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モンゴル帝国の興亡(上) 軍事拡大の時代 講談社現代新書
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 講談社 |
| 発売年月日 | 1996/05/20 |
| JAN | 9784061493063 |
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モンゴル帝国の興亡(上)
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商品レビュー
4.1
10件のお客様レビュー
視点が違う。これがこ…
視点が違う。これがこの本の一番の売りであろう。今までは海からの視点を中心に歴史が語られてきた。これは汎海洋主義史観とでも言うべきものだろう。それを陸側から海へ下るように見ればどうなるのか。それを陸の王者の代表とも言うべきモンゴル帝国に特に注目し、これの世界史における特筆すべき貢献...
視点が違う。これがこの本の一番の売りであろう。今までは海からの視点を中心に歴史が語られてきた。これは汎海洋主義史観とでも言うべきものだろう。それを陸側から海へ下るように見ればどうなるのか。それを陸の王者の代表とも言うべきモンゴル帝国に特に注目し、これの世界史における特筆すべき貢献を描き出すことで歴史に新たなる視点を提案することを試みている。自らの属する世界以外を中心とする複眼的史観は歴史から得られる貴重な教訓である。
文庫OFF
この本は読みやすくする為の工夫が可也こらしてあって、索引とか、チンギスの家系図とかをみれば一応、誰が誰の子孫かくらいはわかるし、地図や勢力図もわりと頻繁に出てくるので、図示されている分、大きに理解の助けになる。 それでも物理的にあまりに広すぎて輪郭がみえてこないし、チンプンカンプ...
この本は読みやすくする為の工夫が可也こらしてあって、索引とか、チンギスの家系図とかをみれば一応、誰が誰の子孫かくらいはわかるし、地図や勢力図もわりと頻繁に出てくるので、図示されている分、大きに理解の助けになる。 それでも物理的にあまりに広すぎて輪郭がみえてこないし、チンプンカンプンになるのはもうしょうがない。モンゴルという四文字の歴史を紐解くのにモンゴル語と中国語は勿論、ペルシャ語、ヨーロッパ言語、一部インドあたりの言語まで持ち出さないといけないのだから、一筋縄でいくはずがない。 従来のステレオタイプなモンゴルのイメージを払拭して、モンゴルの株をあげ、反対にモンゴルにまつわる雑多な伝説を一刀両断に切り捨てるのが本書の狙いの一つのようで (知らんけど)、いきなり冒頭からマルコポーロは実在しなかったというから、早速狐に摘まれた気分だった。 はじめは岡田英弘の『モンゴル帝国の興亡』が読みたかったが絶版でどこも在庫なし。hontoとかには電子版で出ているには出ているが、電子版はあまり好きでないので、とりあえずある程度ふるい本で新書、と思ってみつけたのが本書。少しモンゴル贔屓すぎる気もする。 筆者のモンゴリアン・ジョークがところどころ炸裂するのも一興。と、いうわけで上巻を思ったより時間かかって読み終わったが、下巻はさらに渾沌さをますようなので、とても楽しみ (悪寒)。
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モンゴルを中心に東西南北に広がった大帝国、歴史の授業でちらっとは習った気もしてチンギスとフビライくらいは聞いたことある。どうやって大きくなってどうやって小さくなっていったのか。なんとなくは知れたような。ただ名前が、多様な、また似たような名前が多すぎて取っつきにくい感は否めなかった...
モンゴルを中心に東西南北に広がった大帝国、歴史の授業でちらっとは習った気もしてチンギスとフビライくらいは聞いたことある。どうやって大きくなってどうやって小さくなっていったのか。なんとなくは知れたような。ただ名前が、多様な、また似たような名前が多すぎて取っつきにくい感は否めなかった。
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