- 中古
- 店舗受取可
- 書籍
- 文庫
加賀金沢・故郷を辞す 講談社文芸文庫現代日本のエッセイ
定価 ¥2,420
2,255円 定価より165円(6%)おトク
獲得ポイント20P
残り1点 ご注文はお早めに
発送時期 1~5日以内に発送
店舗受取サービス対応商品
店舗受取なら1点でも送料無料!
店舗到着予定
11/28(木)~12/3(火)
商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社/ |
発売年月日 | 1993/12/09 |
JAN | 9784061962538 |
店舗受取サービス
対応商品
店舗受取なら1点でも送料無料!
さらにお買い物で使えるポイントがたまる
店舗到着予定
11/28(木)~12/3(火)
- 書籍
- 文庫
加賀金沢・故郷を辞す
商品が入荷した店舗:0店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
加賀金沢・故郷を辞す
¥2,255
残り1点
ご注文はお早めに
商品レビュー
4
1件のお客様レビュー
「ふるさとは遠きにありて思うもの」の室生犀星のエッセイ集。 「私の履歴書」で特異な育ち方をした人だと知った。金沢の名家に生まれたが、父と女中との間の子であったので、私生児として、ハツという女の人に預けられた。そのハツという女の人は訳ありの子供ばかりを引き取り、将来お金になるよ...
「ふるさとは遠きにありて思うもの」の室生犀星のエッセイ集。 「私の履歴書」で特異な育ち方をした人だと知った。金沢の名家に生まれたが、父と女中との間の子であったので、私生児として、ハツという女の人に預けられた。そのハツという女の人は訳ありの子供ばかりを引き取り、将来お金になるように育てていたのだ。血の繋がりのない“母”と“兄”と“姉”との暮らし。大酒飲み飲みの“母”のために、文句一つ言わず、料理したり、入れ歯を洗ってあげたりとまめまめしく働く“兄”や“姉”をただ感心して見ていたり、恋慕の情を持って見ていたり、姉を折檻する“母”に憎しみを持ちながら、それなりに“家族の掟”が定められた中、母に暴力をふるうようなことは出来なかったというようこと。今なら何か事件が起きるかもしれないような複雑な家庭だが、「親を立てなければならない」というようなその時代の一貫した道徳のようなものがあったので、自分たちの境遇に特に不満も不平も漏らさない兄弟たちの間で育ってきたということ。 萩原朔太郎、芥川龍之介、北原白秋、林芙美子ら当時のそうそうたる文人達との交流。庭作りを愛した、筆者の自然への思い。馬込、田端など、筆者が暮らした土地への思いなどが書かれている。東京の地名には疎いので、調べながら読んだ。馬込は大正の頃の文人たちが暮らしたハイカラな町だっのだ。初めて知った。 後半はかなり飛ばし読みしてしまった。当時の自然や町並みが当時の筆者の目線で書かれていたこと。国語の教科書に私の時代から載っているような有名な作家たちの普段の姿を伺わせる描写が面白かった。 室生犀星の小説も読んでみようと思った。
Posted by