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成瀬は都を駆け抜ける の商品レビュー

4.6

74件のお客様レビュー

  1. 5つ

    53

  2. 4つ

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2025/12/02
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成瀬最終章 ◎ 高校で好きだった相手と同じ大学に行こうと猛勉強して京大理学部に入ったら、相手はいつの間にか志望を東大に変えてた坪井という女の子が入学式で悲しんでると成瀬が来て慰める。仲良くなって交流する。 ◎ 達磨研究会という名の桃鉄を会長の家でやる四人組男子。イケメンと男子校出身会長と後輩。後輩が成瀬と坪井を連れてくる。成瀬は京都を極めるためにガイドマップのスポット百箇所回ることにする。 ◎ 琵琶湖観光大使の格好をして勝手に名所にいたら、簿記勉強系youruberのぼきののかに絡まれる。成瀬のオーラにより閲覧者が増え、簿記二級は嘘だ!というストーカーも現れる。謝罪会見をプロデュースし、ぼきののかと成瀬と坪井と後輩などで実際に簿記を受けて合格する。 ◎ 成瀬は滋賀ローカル番組のインタビューを受ける。母親や坪井も受ける。小6の時に三者面談で担任から厳しく指摘される。協調性がない、宿題を全部やればいいと思っているなど。そういう子なので。と母がいい、成瀬は認められたと感じる。 ◎ カルタで出会った広島の西浦くんは京都に出てきても成瀬と文通している。間違えて愛の告白手紙を送ってしまったので取り返すついでにストーキングすると、けん玉練習してたりyoutuberと配信してたり献血行ったり麻雀大会で優勝したり鍋食ったりと成瀬の1日に付き合う。 ◎ 最後は大団円。盲腸で入院した成瀬の代打で島崎が召喚される。琵琶湖まで船で上がる琵琶湖観光大使の仕事をギリギリ間に合った成瀬と島崎でこなし、今までの登場人物に祝福されて、成瀬の京都100箇所周りも終わる。

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2025/12/01
  • ネタバレ

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・駆け抜けるように読み終わってしまった。面白かった!という感情と最後という寂しさが同時に押し寄せてきた。まだまだ成瀬に会いたいのに! ・成瀬あかりシリーズは、ずっと一貫して成瀬が成瀬だから安心する。「成瀬は都を駆り抜ける』でも『成瀬は天下を取りにいく』職瀬は信じた道をいく』と変わらない成瀬で嬉しかった。 •ハムエッグ丼が食べたい。美味しそう。私も成瀬に倣って三十回以上噛んでご飯を食べようと思う。 ・滋賀に行って成瀬の生まれ育った地を歩きたい。 ・森見登美彦作品にも触れられていて楽しかった。 ・ゼゼカラ永遠なれ

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2025/12/02

読み始めから成瀬を探している自分が可笑しい。登場シーンはスーパーマンを彷彿させるヒーローそのもの。イケメンさながらの登場シーン。その口調から成瀬とわかるカッコ良さ。 あー、また会えたと涙ぐんでいたら。。。 次のシーンはギャグ全開の琵琶湖大津親善大使のユニフォーム笑 成瀬本の...

読み始めから成瀬を探している自分が可笑しい。登場シーンはスーパーマンを彷彿させるヒーローそのもの。イケメンさながらの登場シーン。その口調から成瀬とわかるカッコ良さ。 あー、また会えたと涙ぐんでいたら。。。 次のシーンはギャグ全開の琵琶湖大津親善大使のユニフォーム笑 成瀬本の不思議なところ、感情が妙に揺さぶられる。喜怒哀楽を素直に表現できる。成瀬の真っ直ぐさがなす技か。 ストーリーは想像の斜め上まで飛んでいくような最後にはならなかった。もしかすると期待値が高くなりすぎたかもしれない。シリーズ3作目にして成瀬の心の機微をはっきりと見た。

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2025/12/01

京都大学に入学した成瀬あかり 新しい仲間と京都を駆け巡る…それは京都を極めるため! 今作も成瀬あかりにニヤニヤ…(笑) 私もおこた(炬燵)に一緒に入って森見登美彦談義したいよ… もう会えなくなっちゃうの? 完全に成瀬ロスだよ… なんてこった…

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2025/12/01

成瀬シリーズ3作目! やっぱり成瀬が友達に似ててぶっ飛んで面白いし、 滋賀に行きたいと思うようになった。 今まで登場した人達と、成瀬との繋がりや成長が強く感じられてじんわりした、と思えば驚く方向に行ったりして楽しかった。 西浦と成瀬がいい感じに進むといいな、。 身近な人を大...

成瀬シリーズ3作目! やっぱり成瀬が友達に似ててぶっ飛んで面白いし、 滋賀に行きたいと思うようになった。 今まで登場した人達と、成瀬との繋がりや成長が強く感じられてじんわりした、と思えば驚く方向に行ったりして楽しかった。 西浦と成瀬がいい感じに進むといいな、。 身近な人を大事にしよう、 目標を持って生きようと感じる作品でした。

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2025/12/01

2025/11/30 京大に進学した成瀬。大学でも様々なことをするし、彼女にはいつも何かが起こる。 琵琶湖疏水を駆け抜けていくシーン読んでるとき、成瀬シリーズのエンドロールがきてしまったんだな、と。 寂しいですが、成瀬に出会えて幸せでした!

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2025/12/01
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11月30日読了 成瀬終わってしまった… ずっとずっと成瀬の日常を見守っていたかっただけに寂しい。 今作はまさかの森見登美彦がフューチャーされていて、森見ファンとしては嬉しいかぎり。 相変わらず愉快で個性的な面々との日常にニヤリとなりました。 ラストは結構あっさりしてて、前作の大晦日の夜の話の終わり方が好きだっただけにもう終わり?って、思ったけど成瀬と島崎の日常はこれからも続くからだなと思った。 成瀬、番外編待ってます…

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2025/12/01
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薔薇色のキャンパスライフ、京大、こたつ、鍋、りんごサイズの達磨、黒髪の乙女が登場したんだけど、 大好きな本のオマージュでアツい!!好きな本と好きな本が繋がった瞬間に興奮が隠せません 成瀬はこの先200年もずっと生き続けるだろうって信じられる ゴールにたどり着かなくても、歩いた経験は無駄じゃない 成瀬が自分らしく生きることが、まわりの人々を明るく照らして自由にしていく様に胸を打たれた 共に歩く友って宝物だね

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2025/12/01

『成瀬ふたたび』に続く最終第3巻、タイトルを付けるなら、と考えて… ラストからして、これかな? 『メトセラの恋人』

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2025/12/01
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1.読み味 3日前にフラゲした上に2時間で読み切ってしまった。この一気に引き込まれて読み切れる読みやすさはとても魅力的。深く考えないでサクサク読める本もいい。 2.魅力 成瀬の魅力は、シリーズを通して一貫して揺るがない。大学生になってもなお、「自分の道をまっすぐ歩く」という彼女の核の部分がぶれることなく、むしろ成熟した形で表れている。周囲の人を巻き込み、影響を与えていく成瀬は相変わらず。 ただ一方で、『天下』『信じた』にあった“意外性”はほとんどなく、「成瀬という人物像の深掘りと安定」という印象が強かった。サプライズは減ったが、それでも「そういう子なので」という安心を持って読むことができたから心地よかった。「みんなは『極める』という到達点に注目するのだが、わたしはそこに至る道が重要だと思っている。ゴールにたどり着かなくても、歩いた経験は無駄じゃない」この考え方好き。 3.集大成 前半は新しい人物視点から語られる、おもしろさがあった。成瀬は常に中心にいるが、語り手が変わることで彼女の眩しさや奇妙さがより立体的に見える。 そして後半、過去作の登場人物が次々と姿を表す展開は、まさにシリーズの集大成。 特に最終話が成瀬視点ではなく島崎視点だったのは意外だったが、成瀬をもっともよく理解し寄り添えるのは島崎だけだろう。この終わり方を読むと、自然と『天下』に戻りたくなる。 4.やすらぎハムエッグ この話が一番良かった。坪井の「告白する気なんてなかった。わたしを好きなはずがないって思っていたから、ときどき会って話せるだけで十分だった。 」という気持ちは、とても理解できるし自分のことを言っているかのよう。そして、もし自分の人生に成瀬のような人物が現れたら、その衝撃に耐えられるだろうか——

Posted byブクログ