1,800円以上の注文で送料無料

リトル、ビッグ(2) 文学の冒険シリーズ
  • 中古
  • 書籍
  • 書籍
  • 1222-03-02

リトル、ビッグ(2) 文学の冒険シリーズ

ジョン・クロウリー(著者), 鈴木克昌(訳者)

追加する に追加する

リトル、ビッグ(2) 文学の冒険シリーズ

定価 ¥2,860

2,750 定価より110円(3%)おトク

獲得ポイント25P

在庫なし

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 国書刊行会
発売年月日 1997/06/20
JAN 9784336035813

リトル、ビッグ(2)

¥2,750

商品レビュー

5

2件のお客様レビュー

レビューを投稿

2025/05/12

後半でシティの中のジョージマウスが住んでいる旧約農場が舞台になってから、作品の世界は翳りを帯びる。世界は老いたのだという寂寞とした暗さが基調になる。シルヴィーとオーベロンの恋物語も儚いものになる。移ろう都会と対照的に永遠の具現化した世界として描かれるかに思えたエッジウッドにさえも...

後半でシティの中のジョージマウスが住んでいる旧約農場が舞台になってから、作品の世界は翳りを帯びる。世界は老いたのだという寂寞とした暗さが基調になる。シルヴィーとオーベロンの恋物語も儚いものになる。移ろう都会と対照的に永遠の具現化した世界として描かれるかに思えたエッジウッドにさえも、綻び、崩壊の兆しが見え始める。物語はやはり静かに動き始める、伝説のバルバロッサが長い眠りから醒め、皇帝として大統領として地上を君臨しようとする。 それにしても長いこの小説、今読み終わってスモーキーやソフィー、アリス、オーベロンたちが紡ぐ長い時間をそのまま実感させるような深い充実感を覚える。読むのに要した疲労感も相当なものだけれど、小説の様々な人物や印象的な場面の数々が、自分に問いかけてくるような気がする。未整理なまま終わってしまったように思えるところもいくつもあるが、これでいいとも言えるし、その一見未解決な部分さえもが何度も反芻出来そうな素晴らしい小説だ。

Posted by ブクログ

2010/07/28

[ 内容 ] 作家を夢見て、「エッジウッド」を捨てシティへ旅立ったオーベロンは、美しいプエルトリコの娘シルヴィーと恋に落ちた。 しかし、ある日シルヴィーはオーベロンの前から忽然と姿を消してしまう。 シルヴィーを捜し求めてさまよい歩くうちに、いつしかオーベロンの足は「エッジウッド」...

[ 内容 ] 作家を夢見て、「エッジウッド」を捨てシティへ旅立ったオーベロンは、美しいプエルトリコの娘シルヴィーと恋に落ちた。 しかし、ある日シルヴィーはオーベロンの前から忽然と姿を消してしまう。 シルヴィーを捜し求めてさまよい歩くうちに、いつしかオーベロンの足は「エッジウッド」へと向かっていた―。 一方、800年の眠りから目覚めた神聖ローマ帝国皇帝フレデリック・バルバロッサが新大統領に就任すると、人間と妖精の世界の境界が密かに揺らぎはじめた…。 繊細な筆致と清冽な描写によって織りなされる豊潤な物語世界。 各界から絶賛を浴びたファンタジーの最高傑作。 世界幻想文学大賞受賞作。 [ 目次 ] [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]

Posted by ブクログ

関連ワードから探す