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バフチン 対話とカーニヴァル 現代思想の冒険者たち10
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バフチン 対話とカーニヴァル 現代思想の冒険者たち10

北岡誠司(著者)

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バフチン 対話とカーニヴァル 現代思想の冒険者たち10

定価 ¥2,989

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 1998/10/10
JAN 9784062659109

バフチン

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2025/06/20

バフチンの思想を、「小説の哲学」と「言説の類型論」の二つの側面に分けて、それぞれを解説している本です。 バフチンそのひとの思想を把握するさいに問題になるのは、ヴォロシーノフおよびメドベージェフの名前で刊行された著作と、マルクス主義あるいはスターリンの言語論との関係です。本書では...

バフチンの思想を、「小説の哲学」と「言説の類型論」の二つの側面に分けて、それぞれを解説している本です。 バフチンそのひとの思想を把握するさいに問題になるのは、ヴォロシーノフおよびメドベージェフの名前で刊行された著作と、マルクス主義あるいはスターリンの言語論との関係です。本書では、それらの問題について現時点で不明な点があることを認めたうえで、バフチンの主張するテクスト内の対話的関係にかんする思想をこの問題に適用することで、明瞭に切り分けがたいバフチンの思想について考察するという試みがなされています。 また、ソクラテス的対話とドストエフスキーの作品解釈にかんするバフチンの思想について、ある程度立ち入った考察がなされているところも目を引きました。バフチンはソクラテスの対話のうちに「萌芽的なイデアの像」を認めつつも、ドストエフスキーにくらべて未分化なものであったと指摘します。 他方『ドストエフスキー論』においてバフチンは、ゴーゴリのようなモノロギズムの作家と対話的関係を作品のうちに導入したドストエフスキーのちがいについて考察を展開していました。モノロギズムの作品では、作中人物をあらゆる可能な視点から照射することは作者の特権でしたが、ドストエフスキーの作品では作中人物自身にそれをおこなわせることでパロディを生み出すとともに、作者によって人物像が決定されてしまうことを拒否する可能性を作品のうちに導入したとバフチンは主張します。 そして、このような登場人物たちが織り成すカーニヴァル的世界こそが、ドストエフスキーの作品における対話的関係を、イデアの弁証法的な総合において完結することのない、開かれたものにしています。 すこし気になったのは、巻末の「読書案内」です。バフチンにかんする日本語で読める文献がすくないこともあり、本巻では海外の文献が多く紹介されているのですが、著者名の原綴と本の原題がしるされていません。出版社と刊行年は記載されているので、現実的にはあまり不便ではないのかもしれませんが。

Posted by ブクログ

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