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フェティシズムと快楽
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フェティシズムと快楽

丸山圭三郎【著】

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フェティシズムと快楽

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 紀伊國屋書店
発売年月日 1986/11/10
JAN 9784314004701

フェティシズムと快楽

¥770

商品レビュー

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2024/07/10
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ソシュール研究で知られる著者の講演の書籍化。 タイトルからして色っぽい話かとも思うがそうではない。 ---------google検索「フェティッシュ 意味」--------- 呪物を示すフェティッシュの語源は、ラテン語の「人工的につくられた」という意味のファクティティウスに由来し、直接にはポルトガル語のフェイティソ(護符、呪物の意)から派生している。 --------- 夕陽をみて1日の終わりに感謝したり、虹を見て吉兆としたり。事物に本能的身体的情報以上の何かを受け取りながら、一人一人それぞれの意味価値を見出す。それをフェティッシュとしている。 我々は積層された人工のフェティッシュな価値体系(ゲシュタルト)の上に世界を見ている。もし、ありのままの世界が存在していてもそれらをありのままに認知することはできない。(なのでありのままなど存在しない) その状態が良くない、自然に回帰しようぜ!などと主張しているわけではなく、そんな曖昧で恣意的なフェティッシュが行動原理となっているからこそ、その過剰さゆえに文化が生まれ味わいがあるし、シンプルな弱肉強食ではない社会が成立しているのでは。という主張。 すべて意味価値は無根拠なフェティッシュだ。 どれか一つのフェチを実体や真実とすることで差別や争いになりがち。 あなたの信念もわたしの矜持もプライドもそれぞれのフェティッシュ。 あやゆる認識がフェティッシュであると認識し相対化することから、全然違う価値観を持つ他者への理解が始まり、フェティッシュの集積ともいえる文化は、根拠も目的もそれぞれで恣意的なものだからこそ、自分と違う文化を許容できる可能性を持つ。 普段の生活では、言葉はツールとしての側面ばかりが目立つが、ツールとして機能する前提となる言語体系自体が我々の認知の基礎でもある。 人間の認知の話を、言葉の持つ性質から語った内容ともいえる。 語り口も時代感があって味わい深く、どんな人だったのか気になる。

Posted by ブクログ

2018/12/25

『文化のフェティシズム』(1984年、勁草書房)以降の著者の思索を示す作品です。著者がおこなった講演にもとづいており、たいへんわかりやすいことばで、丸山言語哲学の基本的な発想が説き明かされています。 ソシュール研究を通して、言語名称目録観に代表される実体論から関係論への移行の必...

『文化のフェティシズム』(1984年、勁草書房)以降の著者の思索を示す作品です。著者がおこなった講演にもとづいており、たいへんわかりやすいことばで、丸山言語哲学の基本的な発想が説き明かされています。 ソシュール研究を通して、言語名称目録観に代表される実体論から関係論への移行の必然性を明らかにするとともに、著者が「ケ・セラセラの相対主義」と呼んでいる立場を乗り越えて、私たちの文化を活性化するための生成論の立場へと進むべきだという主張が展開されています。 ソシュールの研究から、独自の言語哲学を展開した著者が、後年の欲動論の立場へと移っていく過渡期の思索を示している著作です。ただし、著者の言語哲学にかんしては、カオスとコスモスの円環について語っている著者自身がどこに位置しているのかという問いへの取り組みが欠けている点に、大きな問題がのこされているように思います。

Posted by ブクログ

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