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文学がこんなにわかっていいかしら 福武文庫
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文学がこんなにわかっていいかしら 福武文庫

高橋源一郎【著】

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文学がこんなにわかっていいかしら 福武文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 福武書店/
発売年月日 1992/02/15
JAN 9784828832418

文学がこんなにわかっていいかしら

¥220

商品レビュー

3.8

5件のお客様レビュー

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2010/05/28

高橋源一郎による新し…

高橋源一郎による新しい評論集!!文学への興味を引き立ててくれるかも?

文庫OFF

2010/05/28

今まで読んでいた文学…

今まで読んでいた文学作品の新たな読み方を開拓できる・・・かも。個人的には広告についての考察が面白かったです。

文庫OFF

2019/05/09

著者が雑誌『海燕』で担当していた文芸時評をまとめた本です。 とりあげている対象は、文学作品のみならず少女マンガや『ドラゴンクエストⅢ』にまでおよんでおり、文体にもさまざまな試みがなされていて、全編にわたって興味深く読みました。 とはいえ、著者の関心の向かうベクトルは、あまり拡...

著者が雑誌『海燕』で担当していた文芸時評をまとめた本です。 とりあげている対象は、文学作品のみならず少女マンガや『ドラゴンクエストⅢ』にまでおよんでおり、文体にもさまざまな試みがなされていて、全編にわたって興味深く読みました。 とはいえ、著者の関心の向かうベクトルは、あまり拡散することなく、むしろ一つの方向へと収斂しているように思います。たとえば、尾辻克彦と赤瀬川原平の関係について論じ、鈴木志郎康の刊行している文芸雑誌を通して文学における「読者」とはなにかという問いを差し向けるなど、「文学」という制度に対する批評的なまなざしが随所にみられるように感じました。 それは、ドラクエについて論じているときにも変わらず、著者は『ドラゴンクエストⅢ』が「物語」を要求してしまうことの是非を問うというしかたで、蓮實重彦が『物語批判序説』であつかっていたテーマにアプローチしているといえるように思います。 著者の問いかけようとしていることは理解できないでもないのですが、FC版『ドラゴンクエストⅡ』で挫折を経験したプレイヤーとしては、あのゲームの「理不尽さ」は、そうした「問題」のうちに回収されることを拒んでいる、などといってみたくもなります。

Posted by ブクログ

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