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プラトンの哲学 岩波新書
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
発売年月日 | 1998/01/22 |
JAN | 9784004305378 |
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プラトンの哲学
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商品レビュー
3.9
20件のお客様レビュー
プラトンの哲学がどの…
プラトンの哲学がどのように形成されてきたを著作を順に追って見ていくので、予備知識がなくてもプラトンのイデア論を理解できる。勉強になるし、わかりやすい、おもしろい、の三拍子揃った本。
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ギリシャ最大の哲学者プラトンの入門書です。原典を読まれる前に本書を読んでおくと、原典がスラスラ読めます。
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藤沢令夫著『プラトンの哲学(岩波新書)』(岩波書店) 1998.1発行 2020.5.4読了 冨田恭彦著『観念論の教室(ちくま新書)』でこの本のことが紹介されていて、アマゾンで購入したものだが、プラトンの入門書としてこれほど最上のものはないと思う。著者はプラトン研究の第一人者...
藤沢令夫著『プラトンの哲学(岩波新書)』(岩波書店) 1998.1発行 2020.5.4読了 冨田恭彦著『観念論の教室(ちくま新書)』でこの本のことが紹介されていて、アマゾンで購入したものだが、プラトンの入門書としてこれほど最上のものはないと思う。著者はプラトン研究の第一人者でプラトン全集の共同編集も務めたその道の専門家である。この本の特徴は、とにかく誤解されがちなプラトン哲学を原文のテクストを参照しながら忠実にその履歴を辿っていく点にある。「ソクラテスの弁明」に始まり「法律」まで、プラトンの思索の道筋を辿っていく。 プラトンは後期に至ってイデア論を放棄したと言うプラトン学者がいるが、著者はそれは間違いだと言う。イデア論はプラトンの中核をなす思想であり、プラトンの思想的闘いは、「プシュケーの観念を世界観全体の中で哲学的に強化拡充して、ギリシア哲学の伝統における本来の位置に復権させることであった」(p206)と述べている。つまり、前5世紀の終わり頃にデモクリトスの原子論が現れ、中世を通じての長らくの無視をくぐり抜けてしぶとく生き残り、近世以降、アリストテレス批判の気運に乗じて、もっぱら「物」の局面だけを抜き描きした自然万有の捉え方が、プラトンの敵であった。しかし、イデアという理想を抜きにした(没価値的な)科学万能主義が跋扈している現状を見る限り、後世の人々はプラトンから何も学ばなかったらしい。例えば、我々はこの一文に対して何か反論できるだろうか。――生物的生存のための利便と快適の追求が、科学技術に取りこまれた「知」と「理」のシステムに委ねられたとき、人間の欲望水準は限りなく上昇していく。科学技術が作り出す「(いまではなくてもすんでいたが)あると便利で快適なもの」(道具、機械、交通手段、人工的環境など)は、やがて次々と「ないとやって行けないもの」となり、そして、産業社会の体制と化している科学技術の「知」はそこでストップすることを許されず、さらに次々と「より便利で、より快適なもの」を開発し、それがまた「ないとやって行けないもの」の中へ次々と繰り込まれる。この無限に続くかとも思えるプロセスが当然消費するエネルギー産出の代価が、積もり積もって、人類の危機を招くような今日の事態を引き起こしたのである。―― 東日本大震災による原発問題、今まさに猖獗を極めている新型コロナウイルスは武漢の研究所から洩れたものという噂もある。科学技術が人間の生活を豊かにしてくれるという考え方は、今も根強く残っているし、トランプ大統領のような指導者も現れる始末だけど、徐々に気付きはじめている人たちもいる。『寂しい生活』を著した稲垣えみ子氏は、その実践を試みている人といっていいだろう。「ただ生きる」のではなく「よく生きること」。時代を越えて受け継がれてきたこのメッセージを我々は今こそ実践していかなければならない。 https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002664807
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