1,800円以上の注文で送料無料

  • 中古
  • 書籍
  • 文庫

運命のチェスボード 創元推理文庫

ルースレンデル【著】, 高田恵子【訳】

追加する に追加する

定価 ¥1,100

¥220 定価より880円(80%)おトク

獲得ポイント2P

在庫なし

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 東京創元社
発売年月日 1987/04/01
JAN 9784488243012

運命のチェスボード

¥220

商品レビュー

3.5

3件のお客様レビュー

レビューを投稿

2010/05/28

アンという女が殺され…

アンという女が殺されたという匿名の手紙が届けられたが、死体さえ発見されない。本当に殺人はあったのか?混迷する捜査陣の前にやがて・・・。定評ある人物描写と絶妙のプロットが冴えわたる初期傑作長編。

文庫OFF

2018/11/17

どうにも、今の私には、合わない本だったらしい。 まず、どこに重心を置いて読めばいいかわからなかった。 犯人なら犯人、 被害者なら被害者、 刑事なら刑事、 中心になる人物があって、彼に着いていく形で話が進んでいくかというと、どうも違う。 いや、そういう人物がいたにはいたが、これ...

どうにも、今の私には、合わない本だったらしい。 まず、どこに重心を置いて読めばいいかわからなかった。 犯人なら犯人、 被害者なら被害者、 刑事なら刑事、 中心になる人物があって、彼に着いていく形で話が進んでいくかというと、どうも違う。 いや、そういう人物がいたにはいたが、これがさっぱり魅力が無い。 人格が冷たいというか人間味がない。 人を人とも思わない。 しかし、いっちょまえに色気づきはしている。 なんだこいつ。 嫌なやつを通り越して、もはや蔑むべき男である。 「クリスティは人物が書けていない、私は違う」と、 後書きによれば、作者ルース・レンデルはインタビューにそう答えていたようだが、 人物に深みがあろうとなかろうと、いっそペラペラ人間だろうと、 読者が魅力を感じる人物であるかどうかのほうが、よほど重要ではないかと、 私は強く彼女に言いたくなった。 こんな男の後を追う形で話を追いかけていくのは苦痛である。 が、しかし、話の先が気にならないわけではなく、 最後にあっと言わせてくれるかもしれないので、 渋々ながら読み進めていった。 なるほど、うなるべき点のある話ではあった。 実はこれはシリーズものの一冊で、シリーズの中心人物は、ウェクスフォード警部だという。 件の嫌な人物の上司だ。 このウェクスフォード警部は、嫌なやつではなかった。人間味も覗えた。滑稽味さえあった。 シリーズは18冊まである人気作で、これはその3作目なのだそうだ。 『運命のチェスボード』なる邦題は、不評らしいが、私にはそうは思えない。 ルース・レンデルの他の作品は知らない、その書き方もわからないが、 この一冊についていえば、人物を、ひとつひとつの駒のように俯瞰で捉えているようにみえる。 そしてその駒それぞれを、緻密で確かな計算によって、一つ一つ動かしていくのだ。 運命の女神さながらに。 その作風をあらわすのに、ふさわしい邦題だと思う。 この『運命のチェスボード』の評判はよい。わざわざ復刊される本でもある。シリーズ18作もある。 他のシリーズも読んで、たとえばウェクスフォード警部の、作者ルース・レンデルの魅力にいつか気付いたならば、この話の魅力も、私に伝わるかもしれない。 他の作品を読んでみたい気もしている。

Posted by ブクログ

2018/11/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

読書中、心が揺れる出来事があったため、内容を十分堪能出来なかったが、通常の読書作法であれば四ツ星、もしくは5ツ星だったかも。 今回の残念な点は2点。 まず登場人物表。これは明快にしすぎだろう。レイ・アンスティは少なくともファーストネームだけでよかったのでは?まあ御蔭で犯人判っちゃったけど。 2点目はタイトル。全然意味を成してないよ。原題『屠殺場に向かう狼』の方が最後に明かされる謎を髣髴させる点で断然勝っている。

Posted by ブクログ

関連商品

最近チェックした商品