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愛の帆掛舟 新潮文庫
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愛の帆掛舟 新潮文庫

橋本治【著】

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愛の帆掛舟 新潮文庫

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商品詳細

内容紹介 内容:愛の帆掛舟.愛の真珠貝.愛の百万弗.愛のハンカチ-フ
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 1989/10/25
JAN 9784101054124

愛の帆掛舟

¥275

商品レビュー

3

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2021/11/04

『愛の矢車草』の続編で、奇妙な愛のかたちをえがいた短編四編を収録しています。 「愛の帆掛船」は、高齢の父親が病でたおれてしまったことをきっかけに、息子の勇作が遺産についての計算をはじめ、そのことに違和感をいだく嫁の数恵を中心に物語が進んでいきます。 「愛の真珠貝」は、子宮ガン...

『愛の矢車草』の続編で、奇妙な愛のかたちをえがいた短編四編を収録しています。 「愛の帆掛船」は、高齢の父親が病でたおれてしまったことをきっかけに、息子の勇作が遺産についての計算をはじめ、そのことに違和感をいだく嫁の数恵を中心に物語が進んでいきます。 「愛の真珠貝」は、子宮ガンであることが判明した中年女性のモノローグ形式の作品です。彼女が真紀という姪を相手に、姉夫婦の性愛関係にまつわる秘密を語ります。 つづく「愛の百万弗」も、美智子という名前のゲイのモノローグです。店を訪れた長嶋毅頌という男と知りあいになり、最初はあまり好印象をいだいていなかった彼とともに生活することになり、彼との関係はやがて男性同士の友情となり、美智子はサラリーマンになって女性と結婚するという人生をたどったことが語られます。 「愛のハンカチーフ」は、夫の正起が、同性愛者の土居という男と関係を結び、勤めている銀行をやめて彼と洋酒を販売する商売を営みたいと考えていることを知った、妻の美穂の物語です。登場人物たちの行動は納得しがたいものではありますが、彼らの性格とその心情が推移していくプロセスをていねいに腑分けすることで説得力を感じさせる点に、著者らしさが発揮されています。

Posted by ブクログ

2014/10/13

橋本治の小説はまだ読み始めたばかりなので、どのような文体、どのような味わいがあるのかまだわからない。 ただ「お話」として読んだ限りでは奥の深い楽しめるものであった。 ただ本書の裏表紙に書かれている「異常な愛の裏事情」というのはちょっとね。 どこにでもある極めてノーマルな「愛」とい...

橋本治の小説はまだ読み始めたばかりなので、どのような文体、どのような味わいがあるのかまだわからない。 ただ「お話」として読んだ限りでは奥の深い楽しめるものであった。 ただ本書の裏表紙に書かれている「異常な愛の裏事情」というのはちょっとね。 どこにでもある極めてノーマルな「愛」という事情のお話だと思うけど。 そのノーマルな愛というものが、いかに厄介で自分勝手で世間擦れしたしたものであるかを著者が「解説」のように文中で説明して「ね、あなたとそんなに変わんないででしょ」と言っているのがおかしい。 そういう小説というのもあっていいなと思った次第。

Posted by ブクログ

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