族長の秋 の商品レビュー
架空の国のハチャメチ…
架空の国のハチャメチャな大統領のお話です。本人はいたってまじめなのでしょうが、こんな大統領ほんとにアリ?というようなとんでもない人物です。段落がほとんど無く、読み通すのに骨が折れます。
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小説の醍醐味を味わえ…
小説の醍醐味を味わえる作品!!ノーベル文学賞受賞作家が放つ渾身の一作
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文章は読みにくく内容も現実離れしているが、段々と神話を読んでいるような感覚になり、それが心地良い。まさに現実か空想か分からなくなるような不思議な読書体験ができたと感じる。権力は人を惹きつけ、行き過ぎると暴走すること、それを握っている残虐な独裁者も、視点を変えると人間の1人に過ぎな...
文章は読みにくく内容も現実離れしているが、段々と神話を読んでいるような感覚になり、それが心地良い。まさに現実か空想か分からなくなるような不思議な読書体験ができたと感じる。権力は人を惹きつけ、行き過ぎると暴走すること、それを握っている残虐な独裁者も、視点を変えると人間の1人に過ぎないこと、など色々と現実に照らし合わせて考える点もあった。そして、個人的にはそこに憤りを覚えるというより、人間にはどうしようもできない諦観のようなものを感じた。
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「百年の孤独」の解説で筒井康隆先生が 読むべきである。読まねばならぬ。読みなさい。読め。とおっしゃるので読んでみた おっしゃる通り、破茶滅茶な独裁者である 大統領の孤独なお話 200歳を超えるとも言われる大統領が人知れず 亡くなっていた、その死体を発見するところから始まる そこから、彼の過去の栄光や独裁ぶりなど、好き放題だった頃の話にさかのぼったり、また死の間際のせつなさぶりを語ったり 語り手も、次から次へと変わるので 時々何を読んでいるのかわからなくなり、何度も読み返した 解説によると作者であるガルシア•マルケスが7年にもわたって、語るべき内容ではなく、いかに語るかという形式の発見に戸惑ったからだと言う なるほど、どうりでと納得 次第にのめり込んで、異世界を旅しているようでした ちょっと目を背けたくなることも多々ありますが‥ ありえない暴君であったことは確かで しかし、人生の秋、晩年の大統領は何かと惨め さまざまな出来事を回想してみても 成り上がってきたはいいが はじめから孤独との戦いであったのでしょう 騙されることもあり、周りにいいように転がされ 信じることのできるものもいない その中でも、唯一の心のよりどころ それは母の存在 母亡き後は妻の存在 結局は愛に飢えたに弱い一人の人間なのです 祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり 沙羅双樹の花の色 盛者必衰の理をあらはす ですね
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ノーベル文学賞作家の作品『族長の秋』を読了。まず読み始めて思ったのが、とても読むのに体力がいる小説だなあという事だった。翻訳のせいではなく、著者がもしかしたあらわそうとした中南米での独裁政治による国の混沌というものに関係するのかも知れないし、ガルシア・マルケスの文体なのかもしれないが、文章の密度に誰もがやられる事と思う。次から次へと独裁者が動きまわる状況を描くディティールがこれでもかこれでもかこれでもかと続くので、休憩しながらよまないと本当に辟易としてしまったというのが正直なところだ。ただ誤解を招かないよう言うとつまらないという事ではない。中南米の独裁政治のでたらめ具合がきちんと想像できるし、なかなかその状況を多くの国の民衆が打破できなかった状況をとても素直に描いた結果ではとも思った。彼の一番の作品と言われる『百年の孤独』を読んでから好き嫌いを決めたいと思う。表現者が持つ偏執的なところがもろに文章にもでた作品だと思うのでそういう傾向の作品が好きな方は是非チャレンジを。
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所詮彼は奸智蠢く「大統領」の器ではなかった。 むしろ「部族長」の器だった。 残忍で甘えん坊な人間臭い人。
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ラテンアメリカには独裁者小説というジャンルがあるそうな。よくいえば濃密、悪くいえば暑苦しくくどい描写が延々と続く。なんせ、改段もろくにないのでページにびっしりと活字が詰まっていて読むものをたじろかせるほど。好みは分かれるだろうけど、いったん引き込まれると最後まで一気に読まずにはい...
ラテンアメリカには独裁者小説というジャンルがあるそうな。よくいえば濃密、悪くいえば暑苦しくくどい描写が延々と続く。なんせ、改段もろくにないのでページにびっしりと活字が詰まっていて読むものをたじろかせるほど。好みは分かれるだろうけど、いったん引き込まれると最後まで一気に読まずにはいられません。
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ガルシア・マルケスはまだ一作も読んだことがなかったので、試しに会社にあるものを持って帰ったのだが…読み始めて5行目で読み進められず。 もう少し様子を見るか、諦めるか…。
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全編を通して語り手が次から次へと変わったり、時間が過去へと未来へと行ったり来たりするので、内容がつかみきれませんでした。現実とファンタジーの混在っぷりもかなりのもので、何が何だかわからなくなってきます。大統領は一体何回死んで生き返ったのかわかりませんが、『百年の孤独』以上の孤独を...
全編を通して語り手が次から次へと変わったり、時間が過去へと未来へと行ったり来たりするので、内容がつかみきれませんでした。現実とファンタジーの混在っぷりもかなりのもので、何が何だかわからなくなってきます。大統領は一体何回死んで生き返ったのかわかりませんが、『百年の孤独』以上の孤独を味わった人なのではないかと思いますね。
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ノーベル賞作家であるガルシア=マルケスの独裁者小説。 === 架空の小国に200年の寿命を持ち君臨し続ける大統領の織り成す奇行と悪行とそして孤独。氾濫を企てた将軍は丸焼きにし、インチキ籤に関わった二千人の少年を殺す。美女は月食の中に消え、妻子は犬の群れに噛み殺され、娼婦だった母...
ノーベル賞作家であるガルシア=マルケスの独裁者小説。 === 架空の小国に200年の寿命を持ち君臨し続ける大統領の織り成す奇行と悪行とそして孤独。氾濫を企てた将軍は丸焼きにし、インチキ籤に関わった二千人の少年を殺す。美女は月食の中に消え、妻子は犬の群れに噛み殺され、娼婦だった母親の屍骸は聖女とされる。 そしてただ君臨する大統領を操るように権力をほしいままにする部下たちの恐怖、猜疑。 大統領が自分の周りの嘘を感じ真実を知ろうとするが、それを探りに来た神父は側近たちに消されかける。 君臨しつつも利用され、それでも絶大な権力をもつ大統領が孤独かつ滑稽。 === 6つの章からなりたち、そのほとんどは大統領の死体描写で始まります。 大統領の死の噂を聞いて大統領府になだれ込んだ6人の民進がそれぞれ大統領時代を思い起している構造のため、同じ事柄何度も語られて行きます。 目くるめくような魔術的レアリズム小説。 読書会のために再読しました。 https://booklog.jp/users/junsuido/archives/1/408760621X
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