クリシュナ(1) バガヴァット・ギーター

堀田和成(著者)

• 販売会社／発売会社: 法輪出版
• 発売年月日: 1997/11/15
• JAN: 9784938418403

商品レビュー

2023/11/21

いちばんていねいでいちばん易しいインド哲学　超入門『バガヴァッド・ギーター』
を完読し、この本にチャレンジ。

宗教色が強いのと著者の主観が濃く書かれているので、宗教に対して必要以上に敏感な日本人には苦手な人もいるかもしれない。
でも価値観が違う部分があるのも読書の醍醐味、みんな同じ考えや感想だと読んでも学びがない。

本書はバガヴァッド・ギーターの詩節の日本語訳を著者が意訳し解説する。
メインの詩節は、読んでも理解が難しい部分が多かったですが解説に助けられて完読出来ました。

ギータの詩節を現代の状況や人間の心理、生活習慣思考を踏まえて大分辛口で解いている。

印象に強く残った箇所は、
行為の結果に執着しないこと。
五感による自己満足という結果も求めない。

物資中心の今結果を求めないと行動出来ない仕組みになっている、目的なしに行動できない。しかし結果を求める行動をしているうちは私達は常に迷いと苦悩から離れられない。

ではどうしたらいいか。
人生本来の目的を信じ、
義務ダルマをこなす事
⭐️ここで大事なのは、成功したい、有名になる、などの結果に対する執着は捨てる事。
義務を果たしている人にのみ道は開ける、
そう考えるようにしてから肩の力が抜けて生きやすくなった。
この本のシリーズはまだまだ沢山。
読みたくなったら次に行こう！

2022/02/15

読み始めましたが、早い段階で断念。
聖書の価値ありきの内容や、著者の思い込みによる理論があるように思う。
ヴェーダーンタの聖典ギーターとして読むには相応しくないと思います。
解釈の間違いによる違和感があり、読んでいられなかった。

2018/06/19

作者の主観的な意見が多く、読んでいると疲れます。純粋にバガヴァットギーターの中身だけ追いたい知りたいという人には不向きだと思います。現代社会になぞらえた解説が多く、これを生き方の参考や聖書のような扱いとして読むつもりの方には向いているのかもしれません。私は英雄譚として物語を読みたかったので、評価を低くせざる得ないです。