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バガボンド(19) モーニングKC

井上雄彦(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2004/03/23
JAN 9784063289459

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商品レビュー

4.3

12件のお客様レビュー

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2017/10/09

関ケ原の合戦の後、一刀斎たちからはぐれてたった一人になった小次郎を、落ち武者狩りの農民たちが取り囲みます。そして、極限状態の中で次々と襲いかかってくる者たちと戦い続ける彼は、生き延びようとする本能を覚醒させます。 一方、戦いに敗れた西軍の定伊(さだこれ)と、彼と行動を共にする兵...

関ケ原の合戦の後、一刀斎たちからはぐれてたった一人になった小次郎を、落ち武者狩りの農民たちが取り囲みます。そして、極限状態の中で次々と襲いかかってくる者たちと戦い続ける彼は、生き延びようとする本能を覚醒させます。 一方、戦いに敗れた西軍の定伊(さだこれ)と、彼と行動を共にする兵たちも、落ち武者狩りを退けつつ、大坂をめざして逃げ延びようとしていました。そんな彼らが小次郎に出会い、同じ刀とともに生きてきた者として響き合うものを感じ、彼に戦いを挑むことになります。

Posted by ブクログ

2017/08/09

小次郎の苦境。そしてこの生き残りの人たち。それぞれの事情があって平和的な解決を願わずにはいられない。

Posted by ブクログ

2017/06/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

武蔵と別れた後、小次郎は一人山に取り残されます。 武蔵が山で一人篭っていたときのことを思い出します。 小次郎が死の恐怖や疲れと戦う最中、落ち武者狩りの農民ではなく 農民に扮した西軍の残党たちに出会います。 あれほど生きて殿の元へと話し合ったにも関わらず 「そこもとには素通りできない何かがある」 と言う定伊。 現代人である自分としては、そのまま通り過ぎれば死なずに済んだかもしれないのにと思ってしまうのですが 命を賭してでも立ち合いたいほどの 剣客同士が感じる何かを感じさせもします。 定伊たちを丁寧に描くことで、 宮本村で沢庵が武蔵に説いた 斬られた人にも命があり、物語があったことを 今一度思い出させてくれもしました。 言葉を話さない小次郎は、本来であれば掴み所がない 下手をすれば性格も見えてこない魅力の無い人物にもなり得るところが、 剣の為に生きる小次郎の鮮やかな日々を余す所なく描き、 掴みどころはないのに爽快さすら感じさせるところが素晴らしいです。 臆病と強さは相反しない という言葉が印象に残りました。

Posted by ブクログ

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