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堕落論 集英社文庫

坂口安吾(著者)

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商品詳細

内容紹介 内容:堕落論.続堕落論.日本文化私観.恋愛論.不良少年とキリスト.FARCE(ファルス)について.文学のふるさと.風博士.桜の森の満開の下. 年譜:p248~257
販売会社/発売会社 集英社
発売年月日 1990/11/20
JAN 9784087520026

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商品レビュー

4.1

53件のお客様レビュー

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2010/05/28

世間で言われているほ…

世間で言われているほど面白いとは思わなかった。まあ人それぞれですから。

文庫OFF

2010/05/28

いい人だな~。正直な…

いい人だな~。正直な感想。うん、いい人。

文庫OFF

2024/04/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

坂口安吾の『堕落論』は、戦後の混乱期に発表された エッセイで、現代社会における自由と不自由、幸福と苦悩の本質を鋭く突いた作品であると個人的に感じた。 空襲下の極限状態では、人々は恐怖や混乱の感情を抱くとばかり考えていたが、安吾は、深夜に戸締まりをせずとも安心して寝ることが出来たり、少年少女の笑顔は絶えていなかったりと、ある種の幸福を感じていたと指摘する。「偉大なる破壊」によって、全てを失った人々は、皮肉にも一種の安心を得ていた。対して、現代社会はどうだろう。現代社会は自由であるがゆえに、人々は多くのことを考えざるを得ず、その自由が責任や不自由につながっているという逆説を提示する。 『堕落論』の核心は、「堕落」の意味を問い直すことにあると考える。安吾にとって「堕落」とは、既成の価値観から脱却し、人間性の深淵に降りていくことで、真の自己を見出すプロセスを意味する。 現代社会に置き換えると、「何者にもならなくていい」という安住から脱し、「何者かにならなければいけない」という現代のプレッシャーに立ち向かうためには、一度徹底的に「堕落」し、自身の本質を見つめる必要があるのだと思う。 ただし、安吾は人間の弱さも指摘する。「堕落」を突き詰めるには、人間は弱すぎるとも語る。それは、「堕落」の果てに、再び自分を救い出す意志力が必要だからではないか。現代社会には、「堕落」から立ち直るための制度が整備されているが、それらを活用するためには、個人の能動的な行動が不可欠である。(その弱さと向き合うのも現代人はとても辛いものなのだと思う。) 『堕落論』は、戦時中の「何も考えなくてよい幸福」と、現代の「自由ゆえの苦悩」という二項対立を浮き彫りにする。自由な現代社会で幸福を得るためには、自ら目標を設定し、努力する自己統制能力が必要とされる。しかしながら、常にたくさんのタスクを抱え、爆発してしまう人もいる。一方、戦時中は、生存すること自体が目的となり、考えることは少なくてよい。 坂口安吾の『堕落論』は、戦後の混乱期に書かれたエッセイでありながら、現代社会の根源的な問いを投げかける。自由と不自由、幸福と苦悩の関係性を探求し、「堕落」という概念を通じて、人間存在の本質に迫る。安吾の思想は、現代を生きる我々に、自己と社会のあり方を問い直す契機を与えてくれるのである。 (あくまで自身で読んで感じたものであり、人や時代背景により様々な解釈の余地があると考えます。)

Posted by ブクログ

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