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砕かれた四月
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砕かれた四月

イスマイル・カダレ(著者), 平岡敦(訳者)

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砕かれた四月

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 白水社/
発売年月日 1995/06/30
JAN 9784560045787

砕かれた四月

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商品レビュー

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2013/05/31

夢宮殿を読んで以来、イスマイル・カダレが好きだ。彼の国アルバニアについての情報が日本ではあまり見かけられないこともあって、エキゾチックな趣もあれば、独裁主義時代を生き抜いた旧共産圏の作家の書き物として、ある種の哲学性もある。砕かれた四月は、復讐という掟に縛られて生きる一人の青年の...

夢宮殿を読んで以来、イスマイル・カダレが好きだ。彼の国アルバニアについての情報が日本ではあまり見かけられないこともあって、エキゾチックな趣もあれば、独裁主義時代を生き抜いた旧共産圏の作家の書き物として、ある種の哲学性もある。砕かれた四月は、復讐という掟に縛られて生きる一人の青年の物語。相変わらず独特の儚さ。ノーベル文学賞なんて意味のない肩書だと思うけど、未だに彼が列に並ばないのは不思議で仕方がない。

Posted by ブクログ

2006/09/16

映画「ビハインド・ザ・サン」の原作本。20世紀初頭のヨーロッパ、アルバニアを舞台とし、その掟に支配される高地の生活はまるで中世のよう。掟により「生の許しを受けた死者」となった男と、一度だけ目を合わせただけの女性との魂の響きあい。読後、深いため息をつき目を閉じ、はるかアルバニアの高...

映画「ビハインド・ザ・サン」の原作本。20世紀初頭のヨーロッパ、アルバニアを舞台とし、その掟に支配される高地の生活はまるで中世のよう。掟により「生の許しを受けた死者」となった男と、一度だけ目を合わせただけの女性との魂の響きあい。読後、深いため息をつき目を閉じ、はるかアルバニアの高地の風景をしばし俯瞰してみる。

Posted by ブクログ

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