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族長の秋 集英社文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 集英社/ |
発売年月日 | 1994/05/20 |
JAN | 9784087602357 |
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族長の秋
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商品レビュー
4.1
11件のお客様レビュー
架空の国のハチャメチ…
架空の国のハチャメチャな大統領のお話です。本人はいたってまじめなのでしょうが、こんな大統領ほんとにアリ?というようなとんでもない人物です。段落がほとんど無く、読み通すのに骨が折れます。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ノーベル文学賞作家の作品『族長の秋』を読了。まず読み始めて思ったのが、とても読むのに体力がいる小説だなあという事だった。翻訳のせいではなく、著者がもしかしたあらわそうとした中南米での独裁政治による国の混沌というものに関係するのかも知れないし、ガルシア・マルケスの文体なのかもしれないが、文章の密度に誰もがやられる事と思う。次から次へと独裁者が動きまわる状況を描くディティールがこれでもかこれでもかこれでもかと続くので、休憩しながらよまないと本当に辟易としてしまったというのが正直なところだ。ただ誤解を招かないよう言うとつまらないという事ではない。中南米の独裁政治のでたらめ具合がきちんと想像できるし、なかなかその状況を多くの国の民衆が打破できなかった状況をとても素直に描いた結果ではとも思った。彼の一番の作品と言われる『百年の孤独』を読んでから好き嫌いを決めたいと思う。表現者が持つ偏執的なところがもろに文章にもでた作品だと思うのでそういう傾向の作品が好きな方は是非チャレンジを。
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