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ぼく、ネコの父さんになる! てんとう虫ブックス

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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 小学館 |
発売年月日 | 1988/12/10 |
JAN | 9784092305168 |
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ぼく、ネコの父さんになる!
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商品レビュー
4
2件のお客様レビュー
頑張っているマルティン ちゃんと周りに人がいて だんだん上手くいってる ママも頑張ってる 先が楽しみなお話
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パウゼヴァングは素晴らしい作家だな、と改めて思った。 物語自体もいいが、いつも徹底的に弱者の側に立ち、温かく励ましつつも厳しい現実をなかったことにはしない。 これもシングルマザーの息子(9歳)が主人公だが、母は貧しいウェイトレス、少年も学校では勉強ができず、ほかもぱっとせず、教師...
パウゼヴァングは素晴らしい作家だな、と改めて思った。 物語自体もいいが、いつも徹底的に弱者の側に立ち、温かく励ましつつも厳しい現実をなかったことにはしない。 これもシングルマザーの息子(9歳)が主人公だが、母は貧しいウェイトレス、少年も学校では勉強ができず、ほかもぱっとせず、教師にもクラスメイトにも相手にされない。そんな少年が雌猫と子猫に自己を投影し、自分が「父さんになる」と決意する。 他の登場人物も身寄りのない年寄り、外国人労働者と、社会の底辺で生きる人たち。 少年がスペイン人労働者(まだドイツにトルコ人労働者が来る前の話)と友情を結ぶくだりがとてもいい。 母も、老人も外国人に偏見を持っていたが、少年の行動で変わっていく。 しかし、おばはレイシストのまま、どんなにスペイン人が親切にしようと、差別意識を捨てることはない。 実際、そうだろうな、と思う。どうしても意識を変えられない(変えない)人はかならずいる。 原題は”Und dann kommt Emilio”で、その意味は最後にわかる。いいタイトル。少年の希望が伝わってくる。 パウゼヴァングはもっともっと読まれるべき作家だと思う。
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