パラソルでパラシュート の商品レビュー
コンサートで同じ歌を口ずさんでいたスタッフさんに、口パクで待ち合わせ場所伝えられる世界線に惹かれた。 30歳の壁みたいなものを、世間体を深く深く捉えて生きていかなくてもいい背中を押された気がした。 関西弁の軽やかな掛け合いも読んでて、気持ちがいい。
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なんか、よかったな。他人を気にするのではなくて、私とあなた、として進んでいく感じが。現実はそうはいかないことなんて重々わかってるんだけど、目の前にいる人、あなた、をちゃんと見て話が進んでいく感じがよかったな。
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ここにいていいよって 認めてくれる人や 自分次第って 見守ってくれる人がいると 自分らしくいられるのかもしれない。
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私はすごく好きでした。 みんなの個性が立っててフクザツで最高。 夏子に想いを寄せる(?)弓彦 過去とはいえ、今もざわついちゃうくらいママハハのこと好きだったんだなあという享 文の端々で、享への思いが出ちゃってる美雨 周りになんといわれようが推し活して楽しくやってる浅田さんも良かった。あ、千冬ちゃんも。結婚して家建てたら美雨の部屋作るといってくれた千冬ちゃん可愛かった。 少し前のドラマ「コントが始まる」を思い出して、美雨は完全に有村架純でした。 「今は」恋愛に発展してないだけ、と私は踏んでます。 享はだいぶこじらせてて、ただ恋愛の仕方を忘れてるだけ。 美雨は好きを自覚しても享みたいな人にどうアプローチしていいかわかんないし、ほんと享待ち。 そんでいつか美雨が「やっと言ってくれた」となるとよいです。 、、、という妄想ができるところまでよいです。 この本の中で一回だけ享が「美雨」って呼んだのと(遺産相続の書類の時)、 バックハグこっくりさんしてたのがお気に入りシーンです。
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『この人の目はわたしを値踏みしない。 何でもないわたしを、何でもない人間として、可も不可もなく見ている。』 この部分大好きです。 他人を評価しない人ってそうそう出会えない。
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一穂ミチさん、同い年かつ同じ大阪出身で好きな作家さん。 今まで読んだ中で古い作品(たぶん)の短編集だけイマイチだったので、今作も古いのか新しいのか、合うか合わないかどうなんだろうとドキドキしながら読みましたが、、 好きー!!!! すぐ夢中になりました。 それにしても大阪の人で...
一穂ミチさん、同い年かつ同じ大阪出身で好きな作家さん。 今まで読んだ中で古い作品(たぶん)の短編集だけイマイチだったので、今作も古いのか新しいのか、合うか合わないかどうなんだろうとドキドキしながら読みましたが、、 好きー!!!! すぐ夢中になりました。 それにしても大阪の人で芸人さんをテーマに書くて、すごい。よう書かはったなと今度はそのことにドキドキしながら読みました。 なんて言うか大変な世界なんわかってるし、素人が口出すな感も伝わってくるし(その割に実際は気軽に好き嫌いやおもろいおもんないも言うんやけど)、でもそのプレッシャーに勝るしっかりしたネタ(しかもベタじゃない)でさすが。 お笑い好きなのかなーと一穂さんにも更に興味が。 本題は芸人さんでなく、女性はいまだに年齢であれこれ言われることなど。 読者が安心さえすればいい終わり方でなかったのもよかった。 追記) 場所(南の方)とベタな関西弁は金属バットがモデルなんかなと思った。ビジュアルはちょっとちゃうけど笑
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面白かったー! 恋愛に発展しないという点で賛否が分かれそうだとは思ったけど、私はこの2人の関係性が好きだった。継母が出てきた時に、雨ちゃんがハッキリヤキモチを妬いたりしたら冷めてしまってたと思う。2人の関係だけでなく、弓彦や郁子や周りの人との関係もすごくよかった。 セリフが多い小説は苦手だけど、テンポや勘がいいやりとりだったからとても気持ちよく読めた。 郁子さんは終始ヒコロヒーでした。笑
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ハードカバー版を読んだので掌編未読なのでなんとも言えないけど、ふわふわした登場人物ばかりで全然入り込めなかった。 美人でピンボケな主人公にお笑い芸人イケメンと真面目系のトリオでドリカム状態。 恋愛全面に出してないからまあいいとしても、共感できたのは浅田さん。人間味溢れて地に足つけて生きてる感じがいい。 30歳はまだまだこれから。夢見てもふわついてもまだやっていける。彼らのその後を見てみたい気はする。
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普通の恋愛小説ではなくて、異質な設定であった。義母を愛する享、享が演じる夏子を愛する相方、その2名を見守る美雨。 愛にも色々な形がある。前向きになろうと思える小説だった。
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個人的にお笑いはあまり見ないんだけど、本作の登場人物たちが交わす大阪弁のボケとツッコミのリズムはとても心地よく、すらすらと読めた。受付嬢の女性が売れないお笑い芸人に恋をするという、男性視点だとかなり「おいしい」状態であるにもかかわらず、安易にセックスに持っていかない展開はとても良...
個人的にお笑いはあまり見ないんだけど、本作の登場人物たちが交わす大阪弁のボケとツッコミのリズムはとても心地よく、すらすらと読めた。受付嬢の女性が売れないお笑い芸人に恋をするという、男性視点だとかなり「おいしい」状態であるにもかかわらず、安易にセックスに持っていかない展開はとても良かったと思う。 これまで周囲に流されて生きてきた主人公が、シェアハウスに引っ越したり、ハラスメントまがいの行動をとる社長に毒をぶつけたりするあたりの変化は読みどころのひとつだと思うけど、元々不思議ちゃんキャラのような人物なのと、心理描写がどこか第三者的な感じがして、読後の印象自体はやや弱め。主人公と同世代の女性読者だったらより共感できるかもと思った。
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