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酔どれ列車、モスクワ発ペトゥシキ行 文学の冒険シリーズ
定価 ¥2,136
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 国書刊行会/ |
発売年月日 | 1996/11/20 |
JAN | 9784336038906 |
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酔どれ列車、モスクワ発ペトゥシキ行
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商品レビュー
3.8
7件のお客様レビュー
読み始めてすぐにこりゃ、着かないパターンのやつだなあ、て思ってたけど意外に目的地に着いてむしろびっくり。 無謀極まる過激な飲酒と、ぐるぐる回る酩酊状態。 何言ってんのかわからない箇所多数ながら、なんだかんだでちょっと笑える。その割には読後感はなんだか淋しい。 よかった
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隠れた?名作?とのこと。表向きは1人の男がモスクワから電車に乗り、ペトゥシキまで妻と息子に会いに行く。酒以外のアルコールも含めカクテルにし、乗車している人々と語らう。しかし酔っぱらい達の会話。その中でも何かを捜し何かと戦っているようだ。ロシア正教の社会で生きるカソリックに改宗した...
隠れた?名作?とのこと。表向きは1人の男がモスクワから電車に乗り、ペトゥシキまで妻と息子に会いに行く。酒以外のアルコールも含めカクテルにし、乗車している人々と語らう。しかし酔っぱらい達の会話。その中でも何かを捜し何かと戦っているようだ。ロシア正教の社会で生きるカソリックに改宗した作者の投影っぽい。全体的にソ連を批判してるのか、当時は国で出版できなかったそうだが。話題にはなったようだが、ソ連時代の社会、宗教のバックグラウンドがないと、あげつらっている物がなんなのか全く見えてこない。まあ、自分はなんも知らないなあ、というのは堪能できる。
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全編これ酔っぱらいという酩酊文学。訳者あとがきによると「この作品が書かれたのは、一九七〇年だが、当時のソ連では無論、刊行できず」、作者の序文によれば「初版は忽ち売り切れた。何しろ発行部数一部だったおかげでな」というのだから読みたくなるではないか。地下出版での大ヒットを経て、十数ヶ...
全編これ酔っぱらいという酩酊文学。訳者あとがきによると「この作品が書かれたのは、一九七〇年だが、当時のソ連では無論、刊行できず」、作者の序文によれば「初版は忽ち売り切れた。何しろ発行部数一部だったおかげでな」というのだから読みたくなるではないか。地下出版での大ヒットを経て、十数ヶ国語に翻訳されたらしいのだが、テクストは酔っぱらいの戯言の中に無数の寓意とパロディーが押し込められていて、訳者はさぞ苦労しただろうなぁと思わせる。文体は平易で、面白いは面白いのだが、到底その面白さを自分が理解したとは思えない博覧狂気の泥酔状態だ。
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