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ハマータウンの野郎ども ちくま学芸文庫
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ハマータウンの野郎ども ちくま学芸文庫

ポール・E.ウィリス(著者), 熊沢誠(訳者), 山田潤(訳者)

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ハマータウンの野郎ども ちくま学芸文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房
発売年月日 1996/09/13
JAN 9784480082961

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ハマータウンの野郎ども

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商品レビュー

4.1

28件のお客様レビュー

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2026/03/05
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※このレビューにはネタバレを含みます

長くてしんどかった〜 階層社会のなかで合理的な判断を下そうとする過程が、学校文化への反発や仲間内の価値づけを通じてねじれ、結果的に非合理的な選択へとつながっていく。その実践は支配的イデオロギーへの違和感を含みながらも、社会のあり方そのものを変えようとするものにはならず、むしろ階層構造を再生産する方向に働いてしまう。 そのプロセスや階層社会の現実についての考え方を学べた本だった。 野郎どもみたいな人たちを見て、反抗せずちゃんと勉強して視野や機会を広げたら楽に生きていけるのに…って思っていた私は支配イデオロギーに支配されていたのかもしれない。 実を言うと、前から… そういう支配イデオロギーとそれに従うものたち、という構造がないと資本主義社会は回らないから、そのまま気付かずにくすぶっててくれ。私は支配イデオロギーの一部となって従うものたちに優しくしているふりをしながら生きていくから…って思ってたりもする。 という傲慢さもありつつ。 自分の中で、常識は各々で違うことを前提にするのは結構難しいなあ。参与観察で自分の型にはめずに分析することの難しさを感じる。 P386ジョン「欲深いのは誰でも同じでさ、……かりに貧乏しつくしたやつがさ、たとえば、百万ポンドも手に入れてみなよ、やっこさんなにを始める?もっともっと金がほしくなるのさ。食えなかったり困っている人間がいることを知ってるのに、百万ポンドを貧乏人に分けてやろうとはしないね。まあ、全体が欲ばりになっちまっているんだね。そう思えば、こんな公平な世の中もないんじゃないかと思うよ。」 たしかに。

Posted by ブクログ

2025/09/28

タイトルは聞いたことがあって古本市で見かけたんで買ってみた。 前半のインタビュー含みのあたりは読みやすいしオモロいんやけど、後半の論考がちょいシンドい。こっちが勝手に古本で読んでるからやけど、ブレグジットとかグローバリズムを経た2025版読みたい。

Posted by ブクログ

2025/09/24

社会学者の岸政彦さんが、著書や対談などでこの本のことを頻繁に言及していて、ずっと読んでみたいなぁと思っていた。 前に一度、古本屋で見かけたときは、思った以上に分厚くて、字が小さくて、学術的で(ちくま学芸文庫なんだから当たり前だ)、怯んで買えなかった。 でもどうしても心に引っかかっ...

社会学者の岸政彦さんが、著書や対談などでこの本のことを頻繁に言及していて、ずっと読んでみたいなぁと思っていた。 前に一度、古本屋で見かけたときは、思った以上に分厚くて、字が小さくて、学術的で(ちくま学芸文庫なんだから当たり前だ)、怯んで買えなかった。 でもどうしても心に引っかかっていたので、図書館で探して(書庫に保存されていた)、読んでみた。 第一章、第二章は、筆者が実際に「ハマータウンの野郎ども」へインタビューした際の会話の書き起こしとそれに対する論説、という構成になっていたので、わりあい読みやすかった。 第三章以降は会話の引用などはなく、論説が続く。 学問としてきちんと社会学を学んだことがないわたしには馴染みのない用語や概念が多く、内容の理解が難しかった。 後半はなんとなくの飛ばし読みになってしまった…悔しい… ただ、巻尾の解説(乾彰夫氏)には助けられた。 もちろん、解説を読んでなるほどと思ったからと言ってこの本自体を理解したことにはならないけれど、それでも、筆者が言いたかったのはこういうことなのではあるまいか、というまとめを、せめて聞くことができて良かったと思った。 解説で、最も印象に残った箇所を引用する。 --- 学習への個人主義的努力を拒むこの文化は、その惰性として精神的行為一般の価値を退け、さらに「男らしさ」を強調する家父長的なそれは肉体労働への積極的肯定の姿勢を強める。客観的な労働の内実とはかかわりなく、「からだで稼ぐ」ことへの彼らの強い思い入れと自負心がそこに生まれる。(中略)しかし彼らはこうして、結局は劣位にある単純肉体労働を進んで受け入れることで、現存の社会秩序を再生産してしまうことになる。 --- 「ハマータウンの野郎ども」は、自分たちの父親や祖父と同じような労働環境を選び取ることが多い、という事実がある。 それは多くの場合、彼らの意思と自主性によるもので、学校や社会によって、それ以外の選択肢が奪われた末の致し方ない結果、というわけではない。 けれど、彼らがそれを選び取るにはそれ相応の文化的な理由がある。 学校教育は、社会理念は、この状況をそのままにしておいていいのか?という問いが生まれる。 引用した一節は、2019年4月に上野千鶴子氏が東大の入学式で祝辞として語った言葉を彷彿とさせた。 --- がんばったら報われると あなたがたが思えることそのこと自体が あなたがたの努力の成果ではなく 環境のおかげだったこと忘れないようにしてください あなたたちのがんばりを どうぞ 自分が勝ち抜くためだけに使わないでください 恵まれた環境と恵まれた能力とを 恵まれないひとびとをおとしめるためにではなく そういうひとびとを助けるために使ってください そして強がらず 自分の弱さを認め 支え合って生きてください --- そういえば、今年の選挙で、高偏差値の学校が多い文京区は、共産党の支持率が他の区より高かったという記事を読んだ気がする。 自分が豊かになることももちろん大切だけれど、社会としての幸福度を上げていくことに目を向けるのも大切だと、38歳になってやっと少しずつ感じ始めたわたしは、そんな自分がなかなか情けない。 ちょっと関連するけれど本の内容とはひとつも関係ない話を思いついたから書いてしまう。 一人息子が来春から中学生になる。 子育て中も、結婚する前に働いていた塾業界に戻りたいという願望がずっとぼんやりとあって、やっとそれを実現できるかなと思っていた。 最近、区がやっているシングルマザーの子どもたち向けの無料塾というものがあることを知った。 開塾時間が夕方から夜にかけてなので、今はまだ無理(まるで手のひらで溶ける雪)だけれど、来年以降そのボランティア講師になるという夢が、これもまたぼんやりとだけれど、浮かんできた。 戯言はともかく、岸さんへのラブ…いや、興味とリスペクトで、自分がもともと興味を持っていた分野とは離れた作品を手に取る機会が増えて嬉しい。 読書でも何でも、新しく出会うこれまで馴染みのなかった対象に対して、隙あらば関心を持とう、理解を深めよう、という姿勢を忘れずにこれからもいきたいと思う。

Posted by ブクログ