バガボンド(19) の商品レビュー
関ケ原の合戦の後、一刀斎たちからはぐれてたった一人になった小次郎を、落ち武者狩りの農民たちが取り囲みます。そして、極限状態の中で次々と襲いかかってくる者たちと戦い続ける彼は、生き延びようとする本能を覚醒させます。 一方、戦いに敗れた西軍の定伊(さだこれ)と、彼と行動を共にする兵...
関ケ原の合戦の後、一刀斎たちからはぐれてたった一人になった小次郎を、落ち武者狩りの農民たちが取り囲みます。そして、極限状態の中で次々と襲いかかってくる者たちと戦い続ける彼は、生き延びようとする本能を覚醒させます。 一方、戦いに敗れた西軍の定伊(さだこれ)と、彼と行動を共にする兵たちも、落ち武者狩りを退けつつ、大坂をめざして逃げ延びようとしていました。そんな彼らが小次郎に出会い、同じ刀とともに生きてきた者として響き合うものを感じ、彼に戦いを挑むことになります。
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小次郎の苦境。そしてこの生き残りの人たち。それぞれの事情があって平和的な解決を願わずにはいられない。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
武蔵と別れた後、小次郎は一人山に取り残されます。 武蔵が山で一人篭っていたときのことを思い出します。 小次郎が死の恐怖や疲れと戦う最中、落ち武者狩りの農民ではなく 農民に扮した西軍の残党たちに出会います。 あれほど生きて殿の元へと話し合ったにも関わらず 「そこもとには素通りできない何かがある」 と言う定伊。 現代人である自分としては、そのまま通り過ぎれば死なずに済んだかもしれないのにと思ってしまうのですが 命を賭してでも立ち合いたいほどの 剣客同士が感じる何かを感じさせもします。 定伊たちを丁寧に描くことで、 宮本村で沢庵が武蔵に説いた 斬られた人にも命があり、物語があったことを 今一度思い出させてくれもしました。 言葉を話さない小次郎は、本来であれば掴み所がない 下手をすれば性格も見えてこない魅力の無い人物にもなり得るところが、 剣の為に生きる小次郎の鮮やかな日々を余す所なく描き、 掴みどころはないのに爽快さすら感じさせるところが素晴らしいです。 臆病と強さは相反しない という言葉が印象に残りました。
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合戦後の展開あんまり期待してなかったんだけど、巨雲たちのエピソード入れてきたか・・・!こういう展開好き!小次郎と定伊との戦いの途中で過去が挿入されるタイミングって、スラムダンクからの井上作品のリズムのような気がする!
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平和な時代なら殺し合わなくてもいい人同士が無益に殺し合う…。戦は人を狂わせる。悲惨だ。。それにしても小次郎の色気よ。
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臆病者の戦いを身につける小次郎。定伊さんとの戦いは秀逸。新二郎の「おれが死ぬべきだった」の件はたまらない。
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一面海のシーン。これがすごい。クールベや東山魁夷のような「海」だけを描いたのなら、こういう絵は無かっただろう。ストーリーの中にかいま見せる圧倒的な芸術性。繰り返すが、このマンガはそういうものだ。
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レ。 今までの小次郎は生まれ育った場所で割とぬくぬく剣やってきた。そしてそこから旅立ち、戦場へ。 そこでは雑兵とはいえ命のやりとりがあった。 ただ19巻で行われる戦いは一寸先は闇。 今まで体験したことがないサバイバルゲームだった。 このサバイバルで師の一刀斎が小次郎に身に着けさ...
レ。 今までの小次郎は生まれ育った場所で割とぬくぬく剣やってきた。そしてそこから旅立ち、戦場へ。 そこでは雑兵とはいえ命のやりとりがあった。 ただ19巻で行われる戦いは一寸先は闇。 今まで体験したことがないサバイバルゲームだった。 このサバイバルで師の一刀斎が小次郎に身に着けさせたかった(?)ものは「臆病さ」だった。 小次郎を「初めての友」と呼び、一刀斎が仮に死んだとしても傍に付き添ってくれそうな権之介に好意を抱いた。 メイク?がとれると顔はまだ幼いね。 小次郎の髪が浮き上がった一枚絵は鬼に見えた。
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出版社/著者からの内容紹介 「生き抜いてみよ、小次郎!!」 圧倒的な殺意が山を覆った。 生き残りのために、戦う男達。 血しぶきが舞い、多くの命が尽きていく……。 極限の状況の末、研ぎ澄まされていく小次郎の力――。 本当に命をかけてると大きく成長するしできないようなことが出来...
出版社/著者からの内容紹介 「生き抜いてみよ、小次郎!!」 圧倒的な殺意が山を覆った。 生き残りのために、戦う男達。 血しぶきが舞い、多くの命が尽きていく……。 極限の状況の末、研ぎ澄まされていく小次郎の力――。 本当に命をかけてると大きく成長するしできないようなことが出来たりするのかもしれませんね。 現代で命をかけて。。。といってもなかなかいのちのやり取りをしてるわけではないので天井のかもしれませんね。。。 なんだか自分がドンドン小さくなっていくような気が????
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図書館の本 出版社/著者からの内容紹介 「生き抜いてみよ、小次郎!!」 圧倒的な殺意が山を覆った。 生き残りのために、戦う男達。 血しぶきが舞い、多くの命が尽きていく……。 極限の状況の末、研ぎ澄まされていく小次郎の力――。 一刀斎とはぐれてからの、小次郎がどうなっていくのか...
図書館の本 出版社/著者からの内容紹介 「生き抜いてみよ、小次郎!!」 圧倒的な殺意が山を覆った。 生き残りのために、戦う男達。 血しぶきが舞い、多くの命が尽きていく……。 極限の状況の末、研ぎ澄まされていく小次郎の力――。 一刀斎とはぐれてからの、小次郎がどうなっていくのかが気になるところで終わってました。 落ち武者にも落ち武者の武士道と美学があり、そして目的がある。 農民は農民なりの論理で動く。 小さい国で剣は必要があったのかと改めて思う1冊でした。
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