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ブラックホールと時空の歪み アインシュタインのとんでもない遺産
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ブラックホールと時空の歪み アインシュタインのとんでもない遺産

キップ・S.ソーン(著者), 林一(訳者), 塚原周信(訳者)

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ブラックホールと時空の歪み アインシュタインのとんでもない遺産

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 白揚社
発売年月日 1997/07/20
JAN 9784826900775

ブラックホールと時空の歪み

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商品レビュー

4.5

2件のお客様レビュー

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2026/01/01

分厚いうえに文字が多くてなにより難しいから、まずは読み切った自分をほめたい。海水の満ち引きが月由来というのはなんとなく知っていたが、この本によって理由を詳しく知れたのは個人的に大きな学びだった。三次元や四次元の図解はとっつきにくく、自分の理解の範疇を超えた考え方や捉え方だらけで、...

分厚いうえに文字が多くてなにより難しいから、まずは読み切った自分をほめたい。海水の満ち引きが月由来というのはなんとなく知っていたが、この本によって理由を詳しく知れたのは個人的に大きな学びだった。三次元や四次元の図解はとっつきにくく、自分の理解の範疇を超えた考え方や捉え方だらけで、新しいものに触れる発見の連続だった。宇宙の基本法則を「エレガンスで美しい」「究極的な単純さ」だと捉えられるほどの知識は残念ながら私にはないが、人間の「気まぐれ」や「洞察の閃き」の驚愕すべき能力は存分に味わえた。 実際にブラックホールに近寄って観測した者は誰一人おらず、その存在はすべて計算によって明らかになっている。それほどまでに「計算」が正しいとされていることにまず驚く。計算間違いがあることも人間らしくていい。間違いを訂正して正しい回答に近づきたいと行動する心が美しいと思う。 1つのことを極めることは尊い。ただ、新たな発見には、かけ離れた事物のあいだの関連を直感的に見抜く能力が必要な時がある。その閃きや洞察から後世に名を残したツヴィッキー氏やロジャー・ペンローズ氏は、物理学以外の分野を学んでいた。異なる分野を跨いだ発想は、その対象や年代に関わらず有効であるということを再認識した。 しかし、どれほど素晴らしい閃きや知識も、使う人によっては最悪の道具になってしまう。物理学の力が兵器に利用されてしまうのは必然だったのかもしれない。核分裂の連鎖反応や兵器には関心がなく、ただメカニズムを理解したかった物理学者達のジレンマが悲しい。知識をどのように使うかで、事態は良くも悪くもなる。知識を武器とする際の影響の範囲と責任の重さを、過去の事象から我々は学ばないといけない。 たった100年ほどの間に、人類は地球を飛び出し銀河系を離れてブラックホールと時空の歪みを見つけ出した。それも計算によって。ここまで出来ればなんだって計算で導き出せるのではと思うが、それでも量子重量学についてはまだわかっていないことが多いという。私は思う。人類は、すべてを知ることはきっとできない。だからこそ、短い生の中で疑問を抱いたり間違えたりを繰り返して、時には寄り道をしながらでも前に進んでいくことに価値を見出せるのだと思う。 以下、本書よりお気に入りの物理学者の抜粋。 「物理法則に対する理解が貧しいツヴィッキーは、それでも中性子星の概念を創造したということで今も尊敬を集めている。彼には強い好奇心と、かけ離れた事物のあいだの関連を直感的に見抜く能力があった。そして世界最高の宇宙船観測者と毎日話し合える環境にいた。」 「ボーアとホイーラは連鎖反応や兵器には関心がなかった。二人はただ、核分裂がどのように起こるかを知りたかった。その背後にあるのはどのようなメカニズムなのか?物理法則がそれをどのように引き起こすのか?彼らはただ理解したかっただけだった。」 「偉大な三大指導者の一人、デニス・サイアマは触媒だった。世界的な視野で物理学のもっとも重要な新しい発展につねに密接に接触するように学生を仕向けた。どんな論点が興味深いか、どんな論点が追求に値するか、なにを読むのか、誰に聞くのか。 もう一人はジョン・アーチボールド・ホイーラー。学生のために環境を整えるもののアイデア追求には決して加わらない。たとえ発見のペースを遅らせることになっても、雛たちを教育することがホイーラーの史上目的だった。 最後の一人で、彼らと対照的なのはヤコフ・ボリソヴィッチ・ゼリドヴィッチ。」 「ロジャー・ペンローズはイギリスの物理学者。数学と物理学に通じており、爆縮の特異点定理の証明に数学のトポロジーを用いた。アメリカ人の物理学者は物理学のみに特化しており、数学には明るくなかった。異なる分野を跨いだ発想がいかに重要かがわかるエピソード。」

Posted by ブクログ

2012/08/08

相対論的宇宙論の入門書として、過去に出会った本の中で最も刺激的かつ理解しやすい。もっと世間に知られていい本だと思います。

Posted by ブクログ