1,800円以上の注文で送料無料

マーブル館殺人事件(上) の商品レビュー

4.4

37件のお客様レビュー

  1. 5つ

    19

  2. 4つ

    15

  3. 3つ

    3

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2025/11/27

シリーズ第3弾。 カササギは読んだが、2弾のヨルガオは読んでなかったけど問題ないのだ。 入れ子構造はちょっと疲れるけれど、登場人物をチキンと把握しなおして、下巻に進むのである。

Posted byブクログ

2025/11/26

『カササギ殺人事件』『ヨルガオ殺人事件』の完全な続編。前2作を読んでいないと全く内容は理解できません。逆を言えば、前2作を読んでいる人には無茶苦茶面白い! クレタ島のホテル経営から足を洗ったスーザン•ライランド。ロンドンに戻ってフリーの編集者として再出発を図る。そこで依頼された...

『カササギ殺人事件』『ヨルガオ殺人事件』の完全な続編。前2作を読んでいないと全く内容は理解できません。逆を言えば、前2作を読んでいる人には無茶苦茶面白い! クレタ島のホテル経営から足を洗ったスーザン•ライランド。ロンドンに戻ってフリーの編集者として再出発を図る。そこで依頼されたのは、かつて担当した『アティカス•ピュント』シリーズの新作を出版すること。だが、旧知の作家エリオットが書き始めた続編には隠された秘密があることに気づいてしまい…。 相変わらずの“入れ子型”の作品。すごい。しかも、今回は新作として現在進行形で書かれている小説が、20年前の事件を投影しているという手法。非常に面白い。お薦めです。…あ、前2作も含めてね。

Posted byブクログ

2025/11/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「名探偵ピュント」シリーズ(って言っていいのか「体当たり編集者スーザン」シリーズのほうが適切かうーん)第3弾。 <良かった点> ・現実パートと作中作パートのどっちも怪しくて気を逸らさない、同時並行で別々のジャグリングみたいな離れ業を成立させる作風は今回も健在。ついでに超いいとこで切る焦らし加減も健在。 そもそもピュントシリーズとしては完結済、作者も死亡済、新作の出る幕がないはずなのに続編を書かせるとか、現実的かつその手があったか!な導入が頭いいなーと。 <よくなかった点> ・クレイス家の家系図だけじゃなく、作中作チャルフォント家の相関図も欲しかったところ。自分で読みながら作ったけど、時々○○ってどっちの世界の誰だっけ?って混乱したりするので。あーでも、「エリオット」が「エリィ」とか家族間で愛称が出てくるともっと誰だっけ??が進むので、それがないのはよかった(家族がバラバラ感も醸し出されるし)。 <総評> 第3弾にもなるとダレてくるシリーズとかもあるけど、そんなこともなく面白かった。それって普通にすごいと思う。アンドレアスと別れちゃったのは悲しかったけど、ロンドンに戻ってきて存分に編集業に携われるようになったのはよかった、んだけど、どうもフリーの立場でいいようにこき使われる感がするので後半で出版元の鼻をあかしてほしいなーと思ったり。

Posted byブクログ

2025/11/24

ホロヴィッツの新作。 編集者スーザンが活躍する “一粒で二度おいしいシリーズ”(作中作品がいつも素晴らしい)。 アティカス・ピュントの続編を書くことになった若手作家をスーザンが担当することに。 彼は何やら複雑な一族の問題を抱えており…。 わー。 スーザンがまたもや危ない状況に...

ホロヴィッツの新作。 編集者スーザンが活躍する “一粒で二度おいしいシリーズ”(作中作品がいつも素晴らしい)。 アティカス・ピュントの続編を書くことになった若手作家をスーザンが担当することに。 彼は何やら複雑な一族の問題を抱えており…。 わー。 スーザンがまたもや危ない状況に陥りそうな雰囲気がぷんぷん。 気になる台詞満載で、 あとで見返すことができるよう、付箋を付けておく。 さあ、下巻へいざ!

Posted byブクログ

2025/11/12

編集者スーザン・ライランドシリーズ第3作。スーザンはギシリャでの生活を終わりにし夫とも離婚してロンドンに戻ってきた。そこにこともあろうに、人生が一変した事件、作家アラン・コンウェイのアティカス・ピュント探偵シリーズの続編の編集はどうか?と持ち掛けられる。55歳、フリーの編集者とし...

編集者スーザン・ライランドシリーズ第3作。スーザンはギシリャでの生活を終わりにし夫とも離婚してロンドンに戻ってきた。そこにこともあろうに、人生が一変した事件、作家アラン・コンウェイのアティカス・ピュント探偵シリーズの続編の編集はどうか?と持ち掛けられる。55歳、フリーの編集者として再起を期したスーザン。はたして続編はうまくゆくのか? きっと山あり谷ありになるにちがいない、という予感。・・はたして・・そうでしたねえ。  またしてもアティカス・ピュント探偵の額縁小説が、これがすごくおもしろい。余命いくばくもない富豪老婦人の財産分割事件、とくるとクリスティの「ねじれたの家」とかを思い浮かべるが、ピュント作品はサクサクと進む。 そしてこの続編を書くことになった青年の家庭がまた、それ以上の波乱を含んだ家庭というか一族だったのですねえ。著名な児童文学者が祖母、というこの一家、いやー、どうもどうもという感じです。クリスティは財産持ってるのは老婦人が多いですが、こちらもそうなんですねえ。まあ、女性は長生き、ということなんでしょうか。 スーザン・ライランドシリーズ 「カササギ殺人事件」2016.10 2018.9創元推理文庫 「ヨルガオ殺人事件」2020.8 2021.9創元推理文庫) 2025発表 2025.9.12初版 図書館

Posted byブクログ

2025/11/09

相変わらずすごいミステリー。アンソニーホロビッツは本当の天才だろう。あとがきに書かれている解説も分かりやすくて良い。オススメ。

Posted byブクログ

2025/11/06

はいはい、今回も気持ちよく翻弄されました。 死んだ作者の代わりに続編を書くと 売れなかったミステリ作家が言い出して またスーザンが編集者として関わることに。 だが、その作品には作家自身が 過去に経験した事件への匂わせがあり…。 相変わらず作中作の『ピュント最後の事件(仮)』が...

はいはい、今回も気持ちよく翻弄されました。 死んだ作者の代わりに続編を書くと 売れなかったミステリ作家が言い出して またスーザンが編集者として関わることに。 だが、その作品には作家自身が 過去に経験した事件への匂わせがあり…。 相変わらず作中作の『ピュント最後の事件(仮)』が いかにも英国風ミステリで楽しい! この中に現実のほうの事件のヒントが あるとか、もう、考えないことにして楽しむ。 そしてこちらも相変わらず 現実の世界線で登場するキャラはどうもねぇ。 スーザンにしたって、わりと毎回ひどい目にあうが 結構、自業自得な気も。 それを知っていても、あまりある謎解きと それぞれの解決編を読むワクワク感が やっぱりページをめくらせてしまうのでした。

Posted byブクログ

2025/11/02

ホーソーン&ホロヴィッツシリーズよりこっちのほうが好き  ここ数年こっちは出てなかったから待望の一冊 アティカス・ピュントの続編を主人公が因縁浅からぬ新人作家が書くって展開で一冊で2つの物語が楽しめる 本作のタイトルとかにも本編とは関係ないわかる人だけに分かる遊びが仕込んである...

ホーソーン&ホロヴィッツシリーズよりこっちのほうが好き  ここ数年こっちは出てなかったから待望の一冊 アティカス・ピュントの続編を主人公が因縁浅からぬ新人作家が書くって展開で一冊で2つの物語が楽しめる 本作のタイトルとかにも本編とは関係ないわかる人だけに分かる遊びが仕込んであるんだろうなぁ ミステリマニアじゃないから多分一生わからないけど 下巻が楽しみ さあ今から読むぞ

Posted byブクログ

2025/10/30

相変わらずの、小説の中の小説2度美味しいパターン。 上巻がまるまるフリとは!! 読ませてくるなぁ… 楽しみしかない。

Posted byブクログ

2025/10/30

2025年10月読了。  『カササギ殺人事件』『ヨルガオ殺人事件』に続くアティカス・ピュントシリーズの三作目が発売されると知り、いても立ってもいられなくなった。面白いに決まっている!  このシリーズは、作家アラン・コンウェイが書いたベストセラー、アティカス・ピュントシリーズの文...

2025年10月読了。  『カササギ殺人事件』『ヨルガオ殺人事件』に続くアティカス・ピュントシリーズの三作目が発売されると知り、いても立ってもいられなくなった。面白いに決まっている!  このシリーズは、作家アラン・コンウェイが書いたベストセラー、アティカス・ピュントシリーズの文面からなるパートと、その本を手掛かりに現実の事件に直面する編集者スーザンのパートとに分かれる。いわゆる作中作の構造であるが、驚くべきはそのボリュームだ。手がかりとして活用される本がまるっと一冊分書かれているのだ。しかもそれ単体で満足度の高い仕上がりになっている。さらに現実で起きる事件も本の内容と密接にリンクしていて隙がない。一つの作品で二つの上質なミステリーが楽しめるのだ。つまり、面白いに決まっている。

Posted byブクログ