ダークネス の商品レビュー
まさかラストにこんな展開が待っていっとは! ミロの息子のハルオに瀕死の状態にさせた盲目の久恵と刺し違える覚悟で乗り込んだとこに昔の仲間、友部が現れ久恵を(今は妻)刺殺するとは! 20年の刑期を終えてジンボとも結局別れ、ジンボは韓国に帰り、車椅子で坂道から転げ落ちて死亡。(これ殺さ...
まさかラストにこんな展開が待っていっとは! ミロの息子のハルオに瀕死の状態にさせた盲目の久恵と刺し違える覚悟で乗り込んだとこに昔の仲間、友部が現れ久恵を(今は妻)刺殺するとは! 20年の刑期を終えてジンボとも結局別れ、ジンボは韓国に帰り、車椅子で坂道から転げ落ちて死亡。(これ殺されたんだとね、息子もグル?) 紗奈のお陰で死なず(ハルオが)にすんだと感謝してるみたいだけど、ハニートラップで近づいて部屋にあった通帳ごと2千万も盗まれたのは紗奈の裏切りのせいだよね。 医学部もたいがくしてしまったハルオは紗奈と那覇でミロのお店”ダーク”で働くのかしら。 大学の同級生の由惟が姪でその美貌の母親とは異母姉弟だった真実にはびっくり。 久恵はしんだけど、その一味の山岸兄と養子の泰介がいるからまだ復讐劇は続くと思われ、続編が待ち遠しい。 その前にミローシリーズが何冊もあるみたい。 遡って読みたいけどなぁ。絶対おもしろいのは間違いない。
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2025.11.19読了 20年の時を隔ててもまだ繰り返される憎悪の連鎖に自身の息子までもが巻き込まれていく展開のなか、ラストまで桐野ワールド全開だった。
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クラクラする。濃い。パンチ力抜群の498ページ。 村野ミロシリーズ第一弾「顔に降りかかる雨」から読んでるけど、本著が20年ぶり…ミロが還暦…感慨深い。 こんなに悪い人たちいるのかな…いるよね悪い人。 その悪い人たちがホントに活き活きと描かれてる。著者の真骨頂と言えるでしょう。書い...
クラクラする。濃い。パンチ力抜群の498ページ。 村野ミロシリーズ第一弾「顔に降りかかる雨」から読んでるけど、本著が20年ぶり…ミロが還暦…感慨深い。 こんなに悪い人たちいるのかな…いるよね悪い人。 その悪い人たちがホントに活き活きと描かれてる。著者の真骨頂と言えるでしょう。書いてて楽しいんだろな。 本著がミロのシリーズ最終章らしいけど、まだ続きありそう。続けてください。 妄想キャスティング ミロ 夏川結衣 ハルオ 奥平大兼 ジンホ 佐藤浩市 ジンホはもちろん韓国人俳優がいいんだけど、知らないのよね… 夏川結衣は最近は良妻賢母みたいな役が多いけど、若い頃はけっこうハードボイルドな役演じてた。 本文のハルオの特徴からハルオ=奥平大兼はビンゴだと思う。
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いやはや、帯を読んだら、本代節約を(一応)考えてる私でも、これはすぐさま手に取ってしまった! 分厚いぞ!と思った約500ページ、ノンストップで読みました。 壮絶だし怖いんだけど、んもう、面白すぎる!!力強い傑作です! 桐野さんファンならご存知の通り、これは、女探偵ミロのシリーズ...
いやはや、帯を読んだら、本代節約を(一応)考えてる私でも、これはすぐさま手に取ってしまった! 分厚いぞ!と思った約500ページ、ノンストップで読みました。 壮絶だし怖いんだけど、んもう、面白すぎる!!力強い傑作です! 桐野さんファンならご存知の通り、これは、女探偵ミロのシリーズ作品です。↓出版順 「顔に降りかかる雨」 「天使に見捨てられた夜」 「ローズ・ガーデン」 「ダーク」 「水の眠り・灰の夢」(番外編) 全作読んでいるので、今回「ダークネス」を読む前に順番に復習で読もうかしらん?と思ったのだけど、昔図書館で借りたのもあり(桐野さん、ごめんなさい)家に全作はないかも?と思い、結局、我慢できず「ダークネス」読み始めたけれど、さすがの桐野さん、知らずとも、忘れていても、事情がわかるように巧く説明されてます。そうそう、シリーズ最初の方は、女性ハードボイルド探偵、という印象だったのが、「ダーク」の終わり方が確か辛かったのだよな・・・などと印象だけ思い出しました。 40歳で死のうと思っていたミロも、60歳になり、息子のハルオも20歳。読み進むにつれ、危ないぞ危ないぞ、ってハラハラしつつ…母親になっているミロの変化とその変わらぬ強さを信じつつ…。 「運命に落とし前をつける」って、なんて怖い覚悟なんだろう。 毎度言ってしまうけど、やっぱり桐野さんって、凄い! こんなに力強くて、凄みのある話なのに、スイスイ読めてしまう。やっぱり大好きなのだ。 印象に残ったところ少し。 ーーーーー 若さの弱点は、想像はしていても、人生には天候以上の災厄や不幸がいくらでも、そして何度でも襲ってくることを知らないことだろう。それらと闘っているうちに、人は容易に歳を取るし、あらゆることを受容するようになる。 長いこと会ってない人ってのは、想像のはるか上をいくわね。 大きな衝撃と深手を負った後に、また、いつものように自分自身が蘇ってくる。私はそれが嬉しかった。 常に関係を補強してゆかないと、人は容易に変転する。 おまえしか美愛の味方はいないのに、背いてどうするんや 母親とは大きな弱みを持つ人のことだと思った。若い頃は孤独でも全然平気だったのに、ハルオを産んでからの二十年で、私は迷い、怯える人間になってしまったのだ。 ハルオが気にする血縁というものは、何の意味もないのかもしれないと思う。 ーーーーー これが最後なのかな・・・ ハルオのこの後の話なんて書いてくれないかなあ〜。 いつかまた、シリーズ最初から続けて読もう!と心に誓いながらラストのページを閉じたのでした。
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続編を読めると思ってなかったので単純に嬉しかった。内容は簡潔にまとめてあって読みやすいし、やっぱり心動かされる。
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作品名のとおり、人間の闇がとことん描かれた作品 こういう救いのない小説が、人間の愚かさを表してて凄く面白いと感じる そんな自分が1番愚かなのかも知れない 望まれずに生まれた息子、親の借金に泣く娘、欲望や復讐だけで生きている邪悪な人家達、そこに最も闇を抱えた主人公が絡み合う 決して...
作品名のとおり、人間の闇がとことん描かれた作品 こういう救いのない小説が、人間の愚かさを表してて凄く面白いと感じる そんな自分が1番愚かなのかも知れない 望まれずに生まれた息子、親の借金に泣く娘、欲望や復讐だけで生きている邪悪な人家達、そこに最も闇を抱えた主人公が絡み合う 決して自分が味わうことのない世界だが、本質的な人間性はさほど変わらないのかもしれない もし続編が出るならぜひまた味わいたい世界だ
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最後の50ページは悪い方向にしか行く気がしなくて、読むのを躊躇ったし辞めたい気持ちになった。 ミロの人生、切なすぎる。
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ミロ・シリーズは全作読んでいるはずだが、彼女の背景すっかり忘れていた。 しかし、それでも楽しめた。 ミロが還暦になっても、たくましく美しい人間であることは嬉しいこと。
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まさかまたミロのシリーズが出版されるとは!桐野ファンだがミロにはあまり思いれがないため、本作もそこまで待ちわびていたわけではないもののやはり面白かった。もうミロが60歳という衝撃。そして20歳の息子もいると。過去作の展開もわりと拾っているので記憶がなくても問題なく読めた。強そうで...
まさかまたミロのシリーズが出版されるとは!桐野ファンだがミロにはあまり思いれがないため、本作もそこまで待ちわびていたわけではないもののやはり面白かった。もうミロが60歳という衝撃。そして20歳の息子もいると。過去作の展開もわりと拾っているので記憶がなくても問題なく読めた。強そうで脆いミロ。ああ、そういえばこんな人だったな。あらすじには『最終幕!』とうたいながらもまだまだ真実は藪の中。息子の心情をもっと深堀してほしかった。また続編が出てもおかしくはない。
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「ミロ」シリーズ最終話と銘打たれているが、あるいは続編もと期待したい。ストーリーと、それを追う文章の疾走感がすごい。シリーズ第一話からまた読み返してみたい。
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