一次元の挿し木 の商品レビュー
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壮大な話でワクワクしながら読み進めてて楽しかったんですけど、終盤がちょっとな。 なんか、イケメンが新しい拠り所見つけてめでたしみたいな終わり方な気がしてモヤってしまった。
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二百年前の人骨のDNAが 四年前に失踪した妹のものと一致!? あらすじ聞いたら読みたくなること必至!想像以上に戦慄を覚える場面あり、緊張感が続き、予想外の方向に展開する!時系列が前後するけど、モチーフが繰返し提示されるので複雑になりすぎず、読ませる!
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■主要人物:エリア ・悠(はるか)、紫陽(しはる)、唯、真理、七瀬、石見崎、仙波、樹木の会、牛尾、新橋、遺伝子、ミノタウロス、テセウスの短剣、800体近くの遺骨、手紙 ・ループクンド湖@インド ヒマラヤ山脈 ・日江市 山城公園、山城美術館/茨城県北部 ・ATGC(アデニン、チミン、グアニン、シトシン) ・金ピカのデイトナ(ロレックス) ■印象に残った箇所、表現 ・(植物標本)開くと同時に、ナフタリンの臭いが鼻を突いた。 ・「あなたを産めたことを、誇りに思います。」 ・”帯化”=遺伝子のエラーがもたらす突然変異。キク科の花にはよく見られる現象。 ・生き物が神によって形作られているのであれば、その花は間違いなく神の失敗作だった。彼女は神ですら誤ることを知り、同時に神に親しみを感じた。 ・クレタ島の王ミノスが海神ポセイドンとの契りを破った罰として、雄牛にしか欲情できなくなる呪いを受けた王妃から生まれた半人半牛の子だ。あまりの凶暴さに迷宮に幽閉され、そこに迷い込んだ者たちを次々と喰い殺していった。 ■学び、追加で調べたこと ・ハンス・ブルンナー。ある凶暴な一族の遺伝子を調査=モノアミン酸化酵素を作る遺伝子が変異し、機能しなくなっている事を見出した。 ・苛性ソーダ ・イコン=信者が祈りを捧げるための「神への窓」として機能。アイコン(象徴)とも。 ■感想 読書メモを書くにあたって読み直したが、全然覚えていなかった。びっくりした。 見直すの大事。思い出せるフックを自分に作るの、大事。
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200年前のヒマラヤで見つかった人骨が、4年前から行方不明の妹のDNAと一致した。 製薬会社役員の義父、教授、謎の宗教組織。 このあらすじからクローンかなと思ったらクローンだった。これ以外のメイントリックを期待していたので結局そうかと少し肩透かし。 宗教組織の同期も教祖を蘇らせたいというもの、話の展開として骨が盗まれたりさらなる謎が必要だったのだろうが…と穿った目で見てしまうのは良くないことだが。 また終盤は宗教組織の牛尾(なんかやたらと出てくるミノタウロスの文字りかな)のパニックホラーのような展開。 話の展開は早く、文章も読みやすいのでそこはいいが、ミステリ的要素を期待して読んでいたので思ったのと違った、という印象。 前評判が良すぎたのもあるかも。
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初めはどういうこと??と混乱していたけど、だんだん色んなことが繋がってきて面白く読み進めた。 牛尾が強すぎ&怖過ぎて映像化したら観れる自信がない… 謎と恐怖と好奇心と、美しさと儚さと温かさが混ざった物語だった。
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読みながら状況を整理するのに苦労した程、展開が複雑だった。 主人公達が追われる場面では、グロテスクさとドキドキハラハラで違う物語を読んでいるかのような錯覚だった。 最後の最後で唯(真理)の言葉が聞けて感動で涙が、、、とまではいかなかったけれど、「良かった良かった、めでたしめでたし」の意味を込めて、拍手してしまうほど、上手くまとまった物語だった。
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本作が「謎の香りはパン屋から」と同年にこのミスで評価されたことが悔しくてならない。間違いなく大賞。謎の香りパン屋からとは全く違うホラー要素もあるミステリで、あまりに毛色が違いすぎる。ミステリとしての要素も複雑で、二転三転する後半はハラハラさせられた。本当に紫陽は幻だったんじゃないかと思わされたり、唯が紫陽なんじゃないかと思わされたり、本当に面白かった。結論として、クローンだったというSFミステリで、読者があらすじか、プロローグを読んだ段階で「クローンなのでは?」と思った人も多かったと思われるので、そこが覆らなかったのが審査員の議論に影響を与えたのは間違いないと思う。あとは欲を言えば、飲んでいた抗不安薬に叙述トリックがあって欲しかったかもしれない。ただそれでもこのミス大賞にふさわしく、映像化が待たれる作品だと思う。テンポも良く、無駄な回想や場面の飛躍がなく、久々に栞が要らない一冊だった。
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最初若干読むの大変だった 後半にかけての疾走感が良かった 救いがあって涙 私もとんでもないイケメンのおにいちゃんほちい
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途中で大体のことがわかってくる、だからこそ本当に自分の考えはあっているのか読み進めたくなる。 途中の唯の事実にはびっくりした びっくりの連続で読む手が止まらない
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