1,800円以上の注文で送料無料

天使と歌う の商品レビュー

4.1

22件のお客様レビュー

  1. 5つ

    8

  2. 4つ

    7

  3. 3つ

    4

  4. 2つ

    1

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2025/11/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

大夢が人との出会いを通して世界を広げ、成長していく姿にぐっときた。忘れられた才能や遅咲きの人に光を、という考え方にも共感。こんなコンクールが本当にあったら素敵だなと思う(あるのかもしれないけど)。コンクールの描写では、思わず実際の演奏も聴きたくなった。

Posted byブクログ

2025/10/31

音楽が聴こえてくる小説が大好きです。初読みの作家さんですが、大当たりでした!始めはスポ根ものか?と、ちょっと間違ったかななんて思いながら読んでいたのに、どんどん夢中になっていました。いつもは二三冊を並行して読むのですが、これは一冊集中して読みました。ちょっとラッキーすぎる流れも、...

音楽が聴こえてくる小説が大好きです。初読みの作家さんですが、大当たりでした!始めはスポ根ものか?と、ちょっと間違ったかななんて思いながら読んでいたのに、どんどん夢中になっていました。いつもは二三冊を並行して読むのですが、これは一冊集中して読みました。ちょっとラッキーすぎる流れも、主人公の音楽に対する真摯さへのご褒美だと思えるいい話でした。曲の背景や解釈など、お勉強させられている感なく頭に入ってきましたし、演奏曲を聴きながら読むと格別でした。次の作品が今から楽しみです。

Posted byブクログ

2025/10/18

 「データ化された私の音だけでなく、その瞬間しか聴けない生演奏の面白さを知ったはずだ。  大夢も、彼女たちも、もどってきた弦も、みんな世界に息づく音楽のひとつだ。  すべてに物語がある」           (本文より)

Posted byブクログ

2025/10/17

いつのまにか読み終わった。この物語を読んだ後、心が透き通って、心が軽くなった気がした。読めてよかったなと 音楽が好きになる本だな

Posted byブクログ

2025/10/14

高校生の私が、自分の将来の夢を考える上で参考になればいいなと思い、読んでみました。 自分らしさは出そうと思って出すのではなく、滲み出てくるものだから、感じたままに表現し続けることで自分の個性に繋がるのかなと思いました。

Posted byブクログ

2025/10/14

引き続き愛野史香さんで、こちらは音楽小説。 高校三年の雨宮大夢は父子家庭で育ち、小学生の頃から近所に住む元チェリストのクロアチア人・ルカ・デリッチの家に出入りして、チェロを習っていた。 ルカ先生の楽器を借りて練習をしていた大夢は、先生のそばにいたいと思う気持ちと飽きられたくな...

引き続き愛野史香さんで、こちらは音楽小説。 高校三年の雨宮大夢は父子家庭で育ち、小学生の頃から近所に住む元チェリストのクロアチア人・ルカ・デリッチの家に出入りして、チェロを習っていた。 ルカ先生の楽器を借りて練習をしていた大夢は、先生のそばにいたいと思う気持ちと飽きられたくなくて続けていたが、将来は父と同じ介護福祉士の進路に…と考えていた。 ある日、クロアチアから「ルカ・デリッチ国際コンクール」を新設したいという話が届き…。 自分の才能に気づいてすらいなかった大夢が、2年後の音楽コンクールに挑戦する。 異例のコンクールには、訳ありで個性強めの敗北者たちが集い、それぞれの想いを懸けて熾烈な戦いを繰り広げる。 双子の片割れの歌音と親しくなりながら最後までルカの弟子だったという高祖に悪態をつかれながらも挑んでいく大夢に最初の頃に見た不安さを感じなくなった。 聴かなければよかったと思うのに高祖の演奏から頭から離れなくて、もっと知りたくてたまらないといった感情も成長したんだと思えた。 チェロの音色は、人間の声に似ているがゆえに、チェリストは「弾く」ことを「歌う」とも表現するそうだ。 ファイナリストの大夢の弦が切れて中断した後、再びルカ先生のチェロを抱きしめるようにして再開した演奏は、情熱的で独特でありながらも軽快でもあり美しい音を漂わせて、観客を酔わせたであろう描写だった。 まさに心の琴線にふれる感動とスリリングな音楽小説だった。

Posted byブクログ

2025/09/23

Amazonの紹介より 心の琴線にふれる感動&スリリングな音楽小説、ここに誕生 高校三年生の雨宮大夢は、介護福祉士になる進路を考えていた。近所に住むクロアチア出身の元世界的なチェリスト、ルカ・デリッチ先生を支えるためだ。身体が不自由なデリッチは、妻の故国日本に隠棲しており...

Amazonの紹介より 心の琴線にふれる感動&スリリングな音楽小説、ここに誕生 高校三年生の雨宮大夢は、介護福祉士になる進路を考えていた。近所に住むクロアチア出身の元世界的なチェリスト、ルカ・デリッチ先生を支えるためだ。身体が不自由なデリッチは、妻の故国日本に隠棲しており、大夢は小学生の頃から、先生の『無伴奏チェロ組曲』に憧れてチェロを習っていた。 そんなある日、クロアチアから「ルカ・デリッチ国際コンクール」を新設したいという話が届く―― 異例の音楽コンクールに訳ありの“敗北者”たちが集い、それぞれの想いを懸けて熾烈な戦いを繰り広げる。 主人公が、長い間ひたむきにチェロと向き合いつつ、懸命に頑張っている姿にほっこりとしましたし、成長したなと思わせてくれました。 世界的なチェリストだった先生に出会ったことで、チェロに魅了されるのですが、その直向きさは純粋さが窺えて、瑞々しく映りました。 そんな時、ある来客が。先生の故郷クロアチアから先生を主催にした国際コンクールを新設してほしいという話が。 日本で隠棲していたので、まさか情報が漏れていたとは。 最初は反対しつつも、ある条件を提示したことで、コンクールを新設することになりました。 約2年後、大夢は大学生になり、コンクールに出場することになるのですが、場所は外国・クロアチア。出場条件が独特で、奔走していくのですが、道中には日本人が。 異彩を放つキャラクターの濃いメンツで、一緒に切磋琢磨したり、嫌悪されたりと色々ですが、コンクールに挑む登場人物の活躍が描かれています。 なかなか演奏となると、どんなメロディーなのか、そんなに詳細に描かれていないので、分かりづらかったですが、課題曲に挑戦する人達の苦悩が垣間見えました。 上級者でも、コンクールの主旨に合わなけれども失格する環境で頑張る主人公の情熱と緊張感が印象的でした。 チェロに限らず、コンサートを通じて、音楽はボーダーレスであることを感じましたし、音色を聴いてみたくなりました。 特に印象的だったのは、日本人と外国人との交流場面です。音楽を通じてのコミュニティに、助け合い精神の素晴らしさが窺えましたし、こういったことが色んなところで起きてほしいとも思いました。 果たして、どこまで食らいついていくのか。色んな偶然はあるかと思いますが、それぞれのチェロに対する直向きさがあって、瑞々しい空気が漂う作品で良い作品と思える余韻に浸れました。

Posted byブクログ

2025/09/18

とても素敵な作品。完全にタイトルだけに惹かれて読み始めたらバレーボールからチェロという大好きな題材。そして親しみやすい文章と真っ直ぐな主人公。優しい人々。優しい音楽。泣ける。。愛野史香さん、今作が2作目なのかな?次作も楽しみです!

Posted byブクログ

2025/10/06

描写や表現の熱量がちょうどよく、とても読みやすかったです。 先生の病やかつての生徒との確執等、 読んでいて苦しくなる部分が絶妙に抑えられていて、全般に清々しい愛と成長の物語です。 チェロを弾けない私にとって、演奏部分の描写は本当に適量でした。 この方の描かれる物語をもっと読んで...

描写や表現の熱量がちょうどよく、とても読みやすかったです。 先生の病やかつての生徒との確執等、 読んでいて苦しくなる部分が絶妙に抑えられていて、全般に清々しい愛と成長の物語です。 チェロを弾けない私にとって、演奏部分の描写は本当に適量でした。 この方の描かれる物語をもっと読んでみたいと思いました。

Posted byブクログ

2025/09/07

愛野史香さん2作目です。 音楽と情景が見えてくるようだった。 大夢の成長する様子が良かった。 大夢と師匠ルカとの関係 周りの登場人物・・・。 チェロに注目して、観てみよう。

Posted byブクログ