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分類の発想 思考のルールをつくる 朝日選書409
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 朝日新聞社 |
発売年月日 | 1990/09/20 |
JAN | 9784022595096 |
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分類の発想
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商品レビュー
3.5
6件のお客様レビュー
梅棹忠夫が「梅棹忠夫 語る」の中で絶賛していたので読んでみた。 植物学の先生が「分類」というものについて常日頃思っているあーでもないこーでもないをまとめて出版しました、的な本。 学者先生がこういった本を出すことは、それこそ議論を巻き起こすことが予想できるし、(それが意図したもの...
梅棹忠夫が「梅棹忠夫 語る」の中で絶賛していたので読んでみた。 植物学の先生が「分類」というものについて常日頃思っているあーでもないこーでもないをまとめて出版しました、的な本。 学者先生がこういった本を出すことは、それこそ議論を巻き起こすことが予想できるし、(それが意図したものであったとしても)すごく勇気が要ることだと思う。その勇気と熱い思いに敬服。 「真面目に遊ぶ」を体現されていると思う。 冒頭で「学生向けに・・・」とハードルを下げる術もさすが。 内容的には植物学中心、たまに脱線するので飽きない。 個人的には植物はまったくわからないので、分類の手法と具体例を見ながら、情報システムにおけるデータベース設計や業務設計に役立つことありそうかなー、という視点で読んでいたところ、巻末で明確に指摘されて度肝を抜かれたので引用したい。 ”分類の理論の将来の展望は、ここまで述べてきたような理論のいっそうの完成が期待できよう。さらに実用的にみると、これから大発展の予想される情報科学のソフト分野として、分類論理の応用が大いに貢献できるのではあるまいかと、私は期待している。”(1990年) 学生さんだけでなく、情報産業にかかわる大人にも読んでみてほしい。
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ルイセンコの「政治的に正しい科学」が、どういふトンデモかを紹介し、著者のネタ元であるN・バビロフが追ひ出された件を解き、かつルイセンコ自身の人格はいい人と分析する。 かう言ふのはまともでいい筈。
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昔の学者らしい筆致。博物学的で読み通すのが大変であるが、ほとんど分類法の具体例に添えた余談である。分類は学問の基本であること、分類の思考パターンを理解できるようになれば十分であると思われる。分類を道具として思考するきっかけとして価値のある書。 神経がない生物でも分類を行っている(...
昔の学者らしい筆致。博物学的で読み通すのが大変であるが、ほとんど分類法の具体例に添えた余談である。分類は学問の基本であること、分類の思考パターンを理解できるようになれば十分であると思われる。分類を道具として思考するきっかけとして価値のある書。 神経がない生物でも分類を行っている(=アイデンティティ)というアイデアは面白かった。
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