な場合、例えば発注者と受注者で言えば前者の様なケース(ビジネスの立場は対等だが、訪問される側(上位)になるのが一般的)では、訪問側が話題を準備してくれるから楽ではあるが、一方的にしゃべらせておくわけにはいかないので、適当な所で多少なりとも話の流れに乗った言葉を発していかなければならない。 その逆に部下との1on1ミーティングなどは、その機会を言いづらかった相談をするといった自分に有利に使う(積極的に話してくる)ものもいれば、上司から何か話して欲しいと期待感をもって挑んでくる人も居る。上司は日常の仕事を見たりしているから、大抵は話題に事欠かないが、何も喋ってこないというのも寂しい。そんなに話したくないのかと悩む事も以前はあった。 話すのも訓練ということで、何度かその様な場で、会話の切り口を待ったことがあったが、開始10秒で私が折れる。話さずには居られないというよりその緊張状態に耐えられない。 コミュニケーション力や量は人それぞれであるが、必要なのは情報量や知識、教養であることは間違いない。決定的に不足していたら会話はすぐに途切れてしまうし、本書で言う様に一方的に自分の得意分野だけを話続けたら、それはもう双方向を基本とする対話=会話にならないし、自己満足に終わる。相手は延々と詰まらない時間を過ごすことになる。適度に相手の知見のある領域かつ触れてはならない領域を避け、尚且つ一定の距離感で双方向の対話を継続するのは、やはり疲れるのは仕方ない。勿論気の合う仲間同士ではそんな事はないのだが。 本書はそうしたコミュニケーションに於いて、自分の発する発言で相手を屈服させる事を目的にしたものではないものの、そうしたやりとりを人間の本性や本音を基に独特の批判的な言葉で鋭く突いていくものだ。少し回りくどい言い方をしたが、読み始めは筆者がとんでもない捻くれ者であるかの様な印象を受ける。そして読み進めるうちにその独特なワールドが心地良くなり、気づいたら自分の会話も一定程度その様になってると言う共感を覚え始める。そうなってくると一気に読める。 対話術と言いながらも、何か会話のテクニックや場の持たせ方を学ぶ様なものではなく、会話における人間の嫌な部分や本性を明らかにしていく内容になっている。それを逆手に取ると、確かに自分の思い通りに、相手とのその場の信頼関係を崩さず(その場においてのみ)、対話時間の支配者になる事も可能だ。 まずはページを巡って三分の一程読み進める事をお勧めする。そこでも違和感が消えない様なら、恐らく読者と筆者の性格が合わないか、言い回しに抱く嫌悪感が拭い去れない状態にあると思う。その場合は閉じればよい。 読了後、清々しいと言うよりは、自分のこれまでの会話の反省や、自分の性格の悪さに多少の嫌悪感、そして表情は半笑いになっている。 それなりに沢山の本を読んできたが、なんだろうこの独特な精神状態は。読み終わった時点で筆者の狙い、術中にまんまと嵌った自分がいる。
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人によって本当に評価が分かれる本だと思うが、私はとても面白かった。 同じような内容、形態の本が多い中、読者に対して語りかけるを通り越して、隙あらば刺してくるような言葉の鋭利さが面白かった。 内容も類をみないもので、悪口、嘘、お世辞オッケーと公言する度胸が凄いし、根拠もそれなりに...
人によって本当に評価が分かれる本だと思うが、私はとても面白かった。 同じような内容、形態の本が多い中、読者に対して語りかけるを通り越して、隙あらば刺してくるような言葉の鋭利さが面白かった。 内容も類をみないもので、悪口、嘘、お世辞オッケーと公言する度胸が凄いし、根拠もそれなりにあるから面白い。 著者が言う大人の世界は、ある程度レベルが高い所を指している感じはあるが、自分が鎬を削り合う大人になりたいと思った瞬間からそれは始まっていると思う。 この本を読んだ事で、大人の世界に興味が湧いたが、頭の片隅に置いとくぐらいに受け止めようと思った。
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