嘘つきジェンガ の商品レビュー
振り込め詐欺、受験詐欺、サロン詐欺 詐欺をテーマにした短編三作。 個人的には、受験とサロンのお話がよかった。 受験の話だけ、詐欺を受ける側のお話。 息子の二人、いい子に育っている。それは育て方がよかったからなんだな。 サロンの話は、悲しいことがあるが、ほんの少しだけ未来が明る...
振り込め詐欺、受験詐欺、サロン詐欺 詐欺をテーマにした短編三作。 個人的には、受験とサロンのお話がよかった。 受験の話だけ、詐欺を受ける側のお話。 息子の二人、いい子に育っている。それは育て方がよかったからなんだな。 サロンの話は、悲しいことがあるが、ほんの少しだけ未来が明るいのでは?と思っている。 この2人に幸あれ。
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この物語はフィクションだろうと思いますが、日常の中で感じる言葉にはしないような感情で溢れています。 小説って素敵だ、、、
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『2020年のロマンス詐欺』 『五年目の受験詐欺』 『あの人のサロン詐欺』 『詐欺』という言葉と辻村深月のジャンルの広さに身構えて読み始めました。 どれも読後は強張った肩の力が抜ける感覚を覚えている。 やはり人は1人では生きてはいけないと思わせてくれました。 解説の一穂ミチの...
『2020年のロマンス詐欺』 『五年目の受験詐欺』 『あの人のサロン詐欺』 『詐欺』という言葉と辻村深月のジャンルの広さに身構えて読み始めました。 どれも読後は強張った肩の力が抜ける感覚を覚えている。 やはり人は1人では生きてはいけないと思わせてくれました。 解説の一穂ミチのいう『深月の一刺し』はよくわかる。 何気ない言葉が心に刺さって離さない。 お気に入りは『あの人のサロン詐欺』かな。 『五年目の受験詐欺』も思わぬ方向へいって楽しめた。 『2020年のロマンス詐欺』の "だけど 、人は目的や理由がなくやりたいことがあってもいい。" 刺さりました。
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嘘を隠すためにまた嘘をついて、それが不安定に積み重なっていくような。 でも結局ジェンガだから最後には… しかも、崩れた後も嘘の残骸は残るという。 タイトルが言い得て妙な一冊でした。
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辻村深月の短編集 大学進学で上京したがコロナ禍の影響からロマンス詐欺に巻き込まれる大学生。 優秀な長男に比べ、中学受験に苦戦している次男に持ち掛けられた「特別な事前受験」に戸惑う母親。 人気漫画原作者に成りすましてオンラインサロンを開き続ける女性の葛藤。 三つの物語の「騙す者と騙...
辻村深月の短編集 大学進学で上京したがコロナ禍の影響からロマンス詐欺に巻き込まれる大学生。 優秀な長男に比べ、中学受験に苦戦している次男に持ち掛けられた「特別な事前受験」に戸惑う母親。 人気漫画原作者に成りすましてオンラインサロンを開き続ける女性の葛藤。 三つの物語の「騙す者と騙される者」の切実な葛藤と後悔を描いています。私的には特に三作目「あの人のサロン詐欺」が秀逸と感じました。オススメの一冊です。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
2020年のロマンス詐欺 大学生の詐欺とロマンス詐欺 SNS上で繰り広げられてて、理解出来ない。 5年目の受験詐欺 ふつう裏口入学はさせないよ。 あの人のサロン詐欺 匿名作家のフリしたオンラインサロン 全部引っかからないし、つけ込まれない。 でみ、人生が全く違ったらわからない。 詐欺は引っかかるかもって思ってる方がいいから、今の引っかからないって思ってる気持ちは良くない。
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今年の読書の中で、辻村深月に再び出会えたことが一番嬉しい。 心を揺さぶられてガードが下がった剥き出しの心に仕掛けられたギミックが発動するのが堪らない。「うおおおおお!」って思いながらスッと物語が終わる。言語化できない。僕を「うおおおおお!」ってさせる力がてきめんにあるんだ。 か...
今年の読書の中で、辻村深月に再び出会えたことが一番嬉しい。 心を揺さぶられてガードが下がった剥き出しの心に仕掛けられたギミックが発動するのが堪らない。「うおおおおお!」って思いながらスッと物語が終わる。言語化できない。僕を「うおおおおお!」ってさせる力がてきめんにあるんだ。 かつて7年前にタバコくさい喫茶店で貪るように読んだ『かがみの孤城』もこの感覚だった。 3作全て面白かった。題材のチョイスも秀逸で、伏線を巻いておいて、人間関係の仄暗いところを見せつつ、最後は感情にガツンとくる。癖になっちまうよ... 2025年も残りわずかだけど、年内は彼女の深い沼にハマろうと思う。
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嘘にまつわる3つのショートストーリーはどれも辻村深月らしく人の感情、心理描写が凄まじい。 激しさこそなくジワジワ攻めて一言で急所突かれる感覚は、あぁ、コレだったわとなる。 一穂ミチの解説でこのタイトルの意味が腹落ち。 ジェンガ…確かに。 なんで人は嘘をついてしまうのか、誰のための...
嘘にまつわる3つのショートストーリーはどれも辻村深月らしく人の感情、心理描写が凄まじい。 激しさこそなくジワジワ攻めて一言で急所突かれる感覚は、あぁ、コレだったわとなる。 一穂ミチの解説でこのタイトルの意味が腹落ち。 ジェンガ…確かに。 なんで人は嘘をついてしまうのか、誰のための嘘なのか、よくわからなくなる。
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短篇集だけど どれも読み応えありで長編作品を読んでるかのような感覚になる。大満足。 ロマンス詐欺も受験詐欺も 身近に感じる嘘なだけにハラハラ感がたまらない
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