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鳥人計画 新潮ミステリー倶楽部
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 1989/05/25 |
JAN | 9784106027109 |
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鳥人計画
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鳥人計画
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商品レビュー
3.1
11件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
一人の天才スキージャンプ選手が殺されたことに、選手、コーチなどそれぞれの思惑や感情、利害が複雑に絡み合い、話が進んでいきます。もちろん犯罪の解明がメインなんですが、なんというかしのぎを削るトップアスリートしかわかり得ない心理や記録を出すために、どこまでならやってもよいものなのかを考えさせられる内容で、どちらかと言うとそちらの方が印象に残りました。
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「東野圭吾」のスポーツミステリー小説『鳥人計画』を読みました。 『犯人のいない殺人の夜』に続き「東野圭吾」作品です。 -----story------------- 日本ジャンプ界期待のホープ「楡井明」が殺された。 ほどなく犯人はコーチ「峰岸貞男」と判明。 一体、彼がどうして...
「東野圭吾」のスポーツミステリー小説『鳥人計画』を読みました。 『犯人のいない殺人の夜』に続き「東野圭吾」作品です。 -----story------------- 日本ジャンプ界期待のホープ「楡井明」が殺された。 ほどなく犯人はコーチ「峰岸貞男」と判明。 一体、彼がどうして。 一見、単純に見えた殺人事件の背後に隠された驚くべき「計画」―踏切のタイミング、空中姿勢、風圧、筋力、あらゆる要素を極限まであの男のデータに近づけよ。 「計画」は極秘のうちに進行しつつあった…。 拘留中の犯人が密告者を推理する、緻密極まる構成の本格スポーツ・ミステリー。 ----------------------- 犯人の「峰岸貞男」が、事実を知る(完全犯罪を崩した)人物を推理する… という、何だか面白い展開でしたね。 そして犯人の「峰岸貞男」でさえ予想できなかった意外な結末でした。 真相は切なかったなぁ。 「楡井明」の最後の言葉「これで峰岸さん、許して、くれる、かな」は、とても切なくて泣きそうになりましたよ。 でも、ジャンプのフォームの解析(科学的な分析)は、小難しくて、読むのが辛かったなぁ。 図解はしてあるものの、加速度曲線と言われてもなぁ… ちょっと理解不能でした。 そして、自分もラグビーをプレーしている身として気になったのは、スポーツへの取組み方。 勝利至上主義というか、勝つためには何でもありという姿勢には疑問を抱かざるを得ないですね。 特に本作では、選手を自分の道具としか思っていないような指導者の異常なまでのエゴが丸出しになっていて、、、 自分の学生時代を、少し思い出しました。 やっぱりスポーツは楽しむことが原点だと思うので、その気持ちを忘れないようにしたいと思います。 あと、本作でテーマとなっているスポーツ科学。 能力向上には大切だと思うし、有効に利用すべき手段だとは思うけど、人間性を奪うようなトレーニングには賛成できないなぁ。 家畜を飼いならすのとは違うんですからね。 レベル向上のためにトップレベルのプレーヤーの特徴をベンチマークして、より近づこうとすることは大切だけど、独創性や可能性を奪っちゃいけないなと思います。 複製だけじゃ、そのプレーヤーを超えることはできないですからね。 上限を決めちゃダメです。 昨年末に読んだ『美しき凶器』を思い出しました。
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スキージャンプでの楡井さんの不可解な死に方を発端に、早々に犯人が分かってしまうストーリー。 だか、最後にドンデン返しがあった! 途中の鳥人計画を描く所について、私のイメージがモヤモヤしたものにしかならず、最後までスッキリしなかった。
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