成瀬は都を駆け抜ける の商品レビュー

宮島未奈(著者)

2025/12/04

新刊とあって久しぶりに成瀬の世界観を堪能したけど、期待通りに最高だった。変わらぬカリスマ性に、周りを自然と巻き込んでいくのはいつも通り。ずっと続けて欲しい気もするけどここで完結するのもアリかなと思える。

本作とは関係ないけどこの本のおかげでここ最近失われていた読書欲が湧いてきた。そういうきっかけをくれたという意味でこの本はありがたい本でもある。

2025/12/04

成瀬シリーズ完(泣)
私は今までの人生で一番辛い時期に成瀬に救われました。
シリーズ通して成瀬が成長していく姿に親心のようなものを感じました。それと同時に自分も成瀬みたいに強く生きたいと思いました。
「そういう子なので」という言葉には最初は一見諦めのようなものがあるなと思ってましたが、成瀬が思うように自分を認めてくれているそんな言葉なんだなと印象がガラッと変わりました。
最後の船着場で、今まで成瀬が関わってきた人たちが成瀬を待っている描写に思わず泣いてしまいました。
成瀬ともう会えないと思うと寂しいけど、成瀬という存在はいなくなることはないですね。

2025/12/04

成瀬の新刊が出ると夏終わりから知ってこんなにも待ち遠しかった小説はありませんでした。最終巻も面白かった。
＼(^o^)／

成瀬が大学生活を満喫しながらも中学からの相棒島崎さんの話で締めくくりの最新刊で最終巻の成瀬は都を駆け抜けるは今回も成瀬節が堂々としていて前巻までに出てきた登場人物たちがまた成瀬を明るく照らしてくれる脇役から見た成瀬の話が今回面白かったです。完結してしまい続きがないのは残念です。

巻数を増す毎に成長して行く成瀬は一巻に比べて大人になったなぁと感無量でした。成長して行く描写は流石ですね。

最終巻だと思うと名残惜しい。社会人になった成瀬も観てみたい気分で最後ほっこり終わってしまった。
続編求む！成瀬はやっぱり唯一無二だなぁと思いました。

2025/12/04

ああ、成瀬が終わっちゃう…
楽しくてどんどんページをめくっていた前半とは対照的に、後半は成瀬に会えなくなってしまうのかなと思うと切なくなりました。

内容はもちろん面白かった。
「ぼきののか」の話が1番好きでした。
そして成瀬3部作はどれも面白かった。

ありがとう成瀬。
また会う日まで。

2025/12/04

待望成瀬の最新刊にして最終巻?当日にキンドルに配信されましたよ。しばらくはほどほどのコンプレックスを持った登場人物が成瀬を出会うことにより、新しい発見に至り自己肯定感を高めるきっかけとなるという構造で新しい人物が出てくる。京大に行った成瀬があぁ成瀬だなあという印象を変えずに学生生活を送っている様子にホッとする。ただ、章が進んでいくと、あれ?島崎や、成瀬に恋する西浦はどうする?描かれないのか??と若干不安になったがそこは大丈夫。ちゃんと描いてくれて安心。しかしこれで終わりなのかと思うと寂しいね。京大理学部に入った成瀬が研究の道に進むなり、持ち前の行動力で起業するなりしてこれからも周囲を名前のあかりの如く照らしていくはずだとは思うので、10年後でもいいからその後を描いてほしいなあ⋯

2025/12/04

森見作品と京都でのお話
郷里が浮かんでくるような気持ちでした

非常に面白かったのですが、読み終わったあとの成瀬ロスが凄くて...
続きを読みたい気持ちと、次はもう読みたくない気持ちがあります。！

2025/12/04

滋賀にいない成瀬も良い！
そういう子なので、は泣きそうになってしまった。
どこに行っても変わらず周りを照らしてしまう成瀬がかっこいい。完結と言わず社会人編も出してほしい

2025/12/04

英雄成瀬、大団円！

もう感無量です。
大学に進学した成瀬のキャンパスライフがキラキラしていて、いや、成瀬が取り持つ一塊の学生たちがキラキラしていく様子が生き生きと描かれていて最高に清々しい
。

一言で言えば「成瀬は生きた触媒」
誰が見たって成瀬は変人なはずなのに、次々と周囲の人間を輝かせていく魔力に魅せられます。
達磨研究会なんか実際存在したら絶対に近づきたくない集団なのに成瀬と化学反応をおこして青春の輝きを放つのだから恐ろしい。
とくに「ぼきののか」の章が素晴らしくとてもいい気持ちにさせられました。

京都を舞台に話が進むものの、最後は滋賀にスポットライトがかえってくる。
最高です。

成瀬万歳！滋賀万歳！

コレで終わりは悲しすぎます。
いつの日か、成瀬カムバック！

2025/12/03

いやー、面白かったな。
高校時代の仲良かった女の子が京大に進んで、会いに行ったことがある。大文字山に登ったりしたな。
高校は愛知だが、膳所高校みたいなとこで、シリーズはその子を思い出しながら読んでた。

2025/12/03

読み終わってしまった。
一作目、二作目を読み直したあと満を持して読み始めた今作。
早く続きを読みたい気持ちともう少しで終わってしまう寂しさのせめぎ合いの中で読了。
成瀬を中心に個性のあるキャラクター全員が、各々の想いや悩みを持ちながらまっすぐ生きていて、読んでいて元気をもらった。
好奇心が旺盛で真っ直ぐに突き進む成瀬の行動力には非常に憧れを感じる。
できることならこのシリーズを楽しみに生きていたかった。終わりが来ることは非常に寂しい。
ひとつひとつの事柄に真剣に向かい、自分の人生を素敵な思い出で一杯にしていきたいと思った。