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花仙人 中国の昔話 世界傑作童話シリーズ
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 福音館書店 |
発売年月日 | 1998/01/31 |
JAN | 9784834014440 |
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花仙人
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商品レビュー
3.7
5件のお客様レビュー
松岡享子さんのあとがきが特に印象的だった。 この本を書こうと思ったきっかけが書かれていた。 子どもの頃この本を読んで、咲き乱れる花々や、花を痛めつけた物達への憤怒を感じたそうだ。 とても想像力が豊かなお子さんだったのだろう。 テレビがあって当たり前の私の子供時代、インターネットで...
松岡享子さんのあとがきが特に印象的だった。 この本を書こうと思ったきっかけが書かれていた。 子どもの頃この本を読んで、咲き乱れる花々や、花を痛めつけた物達への憤怒を感じたそうだ。 とても想像力が豊かなお子さんだったのだろう。 テレビがあって当たり前の私の子供時代、インターネットであちこちの様子が見られて当たり前の現代の子ども達に、果たしてそんな逞しい想像力があるのかなとふと思った。 現代でも松岡享子さんのような感性を持っている人がいたら、特別な一人になりそうだ。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
手に取る機会があって、図書館で借りた。 今から千年近い昔、中国の都のはずれに、長楽村という小さな村がありました。 そして、そこに、秋先(しゅうせん)というひとりの老人がすんでいました。 秋先は、花が大好きで、花を育てるのもたいそう上手でした。 家の庭は、一年じゅう花がさくみごとな花園でしたが、ぼたんの花が咲いたころ、事件が起こりました。 おもしろかったです。 ちょっとだけ読んで寝ようかな、と思っていたら、全部読んでいました。 昔話の力を感じます。 松岡享子さんが幼い頃に『小學讀本六年生』で親しんだおはなしを特定して作った本だそうで、物語の元は明代の短編小説集『今古奇観』にあるそうです。 くらくらしちゃいますが、絵も、そういう古い中国の空気感をたたえており、地味ですが味わい深くてすてきです。 茶色と薄桃色のイメージが伝わってきたので、スケキヨ的なこわいイメージも悪いようには残らないかな、と思います。 最後は竹取物語のような雰囲気。 昔の本によくあるように、絵と文章が少しずれているのは気になりました。 すらすら読める文章なので、私もこういう文章が書けるようになりたい!と強く思いました。
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◆きっかけ 松岡享子『子どもと本』p14で、著者が幼いころに『小学読本6年生』『支那童話集(百花村物語として』に入っていて愛読していたとあって。2017/8/18
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