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戦争論 講談社学術文庫1342
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戦争論 講談社学術文庫1342

西谷修(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 1998/08/10
JAN 9784061593428

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みんなの感想まとめ
  • 戦争
  • 社会影響
  • 思考変革
  • 冷戦
  • 国際関係
  • 非人間的
  • 現実探求
  • アイデンティティ
  • 価値観変容
  • 核兵器

戦争の影響が私たちの生活や思考に深く根ざしていることを探求する本作は、20世紀の世界戦争を通じて、戦争がどのように人類の存在を変えたのかを考察しています。著者は、戦争がもはや特定の国家や人々のものではなく、全人類の現実として捉えられるようになったと指摘します。冷戦時代の国際関係も、戦争の枠組みの中でのみ意味を持つようになり、私たちの思考を支配しています。また、著者はバタイユの「内的体験」や坂口安吾の作品を通じて、非人間的な「現実」を探求し、戦争がどのように私たちのアイデンティティや価値観に影響を与えているのかを考察します。戦争の広がりは、私たちが有限な世界に生きる自覚を促す一方で、核兵器の存在によって戦争の意味が変わったことも強調されています。全体を通じて、深い思索が展開され、現代の状況を理解するための新たな視点を提供しています。

※この内容はAIが作成したものであり、ブックオフ公式オンラインストアの見解や意図を示すものではありません。

2010/05/28

近代における戦争を「…

近代における戦争を「世界戦争」とし、哲学的解析、新たな問題提起を、圧倒的な文章力で読ませる本。これからの戦争のあり方を考えるのにも、とてもためになります。

文庫OFF

2024/11/02

著者は、20世紀を特徴づけているのは「世界戦争」だと述べています。19世紀までの戦争に参与したのは、かぎられた国家のかぎられた人びとでしかありませんでした。しかし、20世紀に生じた二度の世界大戦では、地球上のあらゆるものが戦争にかかわることを余儀なくされました。総力戦は、私たちの...

著者は、20世紀を特徴づけているのは「世界戦争」だと述べています。19世紀までの戦争に参与したのは、かぎられた国家のかぎられた人びとでしかありませんでした。しかし、20世紀に生じた二度の世界大戦では、地球上のあらゆるものが戦争にかかわることを余儀なくされました。総力戦は、私たちの生活世界に属するいっさいのものを「戦争」へと投げ込んだと著者はいいます。 また著者は、冷戦は国際間の関係のすべてがそのうちでのみ意味をもつような、われわれの思考の枠組みになったと論じています。ひとたび戦争が起こればいっさいを「戦争」に巻き込んでしまうような状況が現実のものとなりました。そしてこのことは、まさにそうしたしかたで「戦争」が諸国家の行動のみならずわれわれの思考を支配しているということを意味しています。いまやわれわれは、みずからの固有の死を戦争にうばいとられてしまっているのです。 こうした現代の状況にあって、バタイユは「戦争」を「内的体験」として把握する思索を展開しています。彼は、自己をうしなう「内的体験」のさなかにおいてわれわれが出会うことになる非人間的な「現実」を見いだそうとしたのです。著者はこうしたバタイユの思想の意義を高く評価するとともに、現代のわれわれが身を置いている世界についての根本的な立場からの考察をおこなっています。 さらに著者は、坂口安吾の『ふるさとに寄する讃歌』にも、非人間的な「現実」を見いだしています。ノスタルジーをいだきながら「ふるさと」を再訪した安吾にとって、「ふるさと」は不気味な異郷として立ち現われます。著者はフロイトおよびラカンの「不気味なもの」をめぐる議論を参照しつつ、非人間的な「現実」としての「ふるさと」が、安吾にとって「書くこと」の出発点だったと論じています。

Posted by ブクログ

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