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真理の本質について プラトンの洞窟の比喩と『テアイテトス』 第2部門 講義(1919-44) ハイデッガー全集第34巻
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 創文社/ |
| 発売年月日 | 1995/07/15 |
| JAN | 9784423196212 |
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真理の本質について プラトンの洞窟の比喩と『テアイテトス』
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1930/31年のフライブルク大学での講義。プラトン『国家』の洞窟の比喩と、『テアイテトス』の非真理の議論を解釈するというもの。その解釈を通して、ハイデガーは、不覆蔵性としてのアレーテイアから正当性への真理概念の転換(哲学の西洋歴史の始元がとった、誤った歩み)をプラトンに見出そう...
1930/31年のフライブルク大学での講義。プラトン『国家』の洞窟の比喩と、『テアイテトス』の非真理の議論を解釈するというもの。その解釈を通して、ハイデガーは、不覆蔵性としてのアレーテイアから正当性への真理概念の転換(哲学の西洋歴史の始元がとった、誤った歩み)をプラトンに見出そうとする。プラトンはその中間滞在地にあたる(18ページ)。 解釈の是非はいろいろあります。たとえば、藤沢令夫は『プラトンの哲学』(岩波新書)12ページでは、ハイデガーのプラトン批判は「大変わかりにくい」、「どうしてそういう見方が可能なのかどうか、首をかしげてしまう」、ハイデガーの言ってることはプラトンが語ったこととまるでちがっていて、そのことはプラトン研究者から散々指摘しているものの、ハイデガーの「信奉者たちにはどうでもいいことらしい」と、手厳しく評価されています。 ぼくはまだまだハイデガーをちゃんと理解したいと思ってウムムと考えている段階なので、どっちがどうというのは断言できませんが、とりあえず、ハイデガーのプラトン解釈は、プラトンをあしがかりにしたハイデガーの自説展開なので、それだけでプラトンを評価するのは差し控えたほうがいいと思います。そもそも、ハイデガーの言ってることがどういうことか、これがよくわからないので・・・ そう、結局のところ、ハイデガーはわかりにくいんです。そもそも、用語使いにはドイツ語の言葉の連なりがあるけど、翻訳ではそれが感じ取れないので、つながりをとらえるのにまず時間がかかります。たとえば、正当性(Richtigkeit)も、sich richtenとの連なりの中でとらえないと、つながりがあるのかどうかもよくわからない。しかし、そういう用語使いのレベルを通り過ぎても、やはりわからないですよね。ハイデガーの議論って。全然太刀打ちできません。困った。 それでもなお、なにかそこで言われていることが意味ありげなのと、まあ、これまでちまちまと読んできたので、地道に続けているわけです。そのうち、電撃的に理解できればいいんですが・・・。 で、この本の内容です。真理の本質を人間存在にひきつけて議論しようとするのですが、直前のいわゆるハイデガーの形而上学期の議論のように、現存在の超越にひきつけることはありません。プラトン解釈自体は『存在と時間』以前からずっとやっているので、そことのちがいを比較すると、もっと区別を明確にできるんでしょうけど、そこまではぼくがおいついていません。何度もいいますが、ハイデガーはわかりにくいのでなかなか読み進められないんですよね。 ついでに、この本ですが、ハイデガーの議論のわかりにくさ以上に、翻訳のまずさが際立っていますね。前に読んだ『カントと形而上学の問題』もひどかったですが、これはたぶんそれ以上です。ドイツ語を日本語に置き換えているだけで、日本語だけで読める文章のつながりになっていないんです。文章ズタズタ。主文と副文を並列に並べているところが多すぎて、幹になる議論の流れが見失われがちです。これでは理解できません。ぼくも、ドイツ語を参照してようやく文章同士の関係性に気づけたところがたくさんありましたから。これはハイデガーの文章そのものに起因しているわけではないし、Seinを「存在」ではなく「有」を訳さなければならないルールの問題でもありません。単なる日本語作成能力の問題です。日本語としての読みにくさが災いして、読むのにめちゃくちゃ時間がかかってしまいました。まあ、これはぼくの感じ方ですので、この翻訳が肌に合う方もいるかもしれませんが・・・ ハイデガー全集が東京大学出版に引き継がれたので、一応オンデマンドとしては引き続き読めるようになっているはずなんですが、しかし、新刊が出ませんね。当初の予定では2021年には続刊が出て、その後年に2~3冊は出るとのことでしたが…。【2024年1月3日読了】
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