天才望遠鏡 の商品レビュー
天才と称される人たちとその周りの人々を描いた短編集。天賦の才というのはあるのだけれどそれでもやっぱり「天才」という人たちは見えない努力をしているんだろうと思う。報われるまで努力をし続けることができる才でもあるかな。最後の2編、お馬さんの話と作家さんのお話が特に印象に残った。特に作...
天才と称される人たちとその周りの人々を描いた短編集。天賦の才というのはあるのだけれどそれでもやっぱり「天才」という人たちは見えない努力をしているんだろうと思う。報われるまで努力をし続けることができる才でもあるかな。最後の2編、お馬さんの話と作家さんのお話が特に印象に残った。特に作家さんのお話は不器用な正直さに泣けた。
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『オール讀物』2021.6、2022.2、2022.6、2023.2『星原の観測者』は書き下ろし 星2.5 自分の体調なのか、文体のせいなのか、読解力のなさのせいなのか、なかなか読み進められず、思ったような感動も感じられなかった。 歌手を志す『エスペランサの子供たち』が唯一、...
『オール讀物』2021.6、2022.2、2022.6、2023.2『星原の観測者』は書き下ろし 星2.5 自分の体調なのか、文体のせいなのか、読解力のなさのせいなのか、なかなか読み進められず、思ったような感動も感じられなかった。 歌手を志す『エスペランサの子供たち』が唯一、読みやすかったかな。 この物語については、長編でじっくり読みたかった。
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お初の作家さんです。 将棋界やフィギアスケート、歌や陸上、乗馬、小説家まで 様々なジャンルの中で苦悩しながらその世界で輝きをつかみに行く 星たちを描いている。連作短編集 でも 主人公たちは大きく輝く一番星ではないけれど 確かにその世界で輝いていた、そしてこれから輝く才能たち。 ...
お初の作家さんです。 将棋界やフィギアスケート、歌や陸上、乗馬、小説家まで 様々なジャンルの中で苦悩しながらその世界で輝きをつかみに行く 星たちを描いている。連作短編集 でも 主人公たちは大きく輝く一番星ではないけれど 確かにその世界で輝いていた、そしてこれから輝く才能たち。 私は何も出来ないけど いろんな世界で頑張っている若者の姿を見るのは大好き この本の中では、 「星の盤側」の中のかつての天才中学生と言われた座間棋士や 「カケルの蹄音」の陸上の才能があったが故障し乗馬部に引っ張り込まれる志木翔琉くんが良かった。 WSも終わって、ニューイヤー駅伝や箱根駅伝までまだちょっと時間がある 秋の夜長 本の中で頑張る若者を応援するのも悪くないですよ。
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天才の苦悩と「じゃない方」の苦悩、それを見守る人々。それぞれの思いが交錯してほろ苦くも温かい気持ちになる。 個人的には「妖精の引き際」が好き。パリの白い街並みとフィギュアスケートの氷の美しさがキラキラ反射して幻想的なシーンが浮かぶ。カメラマンの多々良さんが撮った写真が見たいな。
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色んな意味・分野の天才と、そのそばにいる天才じゃないひとを描く連作短編集。 まあ良いんじゃないですか?
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様々な分野の天才とその側にいる天才じゃない人。 「エスペランサの~」のその後が読みたい! ちょっと出てきたけど、もっと仔細に読みたいなー。
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『じゃない方』から見た天才の姿。眩しい星は、見上げるだけの人間にも感動を残すだけの魅力があるのだろう。でも『じゃない方』が惨めなわけじゃない。星に照らされているだけじゃなく、自分なりに輝いている事に気づければいい。そんな風に思える小説だった。
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短編が5本入った作品です。 額賀さんらしく読みやすい作品でした。 天才って羨ましいけど大変。 全ての運に恵まれ、さらに努力ができて精神的に強い人でないと天才にはなれないなと思う。 それでも天才をキープできる人もいるけど、一時だけ輝く人もいて‥切ない。 負け惜しみを言うが凡人...
短編が5本入った作品です。 額賀さんらしく読みやすい作品でした。 天才って羨ましいけど大変。 全ての運に恵まれ、さらに努力ができて精神的に強い人でないと天才にはなれないなと思う。 それでも天才をキープできる人もいるけど、一時だけ輝く人もいて‥切ない。 負け惜しみを言うが凡人で良かった笑
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同じ世界線で頑張る人のストーリー集、かなと思っていたら…最後の章、ボロ泣きでした。読みながら、じわじわと伝えたい事が見えてきて、それまでの章のストーリーも思い出して、またボロ泣き。 才能ってなんだろう。世間一般に認められないと、それは才能ではないのだろうか。素敵だと言われないと、...
同じ世界線で頑張る人のストーリー集、かなと思っていたら…最後の章、ボロ泣きでした。読みながら、じわじわと伝えたい事が見えてきて、それまでの章のストーリーも思い出して、またボロ泣き。 才能ってなんだろう。世間一般に認められないと、それは才能ではないのだろうか。素敵だと言われないと、光ってないのだろうか。星空は一等星が目立つけれど、星々の輝きあってこそ総じて美しい夜空になる。ちゃんと観ているよ、と伝えたくなる。
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人は一定以上の才能を持つ人を天才と呼び自分とは違うもの、時には神のように称えるが、 その一握りの天才もまた人であり、色々なことに悩んだり、偶像化される事に苦悩したりするのだ。 そんな一般人には遠い世界で活躍する(していく、していた)天才たちをタイトル通り、望遠鏡で覗き込むように描...
人は一定以上の才能を持つ人を天才と呼び自分とは違うもの、時には神のように称えるが、 その一握りの天才もまた人であり、色々なことに悩んだり、偶像化される事に苦悩したりするのだ。 そんな一般人には遠い世界で活躍する(していく、していた)天才たちをタイトル通り、望遠鏡で覗き込むように描いている素敵な作品。
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