1,800円以上の注文で送料無料

どうせ世界は終わるけど の商品レビュー

4

149件のお客様レビュー

  1. 5つ

    41

  2. 4つ

    54

  3. 3つ

    38

  4. 2つ

    4

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2025/11/26

100年後に小惑星が地球に衝突して人類は滅びる。 同じような設定は1年後や8年後で読んだことがありますが、滅びるのは次の世代である100年という設定が良くも悪くも特徴的。 終盤の言葉にはハッとさせられる一方、時間による技術の進歩が気になるところ。

Posted byブクログ

2025/11/23

どうせ世界は終わるのに、日常は続いていく。みんなが「どうせ世界は終わるのに」と思いながら、生活をしないといけないやるせなさ。 その中でも、最後には希望が見える素敵なお話たちだった。 短編ではあるけど、どのお話も伏線回収が散りばめられていて、一気読み。

Posted byブクログ

2025/11/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

短編集なので読みやすかった。 最後の章はそれまでの登場人物が再び登場して、その後がわかり良かった。 絶望的な状況の中、皆自分の人生に向き合い良い方向に意識が変わる。 どうせと何でも決めつけるのはやめようと思う。

Posted byブクログ

2025/11/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

人類が滅びるというテーマにしては、登場する人達はみんな個人の悩みに終始していて、うん、まあ人類が滅びるとしても100年後だったらこんな風だよな……となる小説。「世界が終わる」という言葉が免罪符のようにも救世主のようにも使われていて、その中でこの時代に生きる自分達がどう生きるのかがテーマになっていて、読んでいると「100年後に世界が滅びなくたって世界は滅ぶことがあるし、どう向き合うかだよ」と言われている気がする。

Posted byブクログ

2025/11/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

世界が終わるまでの100年間を描くわけではなく思った感じの本とは違いましたが、現実味のある物語でした。

Posted byブクログ

2025/11/16

人性を振り返ったりこの先を想像する時、一本の途切れない道を歩いていくイメージをしがちだけど、実際は瞬間瞬間が積み重なって道になり、生活の一瞬一瞬に感じる気持ちや相手とのやり取りが連なって続いていくんだなと、そんなことを考えた 未来のために生きるんじゃなくて、今の自分のために日々を...

人性を振り返ったりこの先を想像する時、一本の途切れない道を歩いていくイメージをしがちだけど、実際は瞬間瞬間が積み重なって道になり、生活の一瞬一瞬に感じる気持ちや相手とのやり取りが連なって続いていくんだなと、そんなことを考えた 未来のために生きるんじゃなくて、今の自分のために日々を生きて、それが未来になる

Posted byブクログ

2025/11/16

約100年後に小惑星の衝突によって、滅亡することが確定している地球。夢や希望を抱くことが難しいと感じるようになった社会でどう生きるかを描いた6篇の物語。 最初にタイトルと内容を見た際、パニックものかと思ったがそんなことはなかった。日常生活にほんの少しだけ毒と影が含まれるようにな...

約100年後に小惑星の衝突によって、滅亡することが確定している地球。夢や希望を抱くことが難しいと感じるようになった社会でどう生きるかを描いた6篇の物語。 最初にタイトルと内容を見た際、パニックものかと思ったがそんなことはなかった。日常生活にほんの少しだけ毒と影が含まれるようになるというところが、中々にリアルで面白いと思った。また、1話1話にどんでん返しが仕込まれていて、ミステリではないけれどそれを読んでいるような感覚になれた。

Posted byブクログ

2025/11/15

人類が数十年先に滅ぶと知った場合、私の生き方は変わっていただろうか。人類の期限を知った時、どのような変化が現れるのかも少し知ることができたような気がする。 それを見た上で、人類が滅びるから、滅びる前にとかではなく、「自由に生きる」こと、大切だなぁと思った。 私も人生後半に突入して...

人類が数十年先に滅ぶと知った場合、私の生き方は変わっていただろうか。人類の期限を知った時、どのような変化が現れるのかも少し知ることができたような気がする。 それを見た上で、人類が滅びるから、滅びる前にとかではなく、「自由に生きる」こと、大切だなぁと思った。 私も人生後半に突入しているが、人生を諦めずにもう少し自由に生きていきたいと思った。

Posted byブクログ

2025/11/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

100年後に“ホープ”と呼ばれる惑星が地球に衝突して人類は滅びる、かもしれない世界線。 ①高校生の男女、その2人の仲を持った(怪文書を使って)日向が亡くなった。自分に自信が持てなかった主人公に勇気を持たせてくれた。その彼女の名前は“希望=のぞみ”、惑星と同じ名前だった。 ②ヒーローになれない主人公はある有名な会社の面接で高校時代の後輩だった女性に出会う。彼女は優秀で不甲斐ない主人公とは全く違う。でもその彼女は自分のことをヒーローと呼ぶ。 実はその彼女は後輩ではなく、その子の姉。昔、痴漢被害に遭ったのを救い、またバイト禁止の校則を生徒会長になるために撤廃しようとしたからだ。 ③誰もいない無人島に独り、最愛の彼女と別れて彼は独り生きる。そこへある男がやって来た、変な奴だが憎めない。そして、彼は出所前日に刑務所から逃亡した時の人でもあった。 彼は6年前に妻と娘を通り魔に殺され、その怒りから通り魔を撲殺した。でも、誰も彼を責めなかった。 ある日、島から買い出しに出たが、男は彼を警察に通報しようか迷った、懸賞金があるからだ。でも男は通報せずに島に戻った。 ただ、彼は実は男を尾行していた。本当は事件を風化させたくなくて、話題を作るために逃走していたのだ。そして、男こそ通り魔の実の兄、事件で全てを失った男だった。 ④東京に家出するサッカー少年と真面目な女の子の話。東京へ行く理由は、本当に隕石が衝突するか国立天文台に聞きに行きたかったから。 ⑤自分は宇宙飛行士と嘘をついてしまった父親の話。でも、それは小学生の娘も知ってて、本当に宇宙飛行士になって欲しいための作戦だった。 ⑥今までの話が全て結びつく。天気予報士になりたい不登校の男の子の話。

Posted byブクログ

2025/11/14

直径20キロを超える隕石が地球に衝突して、 人類は滅びてしまうことが判明しました。 でも、それは100年後のことです。 マクロ視点では、当然全世界が叡智を結集して 衝突の回避を目指します。 では、ミクロ視点である人々の暮らしは どう変わるのか。これが本書の主題です。 伊坂幸...

直径20キロを超える隕石が地球に衝突して、 人類は滅びてしまうことが判明しました。 でも、それは100年後のことです。 マクロ視点では、当然全世界が叡智を結集して 衝突の回避を目指します。 では、ミクロ視点である人々の暮らしは どう変わるのか。これが本書の主題です。 伊坂幸太郎の「終末のフール」でも示された 「あなたの生き方は何歳まで生きようとする生き方 なのですか」という、根源的な問いかけを読者に 突きつける一冊です。

Posted byブクログ