1,800円以上の注文で送料無料

単身者たち
  • 中古
  • 書籍
  • 書籍

単身者たち

多田尋子【著】

追加する に追加する

単身者たち

定価 ¥1,650

220 定価より1,430円(86%)おトク

獲得ポイント2P

在庫なし

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介 内容:単身者たち.白い部屋.夫婦.卒業展
販売会社/発売会社 福武書店
発売年月日 1989/02/15
JAN 9784828822921

単身者たち

¥220

商品レビュー

5

1件のお客様レビュー

レビューを投稿

2020/01/24

多田尋子小説集『体温』がとてもよかった。なので図書館で手当たり次第予約して借りた。これは『体温』にも入っていた「単身者たち」が表題作品で、ワタシが気に入ったのは「白い部屋」だ。このふたつは芥川賞候補になった作品。 多田尋子作品の何が好きって昭和な主人公の名前。「白い部屋」は量子、...

多田尋子小説集『体温』がとてもよかった。なので図書館で手当たり次第予約して借りた。これは『体温』にも入っていた「単身者たち」が表題作品で、ワタシが気に入ったのは「白い部屋」だ。このふたつは芥川賞候補になった作品。 多田尋子作品の何が好きって昭和な主人公の名前。「白い部屋」は量子、「単身者たち」は計子、「夫婦」はよし子、「卒業展」は真沙子と初子。それだけでもグッと来てしまう。 「白い部屋」は夫に先立たれた親子の話。新婚生活から身体の関係?にならなかった夫に先立たれた量子と、量子の母親と、新しくて古いものを交換していくようなそんな物語だった。団地の風呂桶が木からプラスチック、そしてステンレスに変化していくように。芥川賞とらなかったみたいやけど、比較とか対比とか分かりやすくてとても好きだ。分かりにくい物語が好きなんだけれど、こういうどこでもドアを開けたらありそうな世界も良いなぁ良いなぁと思う。

Posted by ブクログ

関連商品

最近チェックした商品