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八月の母 の商品レビュー

4

69件のお客様レビュー

  1. 5つ

    22

  2. 4つ

    28

  3. 3つ

    13

  4. 2つ

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  5. 1つ

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2025/10/22

家族愛について考えさせられる内容だった。男は信用出来ない、母親からの嫉妬と執着、愛のかたちが歪んでいて、読んでいて苦しくなる。最後の章で、彼女が下した決断がこれからの未来が幸せであることを期待したい。

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2025/10/16

先を予想して読みながらも予想通りの展開と予想外の登場人物の心の動きに感情が揺さぶられた。 最初のうちは陽向の名前が明かされず、時代もずいぶん違っていたので戸惑ったがすぐに理解できた。

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2025/10/14

読んでいて辛く、実際の事件をモチーフにしているとの事でさらに辛い気持ちになった。自己中心的な男性に翻弄される受け継がれてしまう女性の抗えない血の不幸の連鎖。先が気になってすごい勢いで読んだが読み進めたら明るい希望がもてる展開になるかと思ったが最後まで辛い展開だった。評価は今はまだ...

読んでいて辛く、実際の事件をモチーフにしているとの事でさらに辛い気持ちになった。自己中心的な男性に翻弄される受け継がれてしまう女性の抗えない血の不幸の連鎖。先が気になってすごい勢いで読んだが読み進めたら明るい希望がもてる展開になるかと思ったが最後まで辛い展開だった。評価は今はまだ気持ち的にできず。

Posted byブクログ

2025/10/13

文句なしに面白かった。 読んでいる中で、誰かと重ねられるやり取り、重ねられないやり取り。 そしてそこから想像する結末は、私は想像を超えてて面白かったし、読んで良かったと思った

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2025/10/08

なんだか昔から聞き覚えのある案件…と思っていたら実際の事件をモチーフにされているとか。それだけ貧困家庭、ネグレクト、虐待、て無くならないんでしょうね。とても読んでいて辛いです。9割5分登場人物にイライラしましたが、彼彼女らもそれぞれ必死なんだわと思ったらやるせないです。。

Posted byブクログ

2025/10/07

先祖から脈々と受け継がれる血。 幼少期の環境や受けた傷はどんなに抗っても 知らぬ間に受け継がれてしまう。そこで習慣となった当たり前はこれからもその人物の当たり前となり受け継がれていく。一度歪んだものは元に戻すのは容易なことではなく、それに気が付き手を差し伸べてくれる人に対して、そ...

先祖から脈々と受け継がれる血。 幼少期の環境や受けた傷はどんなに抗っても 知らぬ間に受け継がれてしまう。そこで習慣となった当たり前はこれからもその人物の当たり前となり受け継がれていく。一度歪んだものは元に戻すのは容易なことではなく、それに気が付き手を差し伸べてくれる人に対して、その手を取る事さえも出来ず、悪循環に陥る。ただ希望があるとすれば、どんな人にも現状を打破するようなターニングポイントは訪れる。それに気が付き手をとることが出来るかが大切だと感じた。

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2025/10/05

あの夏、 あの団地で、 あの子を殺したのは「なに」 この帯分は本当に秀逸だと思う。 母とは、娘とは、そんなことを考えさせられる作品。 1章では視点や時系列がコロコロ変わりながらも読みやすいので、混乱はせずにサクサク読める。 全体的に展開は読めるし、こういう小説が好きな人からする...

あの夏、 あの団地で、 あの子を殺したのは「なに」 この帯分は本当に秀逸だと思う。 母とは、娘とは、そんなことを考えさせられる作品。 1章では視点や時系列がコロコロ変わりながらも読みやすいので、混乱はせずにサクサク読める。 全体的に展開は読めるし、こういう小説が好きな人からするとよく見るストーリーかもしれないけど、紘子のあの言葉で螺旋から解放される瞬間はグッとくる。

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2025/10/26

購入済み 2025.10.26.読了 世の中には本が溢れている。読みたい本も溢れている。でも時間には限りがある。失敗したくない。 そんな私が基準にしているのが ブクログ評価が星4以上かつ興味を持てる題材を扱っていること、あるいは絶対的信頼を持つ作家さんの作品であること。 この作品...

購入済み 2025.10.26.読了 世の中には本が溢れている。読みたい本も溢れている。でも時間には限りがある。失敗したくない。 そんな私が基準にしているのが ブクログ評価が星4以上かつ興味を持てる題材を扱っていること、あるいは絶対的信頼を持つ作家さんの作品であること。 この作品はどちらにもあてはまらない。母親と娘という題材には非常に興味がある。でも星が4未満である。悩みに悩んで。。。購入。この作品に出会えて本当に良かった。 窪美澄さんの解説を読んで知ったのだが、この物語は愛媛県伊予市で実際に起こった事件がフックになっていた。 とても重量のある作品。読む側にもかなりの体力が必要。貧困、性被害、暴力、ネグレクト。子供にはどうすることもできない親ガチャ。 そんな中、(本編にも何度も出てくる)『勉強は武器』だけはいつの時代も子供達に平等に与えられる一発逆転のチャンスであってほしいと願う。スポーツに打ち込むのもいいが、最近のスポーツはお金がかかりすぎる。居場所のない子供達が学校に残って勉強する。ガリ勉だなんだと揶揄されてもなりふり構わず勉強する。嫌な思いをすることもあるだろう。しかしそこから、自分の力で少しずつ未来を切り拓いていく。誰のせいにもせず、出自を凌駕して、自分の手で未来を勝ち取る。いつまでもそんなことが可能な世の中であってほしい。

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2025/09/28

早見さんの作品を読むのは、アルプス席の母→店長がバカすぎて に続いて三作目なんですが、振り幅が凄くて圧倒されてます… これはかなり重い話だけど、読み始めたら止まらなくて、ラストは一気読みでした。 『イノセント・デイズ』も積んでるので、近々読んでみます。

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2025/09/27

家族の形、女性の生き方、人間とはなんなんだろうと考えさせられる作品だった。 正直なところ、読むのが非常に辛かった。 実際の事件を元にした作品であるが、このようなことが現実としてあるのだということは、なかなか想像できない。だけど、断ち切ることによる「幸せ」もあることは、心に留めてお...

家族の形、女性の生き方、人間とはなんなんだろうと考えさせられる作品だった。 正直なところ、読むのが非常に辛かった。 実際の事件を元にした作品であるが、このようなことが現実としてあるのだということは、なかなか想像できない。だけど、断ち切ることによる「幸せ」もあることは、心に留めておきたい。

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