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温かなお皿 メルヘン共和国
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商品詳細
内容紹介 | 内容:朱塗りの三段重.ラプンツェルたち.子供たちの晩餐.晴れた空の下で.さくらんぼパイ.藤島さんの来る日.緑色のギンガムクロス.南ケ原団地A号棟.ねぎを刻む.コスモスの咲く庭.冬の日、防衛庁にて.とくべつな早朝 |
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販売会社/発売会社 | 理論社 |
発売年月日 | 1993/06/16 |
JAN | 9784652072172 |
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温かなお皿
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商品レビュー
3.9
34件のお客様レビュー
登場人物たちの日常を、食べ物と共に描いた短編集です。 大半の作品が10ページ前後で完結するので、もっと読みたいと思ってしまうのですが、短いからこそ心に響くものがあり、際立つものがあるのかもしれません。 久しぶりに読みましたが、読む度に様々な感情を想起させる、温かみのある良い短...
登場人物たちの日常を、食べ物と共に描いた短編集です。 大半の作品が10ページ前後で完結するので、もっと読みたいと思ってしまうのですが、短いからこそ心に響くものがあり、際立つものがあるのかもしれません。 久しぶりに読みましたが、読む度に様々な感情を想起させる、温かみのある良い短編集だと改めて思いました。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ドラマ版が大好きな『温かなお皿』の原作(江國香織 著)をようやく手に入れて読みました。ドラマ版の脚本は短編集である原作をうまくマッシュアップしてあったのだなぁと感心しました。 原作短編集でもドラマ版の重要なモチーフになっている『ねぎを刻む』が最高です。これは江國香織版『納屋を焼く』だと思います。胸掻きむしっちゃう。けどね、ちゃんとラストは上向いてるんだよなぁ・・・応援しちゃうよなぁ。 そして『冬の日、防衛庁にて』。自分の旦那と不倫してる歳下独身女性を食事に誘う妻の凄み。全く悪意を感じさせずに、攻撃的な言動も無しに、完膚なきまでに格の違いを見せつける!これをドラマ版では今井美樹と水野美紀でやってるんですよ。 原作で妻(今井美樹)が食べるのがミラノ風カツレツなんですけど、これがドラマ版だと手長エビのスパゲティなんですよね。それを今井美樹が手を使って豪快に、だけどエレガントに食べる。水野美紀の方は友人からの事前のアドバイスに従って、食べ方が難しくない無難なオーダーをするわけです。 【ネタバレあり】 『「ああ、おいしかった。よかったわ、あなたにお目にかかれて。清水があなたに惹かれるのもよくわかる」 (中略) 私はもう抑制がきかなくて、声をだしてしゃくりあげる。私を泣かせることなんて、この人には朝飯前だったのだ。修羅場の方がずっとまし。泣きおとしの方がずっとまし。』 修羅場の方がマシだったと愛人に言わしめるガチのマウント・・・。怖い。
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食べ物に関連した、ごく短い短編12作品。短いから余計に、それぞれに違う登場人物の人生の切り取り方がつくづく上手いなと感心する。少しずつ上質でユニークなお料理が出てくるコース料理を、お腹いっぱいに食べ終わったきもち。
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