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封神演義(下) 講談社文庫
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封神演義(下) 講談社文庫

安能務【訳】

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封神演義(下) 講談社文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 1989/01/15
JAN 9784061843226

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商品レビュー

3.5

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2022/04/14

2012年最後の読書。 仙界再編の物語はあっさりと進んでゆき、登場人物が次々と死んでいく。 「一道の魂魄が封神台に飛ぶ。」 主要な人物が死んだ時でも一様に描写は淡々としていて、返って戦場という現実感が増す。 天数(運命)に抗おうと奮闘する商の太師・聞仲の姿は格好よいと同時にとても...

2012年最後の読書。 仙界再編の物語はあっさりと進んでゆき、登場人物が次々と死んでいく。 「一道の魂魄が封神台に飛ぶ。」 主要な人物が死んだ時でも一様に描写は淡々としていて、返って戦場という現実感が増す。 天数(運命)に抗おうと奮闘する商の太師・聞仲の姿は格好よいと同時にとても哀しく映る。

Posted by ブクログ

2021/06/24

「照妖鑑」で人に化けた妖怪を映すとその本性が見えるというアイテムが出てきて、こんどはポケモンが頭に浮かんじゃうw 正体が灯火(ヒトモシ/ランプラー)、白い猿(ヤルキモン)、樹(ウソッキー)とか。発想って何百年かたってもあまり変わらないんだなw  それはともかく、いよいよ5つの関...

「照妖鑑」で人に化けた妖怪を映すとその本性が見えるというアイテムが出てきて、こんどはポケモンが頭に浮かんじゃうw 正体が灯火(ヒトモシ/ランプラー)、白い猿(ヤルキモン)、樹(ウソッキー)とか。発想って何百年かたってもあまり変わらないんだなw  それはともかく、いよいよ5つの関所をやぶって朝化に攻め入る段はやはり興奮する。それと同時に、武王があまりにも影が薄いことに驚いた。そうしたら94章で訳者(というか再話者なのか?)の安能氏が「覇王」という言葉を儒家が忌みきらって武王を「聖王」にまつりあげたのであって「孟津の会盟で武王が「観政」を主張したというのは、儒教徒のデッチ上げである」と一刀両断してた(笑) そうなんだろうなあ。誰がどう見たって紂王はひどいのに、あくまでも臣下が主君にそむくのは倫理にもとるという言葉がしつこいくらいに出てきて、ちょっとうんざりしていたので、少し胸のすく思いがした(^_^;; あと武王が皇帝就任を一度は辞退するだろうと姜子牙がいうと、姜文煥が「謙譲は美徳ですが、しかし度が過ぎれば、空遠慮の卑しさと、区別がつかなくなります」と言うのもおもしろい。これって原典にあるのかなあ? すべてが終わったあと、父も兄弟も誰ひとり帰ってこなかった黄天爵の号泣が悲痛で胸がいたんだ。姜子牙が、中央に残らず斉国で武吉とともに経世済民にはげむという終わり方もよかった。

Posted by ブクログ

2021/01/07

仙人、道士、妖怪たちの大戦争。明代に書かれたといわれる神怪小説「封神演義」を安能務が翻案し、その後の藤崎竜の漫画で一大ブームとなった。この安能版は翻訳ではなく翻案小説なので原文通りの訳ではないので悪しからず。易姓革命が始まろうとしている中国、商から周の時代、商の紂王を倒すべく周の...

仙人、道士、妖怪たちの大戦争。明代に書かれたといわれる神怪小説「封神演義」を安能務が翻案し、その後の藤崎竜の漫画で一大ブームとなった。この安能版は翻訳ではなく翻案小説なので原文通りの訳ではないので悪しからず。易姓革命が始まろうとしている中国、商から周の時代、商の紂王を倒すべく周の文王は兵を挙げる。紂王の王妃姐己は狐の化身。対する軍師太公望は妖術使いを集め仙界を巻き込んでの大混戦!ファンタジー好きには垂涎ものの傑作伝奇スペクタクル巨篇。私の大好きな世界です。

Posted by ブクログ

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