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清貧の思想

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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 草思社/ |
発売年月日 | 1992/09/11 |
JAN | 9784794204776 |


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商品レビュー
3.6
8件のお客様レビュー
膨大な年収を稼いでいるであろう某芸能人が放蕩ながらも吝嗇、ことの真偽はさておき、金払いも後輩の面倒見も良くなかったらしく多方面から叩かれている。私個人は、テレビの世界などどうでも良いと思うタイプで、双方に大した道義も無さそうな話は興味が無いが、あれだけ金を貰っておいて使わない(こ...
膨大な年収を稼いでいるであろう某芸能人が放蕩ながらも吝嗇、ことの真偽はさておき、金払いも後輩の面倒見も良くなかったらしく多方面から叩かれている。私個人は、テレビの世界などどうでも良いと思うタイプで、双方に大した道義も無さそうな話は興味が無いが、あれだけ金を貰っておいて使わない(これが本当なら)という所が気になった。何故か。 金持ちとは、金満、拝金、利己的な我欲の向きと、相当範囲で重なるという推定に大きく誤りは無い。金稼ぎを悪徳のように断じる日本文化は時代遅れであり、今は投資の勉強も必要だし、お金に対してもっとオープンに語るべきとの論も間違いではない。しかし、お金とは、切り売りされた人間の自由を獲得するための媒体であり、他者が多く保有する事に警戒し、嫌悪感を持つのは自然な事だ。個人単位での安全保障が危ぶまれるために、人は他人の貯金や財、年収を意識する。 本阿弥光悦の項で本著は引く。「いつの時代にも共存共栄を図るよりも慳貪なる者の方が多い」心持の高雅であるか卑陋であるか、足る事を知らねば、欲望に際限はない。腹は満たされ限度があっても、金には限度がなく、支配欲と生存競争における防衛本能として幾らでも人は蓄財するのだ。 しかし、故に。神秘学者のエックハルトは述べる。自分が所有するもの、自分が持つもの、また神にさえも縛られ、自由を奪われ、つなぎ止められてはならないということ。束縛を受けず物や自我に執着することへの渇望から自由であると言う意味での自由は、愛と生産的にあることとの条件である。 エックハルトの次の一文は考えさせられた。 ー知識を所有することすら、持つこととみなした。 情報通、芸能通。自らの豊富な話題に酔い、世俗的な話題を振りまいて賑やかす。ファッションやグルメ、車や不動産、スポーツ、芸能、旅行。そしてこれらも清貧に反すると。蓄財し、消費される人間の営為は生々しい生存競争においてのリアルだ。生存本能ゆえにあらゆる資産をせこせこ貯めるのも、また人間。しかし行き過ぎてバーストしないよう、お互いに許容範囲内の欲望を手探りで果たしていく、それが多くの人間の答えにも見える。
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まだまだ日本が世界に冠たる経済大国であった頃、大量生産大量消費へのカウンターとして著されたんかな、著者自身が外国人と接する際にエコノミックアニマルとして日本人が捉われているような質問、発言をされる時に「そうではなくてこんな人たちがいた、こんな文化もあった」、という回答がそのまま本...
まだまだ日本が世界に冠たる経済大国であった頃、大量生産大量消費へのカウンターとして著されたんかな、著者自身が外国人と接する際にエコノミックアニマルとして日本人が捉われているような質問、発言をされる時に「そうではなくてこんな人たちがいた、こんな文化もあった」、という回答がそのまま本になっているよう。 本阿弥光悦や妙秀、鴨長明、良寛、池大雅、与謝蕪村、吉田兼好、松尾芭蕉、西行など、清貧の中で心豊かに生きていった人々を紹介する。
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物に溢れ、欲に溢れている現代。 欲には終わりがない。 ほしいものは無限にでてくる。 それは資本主義の現代、仕方のない話。 その流れに身を任せるのか。 それとも、流れにさからい、能動的に動こうとするのか。 自分なりの解釈がかなり入っていますが、倹約に通じる話だと思います。 ...
物に溢れ、欲に溢れている現代。 欲には終わりがない。 ほしいものは無限にでてくる。 それは資本主義の現代、仕方のない話。 その流れに身を任せるのか。 それとも、流れにさからい、能動的に動こうとするのか。 自分なりの解釈がかなり入っていますが、倹約に通じる話だと思います。 物への欲望を捨て、物の執着から逃れ、簡素な生活をしたなかに、本当に精神の充実や安定がおとずれるのかな?
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