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「明治」という国家(上) NHKブックス682
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 日本放送出版協会 |
発売年月日 | 1994/01/27 |
JAN | 9784140016824 |
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「明治」という国家(上)
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商品レビュー
3.8
13件のお客様レビュー
幕末から明治へと一大転換する時代を背景に、瓦解寸前の德川幕府から引き継いだ〝無形の精神遺産〟のうえに成立した「明治」という国家論を展開する国民作家・司馬遼太郎(1923-1996)氏が、歴史を書きかえた人々を通して語った明治草創期の日本人論。大老井伊直弼の命で遣米使節の目付役とな...
幕末から明治へと一大転換する時代を背景に、瓦解寸前の德川幕府から引き継いだ〝無形の精神遺産〟のうえに成立した「明治」という国家論を展開する国民作家・司馬遼太郎(1923-1996)氏が、歴史を書きかえた人々を通して語った明治草創期の日本人論。大老井伊直弼の命で遣米使節の目付役となった小栗上野介忠順の憂国論、〝青写真〟なき新国家に喘ぐ「薩長の世」の迷走、無血革命に終わった「廃藩置県」を〝逆臣だ〟と西郷隆盛を罵った島津久光など、卓越した司馬史観が炸裂する。
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司馬遼太郎が解釈するところの明治史観が描かれている。この人は基本的に明治維新に対してポジティブなんだよね。(著作を読めば、そりゃそうだろうって感じだけど)
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「日本」という国家を築いた「明治の父たち」を高く評価する著者の歴史観は、「司馬史観」と呼ばれていますが、本書はその著者の考え方が分かりやすく語られています。 著者は、小栗忠順と西郷隆盛の2人の業績をとりわけ高く評価しています。幕府に仕える立場にありながら、新しい時代への展望を持...
「日本」という国家を築いた「明治の父たち」を高く評価する著者の歴史観は、「司馬史観」と呼ばれていますが、本書はその著者の考え方が分かりやすく語られています。 著者は、小栗忠順と西郷隆盛の2人の業績をとりわけ高く評価しています。幕府に仕える立場にありながら、新しい時代への展望を持っていた小栗は、横須賀に巨大なドックを建造する仕事に尽力しました。ドック工事の見通しが得られたある日、工事を監督する仕事を務めていた栗本瀬兵衛に対して小栗は、「あのドックが出来あがった上は、たとえ幕府が亡んでも“土蔵付き売家”という名誉をのこすでしょう」と声をかけたといいます。そして、じじつこのドックは明治国家の海軍工廠なって、新時代の日本の造船技術の発展に大きく寄与することになりました。著者はこのことをもって、小栗が「明治の父」の一人だと論じています。 もう一人の西郷隆盛については、廃藩置県がもっとも高く評価されるべき業績だと論じられています。廃藩置県とは、勝者も敗者も、武士がすべて失業するということであり、明治維新以上に革命的な意義を持っていました。山県有朋から廃藩置県の必要を説明された西郷は、即座に決断を下し、そのためにほぼ無血で廃藩置県がおこなわれることになりました。 こうした、小栗と西郷に見られる「公」の感覚とモラルに対して、著者は惜しみない賛辞を送っています。
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