- 中古
- 書籍
- 書籍
西田哲学の脱構築
定価 ¥1,760
660円 定価より1,100円(62%)おトク
獲得ポイント6P
在庫なし
発送時期 1~5日以内に発送
商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
発売年月日 | 1987/09/25 |
JAN | 9784000016612 |
- 書籍
- 書籍
西田哲学の脱構築
商品が入荷した店舗:0店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
西田哲学の脱構築
¥660
在庫なし
商品レビュー
3
1件のお客様レビュー
『善の研究』に続いて読了。後期の西田哲学についてはほぼこの本で初めて触れた。第三者の解説を経てもなお難解な表現が多いが真善美全てを統合するような体系的哲学を打ち立てようとした直向きさには心打たれる。また「近代の超克」という議論が戦前の帝国日本の精神的な論理の一つにもなっていたとは...
『善の研究』に続いて読了。後期の西田哲学についてはほぼこの本で初めて触れた。第三者の解説を経てもなお難解な表現が多いが真善美全てを統合するような体系的哲学を打ち立てようとした直向きさには心打たれる。また「近代の超克」という議論が戦前の帝国日本の精神的な論理の一つにもなっていたとは恥ずかしながら知らなかったので知れて良かった。その議論を批判的に解体した上でポストモダン的な視点を先取りしていた点があるという筆者の論はなるほどと思いつつも西田の地の文がややこしすぎて理解が難しい。 特に面白かったのは5章の「西田幾多郎と小林秀雄」小林秀雄の批判の言葉や二人の共通点を通すことで理解が進んだ気がする。「哲学における読者の不在」は確かにそうなんだろうな、そしてそれはたぶん今でもそうなのではと感じた。
Posted by