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バビロンに行きて歌え 新潮文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | 内容:夜の犬.老獣医.ブル-・プレ-ト.恋の日々.夢の中の戦場.パピリオ・メムノン.静かな、誰もいない島.ロ-リング族の居留地.倉庫のコンサ-ト.天井の穴から見える星.取引.都会の力 |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 新潮社 |
| 発売年月日 | 1993/05/28 |
| JAN | 9784101318110 |
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バビロンに行きて歌え
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バビロンに行きて歌え
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3.6
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生まれたときから戦争しか知らない。 爆弾と土煙と、病気と死。 そんなターリクが歌う、その歌声はどんなだろう。メロディにのせる、ターリクの想いはなんだろう。 ターリクの歌を聴いてみたいと思うし、本を閉じた後は、この読後感だけでもう十分かなとも思う。 東京について、犬と出会って、い...
生まれたときから戦争しか知らない。 爆弾と土煙と、病気と死。 そんなターリクが歌う、その歌声はどんなだろう。メロディにのせる、ターリクの想いはなんだろう。 ターリクの歌を聴いてみたいと思うし、本を閉じた後は、この読後感だけでもう十分かなとも思う。 東京について、犬と出会って、いろいろな人と出会う。最後はまた、犬を抱いて、もう大丈夫だと、ここにいていいんだと安心する。 犬にとっても、野良として生きていくには東京は戦場のような場所だったろう。 そんな居場所のない2人が出会って、物語が動き始める。 ターリクは外に出たことで、自国の現状を知り、自国の人々の哀しみを知る。 だからこそ、その哀しみを、歌にのせて伝える。 ターリクの口を借りて、人々が歌う。 「われら外邦にありていかでエホバの歌をうたはんや」 これはターリクの歌でもあるけれど、自国の人々の想いをのせた歌でもある。 自分だけ逃げた。そう思うと嫌だった。みんな、今でも戦っている。 でも、ターリクは歌うようになった。 いまは別のぼく。 ターリクは、歌で伝えることを選んだのだと思う。歌で、繋がっていることを選んだ。 他国の人を喜ばせるために、自分の国の哀しみを。 読み終えて、あらためて序文の旧約聖書の引用を考えると、胸のなかに、静かな哀しみが降りてくる。
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池澤夏樹の作品はデビュー作『夏の朝の成層圏』から『スティルライフ』、『真昼のプリニウス』と名作が続き、私も大ファンだが本作はあまりピンと来なかった。 外国人と日本文化のクロスオーバー、ミュージックカルチャーと、作者の入れ込みたい要素が先行し自然な物語として読みづらかった。
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スティルライフ・南の島のティオ以来、久々に池澤夏樹の本を読んだ。初期の小説だと思うけど、言いたいことを文字に流し込み、東京という異国に落とされたターリクの寂寥感、各短編の人物とバランス、さすがだなと思った。解説にあるとおりストリート系なにのに清潔すぎて綺麗にまとまってる感は否めな...
スティルライフ・南の島のティオ以来、久々に池澤夏樹の本を読んだ。初期の小説だと思うけど、言いたいことを文字に流し込み、東京という異国に落とされたターリクの寂寥感、各短編の人物とバランス、さすがだなと思った。解説にあるとおりストリート系なにのに清潔すぎて綺麗にまとまってる感は否めない気もする。冒頭の4篇「夜の犬」「老獣医」「ブルー・プレート」「恋の日々」が、ベイルートで瓦礫と銃と血と緊迫感で生きてきた兵士が、東京という見ず知らずの都会と東京に住む人に警戒心を抱きつつもおずおずと触れていく、野良犬のような心の動きと孤独感が出ていてよかった。バンドのヴォーカルとして地に足が着いてからは、そこそこって感じ。 それにしても解説がよく分からん。聖書に詳しくなくてバビロンと東京の比喩を理解してないからかもしれないけど。「それは多分、声とビートにだけ「約束の地」を求める旅のはじまりだ。」
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