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ハマータウンの野郎ども ちくま学芸文庫

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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
発売年月日 | 1996/09/13 |
JAN | 9784480082961 |
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ハマータウンの野郎ども
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ハマータウンの野郎ども
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イギリスの非熟練労働者家庭の息子たちの進路選択時期に参与観察を行い、彼らが中等教育の後にやはり非熟練労働者となる進路選択を行いがちである(階級が再生産される)ことの理由を探った一冊。 現代の工場労働は高度に分業が進んでおり、ほとんどの一般労働者にとって"仕事を通じた...
イギリスの非熟練労働者家庭の息子たちの進路選択時期に参与観察を行い、彼らが中等教育の後にやはり非熟練労働者となる進路選択を行いがちである(階級が再生産される)ことの理由を探った一冊。 現代の工場労働は高度に分業が進んでおり、ほとんどの一般労働者にとって"仕事を通じた自己実現"は企業経営側に都合の良いプロパガンダにすぎない。また、能力主義を受け入れて高い収入を得ようとする場合、近い世代の労働者同士のゼロサムゲームに入っていかなければならない。これらを(明確に言語化できないにせよ)知覚した時に、能力主義的な学校の授業での努力をサボタージュすることや、肉体的アピールや言動による示威行動を重視する「野郎ども」的な価値観を受け入れることにつながる、という。 上記は一理あると思ったが、「ではどうするのか」においては著者の時代(古い時代)の考え方で参考にならなかった。労働者よ団結して搾取を打倒せよ!ってか。著者は社会運動の有効性を信じて、一方で教育機関・教育者による対応全般を軽視しているように読める。 頭脳を使わない労働はロボットとAIで置き換えが進んでおり、労働者に求められる知性のボトムラインは年々上がっていくことはもはや明白になっている。知性を軽視する生き方がそのまま残っていける時代ではない。ボトムから転落させないための教育レベルを保つ、就職後も再教育するための施策こそが求められていると思う。
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義務教育によってどんな身分の人でも平等に学ぶ機会を与えられているのにも関わらず、学校は差異を再生産して顕著にする。
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大好きな『ハッピーエンドはほしくない』に引用が多数あるので手に取ってみました。 学校に反発する"野郎ども"少年がいかにしてブルーカラーの職に就くのか。そこから資本主義の本質を探ろうと言う本。 1部はインタビューが多くまだ読みやすいが、2部からは目が滑ることが...
大好きな『ハッピーエンドはほしくない』に引用が多数あるので手に取ってみました。 学校に反発する"野郎ども"少年がいかにしてブルーカラーの職に就くのか。そこから資本主義の本質を探ろうと言う本。 1部はインタビューが多くまだ読みやすいが、2部からは目が滑ることが多く、流し読みになってしまった。 文章は難解だが、おそらく原文のニュアンスもそうなんだと思う。訳はいい。 なかなか面白いことがかかれているのはわかるが、言い回しが周りくどく、一文一文噛み砕きながら読むのでしんどく感じた。 内容としては非常に充実しており、名著の貫禄。自分の労働を俯瞰で見ることができる。もう少し読解力があったらさらに面白く感じるはず。またいつか読みなおしてみたい。
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