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自由への長い道(上) ネルソン・マンデラ自伝
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 日本放送出版協会/ |
発売年月日 | 1996/06/21 |
JAN | 9784140802656 |
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自由への長い道(上)
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商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
憎しみは計り知れない。彼らは僕たちが生まれた時から差別をし、抵抗をすれば捕えられ、27年間も劣悪な刑務所に閉じ込めた。家族も侮辱を受けた。果たしてそんな相手を「赦せる」のだろうか。社会は変わり選挙で大統領にもなった。 本書は南アフリカ共和国の大統領、マンデラの自伝である。上記のような壮絶な半生を悲観なく時にユーモアを交えて描く。一方的な憎しみを記録として残しているわけではない。例えば自分を閉じ込めた刑務所の看守にはあだ名をつけて楽しんだ。 マンデラが亡くなった今も、南アフリカの分断は解消されていない。真実和解委員会でのアパルトヘイト期における記憶の掘り返しは続いているし、その度に分断は深くなる。それでも彼が大統領に選ばれなかったら、と考えざるをえない。自分の筆ひとつで互いの憎悪を高めることができ、自分も含めた一方のそれを発散することができる権力を握った時、なすべきことは何か。そんな思いで読めば、軽妙な筆致がそのまま反転して、本書の重みに締め付けられる。ただの自伝ではなく、それ自体が意図的に上梓されたメッセージなのだ。 平和を志向する為政者がこれからも出てくることを願う。自由には長い道が伴うし、歩みを進めるためには道しるべが必要だ。これからもマンデラは、最も尊敬すべき、代えがたい政治家の一人であり続けるだろう。
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30歳を越えるまで読まずに来てしまっていた。思い立って購入し読了。内容は今更何を言うでもないが、特に序盤、氏の生い立ちや運動を始める前の事は知らなかったので、風習や時代背景含め、興味深く読んだ。
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ネルソン マンデラ氏の自伝の前半。 名前は知っていたが、その業績については詳しくしらなかった。南アフリカの部族に生まれたマンデラ。田舎の出身だが、大学時代までは割と順風満帆。しかし、大学での揉め事で退学処分を受けてから彼の人生が変わる。 保護者の下を離れヨハネスブルクで貧乏暮らし。安給料で働きながら、弁護士を目指して通信課程で勉強に励むマンデラ。バス代を節約するため、長い距離を歩いて通勤し、石油ランプの代わりにろうそくを使う。スーツも継ぎ接ぎしながら5年間同じものを着ていたという。苦労人である。 そんな中でいつしか政治活動に没頭していくマンデラ。黒人を差別し権利を制限するアパルトヘイトとの戦いに身を投じていく。家庭を犠牲にしながらも、民衆の権利のための戦いの日々が始まる。 マンデラはとても知的で正義感が強く、動じない人間である。差別や偏見、不当な行為に対して整然と、そして堂々とNOを言える勇気がある。そして優しさも寛容さもある。リーダーとして、これほど魅力的な人間はいないと感じた。また、そんな彼だからこそ、周りに強い意志を持つ同志たちが結集したのだろう。類は友を呼ぶ、である。
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