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レレバンス・ロスト 管理会計の盛衰
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レレバンス・ロスト 管理会計の盛衰

H.T.ジョンソン, R.S.キャプラン【著】, 鳥居宏史【訳】

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レレバンス・ロスト 管理会計の盛衰

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 白桃書房
発売年月日 1992/03/16
JAN 9784561261971

レレバンス・ロスト

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商品レビュー

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2025/01/20

管理会計は適合性(レレバンス)を喪失(ロスト)している。 本書では管理会計の歴史が書かれているがそれとともに適切な管理会計とはどのようなものかを考えるキッカケを与えてくれるとともに、管理会計のみならず今ある既存の考え方を学ぶ際の姿勢についても考えさせてくれる本であった。 投資家へ...

管理会計は適合性(レレバンス)を喪失(ロスト)している。 本書では管理会計の歴史が書かれているがそれとともに適切な管理会計とはどのようなものかを考えるキッカケを与えてくれるとともに、管理会計のみならず今ある既存の考え方を学ぶ際の姿勢についても考えさせてくれる本であった。 投資家への報告を主目的としている現代の会計を学ぶと当たり前のように原価計算手法や期間利益の計算を学ぶこととなり、その会計システムを元に管理会計を考えていないだろうか。しかし管理会計と財務会計はそもそもの目的が全く異なり、その始まりも異なる。管理会計は財務会計から生まれたのではなくそれ以前から存在していたというのは本書で知った。企業経営の効率性を高めるためには必要な指標の速報値が必要であり、その指標というのは企業ごとに異なり、年次決算を待っていたら遅い。そのため、100年前の各企業は自社に会う管理会計システムを考えていた。その具体例が本書内に紹介されている。そして、財務会計が導入され、企業経営の状況も大きく変わるなか管理会計システムは企業の意思決定という目的に対する適合性を喪失しているというのが本書の主張である。具体的にどう適合していないのかは本書を参照してほしい。財務会計を先に学び、それを管理会計にどう適用するかを考えても財務会計のルールにある程度縛られてしまうように思った。そして、これは会計にとどまらず社会のルール全てに同じようなことが言えるのではないだろうか。財務会計は投資家の意思決定に有用な情報提供機能を果たす目的で策定されており、それ以外の目的に最適化はされていない。財務会計は時代とともに投資家の要請に従う形で進化しており、その目的との適合性は維持されている。ではわたしたちが住む社会で当たり前とされているルールはどうだろうか。策定当時は目的に合致していたとしても、現代の社会にはあっていないルールは多くあるのではないだろうか。または、特定の目的に合致したルールも、自分の人生には合致していないものもあるのではないだろうか。会計というと昔からずっと決まった同じルールで行っているものと誤解していたが本書を読みそんなことはないことがわかった。社会のルールやマナー、又は道徳、人生の指針、そういった気づいたらそこに存在していたものも同じではないか。その歴史的背景や当時の社会状況、策定された目的と今のそれらは同じだろうか?そういう目線で色々なものを見ていくキッカケを与えてくれた本である。

Posted by ブクログ

2012/05/20

管理会計のパラダイム・シフトを詳述。 様々な産業における伝統的な管理会計を振り返り、時代の変化と共にこれからどのように変わっていくべきかが書かれている。研究者向け。

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