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図説 拷問全書 図説シリーズ
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図説 拷問全書 図説シリーズ

秋山裕美(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 原書房
発売年月日 1997/04/21
JAN 9784562029211

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商品レビュー

3.7

6件のお客様レビュー

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2025/05/18
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※このレビューにはネタバレを含みます

中世ヨーロッパの恐ろしい拷問の数々、そして衝撃の連続でした。法律も今とは違う中、宗教的な意味を含む被害者を救うための善行こそが拷問であった事実。 人の腕を捥いだり舌を引き抜いたり、常人には耐え難い苦痛も行い難い苦痛も『神』の名の元で行われればそれは神聖で魔術的な行為となってしまう事に驚きを禁じ得ませんでした。考えてみれば今の日本も同じように憲法や法律を絶対的な正義としていますが、数百年後には憲法も法律も資本主義も共産主義もあらゆる主義がバカバカしいと言われる日が来るのでしょうか。一つこの本に文句をつけるならば中国や現代北朝鮮に残る拷問などを取り上げなかった事が残念です。

Posted by ブクログ

2018/11/06

昔、『ベストセラー本ゲーム化会議』を出したとき、原書房さんの倉庫で「著者近影」の撮影をした。そのとき、倉庫にあったのでつい買ってしまい、その後、痛いのが嫌いなおれは、ずっと読まずにいた。が、今回意を決して、まずはアマゾン評を眺めた上で、数時間で一挙に読んだ。読んで、アマゾン評はす...

昔、『ベストセラー本ゲーム化会議』を出したとき、原書房さんの倉庫で「著者近影」の撮影をした。そのとき、倉庫にあったのでつい買ってしまい、その後、痛いのが嫌いなおれは、ずっと読まずにいた。が、今回意を決して、まずはアマゾン評を眺めた上で、数時間で一挙に読んだ。読んで、アマゾン評はすごいと見直した。これは、そこにあったことだが、全然、全書じゃない。主に魔女狩り近辺のことばかりで、他の時代や地域の拷問がまったくない。拷問だけの本じゃない。魔女狩り近辺の罪や刑についても書かれている。なんでこの著者がこの本を書いたのか疑問。他の本に比べて、突出して違和感がある。これがすべて言えてる。つまり、「魔女狩り前後の罪と刑と拷問」といった本なのだ。まあ、アマゾンのことはおいておいて、俺が一番勉強になったのは、「車刑」という刑罰、拷問。車輪を使って足の骨を折ったり、死んだ後は車輪にしばりつけてさらしものにするのだが、なぜ車輪?一応、車輪を使う意味というのも書かれているのだが、あまり腑に落ちない。なんというか、こんぼうとかないとき、たまたま重くて人を傷つけるのに丁度よかったから使い始めて、やがて定着したのだろうか。日本人の感覚からすると、かなり不思議な道具を使った刑だ。あと、アイアンメイデンは、拷問具ではなかったのではないかという話も珍しかった。

Posted by ブクログ

2017/02/19

拷問っていうからてっきり、人を痛めつける方法なのかと思ったら、犯罪者を殺したり社会的制裁を加えたりするものがほとんどだから、処刑方法についてという方が正しい。 前半は犯罪に対する刑がひたすら書いてあったから、余計にその印象が強い。 確かに現在の私たちにとっては残酷に見えることや大...

拷問っていうからてっきり、人を痛めつける方法なのかと思ったら、犯罪者を殺したり社会的制裁を加えたりするものがほとんどだから、処刑方法についてという方が正しい。 前半は犯罪に対する刑がひたすら書いてあったから、余計にその印象が強い。 確かに現在の私たちにとっては残酷に見えることや大したことではなくても、当時の人々にとっては本人を救うためと信じられているからこその行動だったり社会的身分を失ったりするのが意外だった。 宗教や思想というフィルターを通してでないとわからないことも、きちんと説明があってわかりやすかった。 昔の人が特別、野蛮で残酷な訳ではなかった。 私たち自称文化的な文明人の現代人も何かのきっかけがあれば彼らと同様に、あるいは彼らよりももっと残酷な存在になれるのかもしれない。

Posted by ブクログ