月とアマリリス の商品レビュー
なんかねえ 辛かったな 言葉は刃 自分はどれだけ人を傷つけてきただろう 無意識の怖さよ 逆転する被害者と加害者 愛を求め支配されていく心 人は怖いよ
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読み応えあった、シスターフッド こんなに一記者にペラペラ喋ってくれることってないだろ思うところはあるけど、第二、第三の家原宗は実際にいるんだろうな
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みちると美散の出会いが奇跡的な卓球のラリー の記憶と繋がり 自分を取り戻していく物語。 いじめ DV 等 人間の闇と怖さに立ち向かう 記者みちるに人間愛を感じた。
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男女平等と言えども家庭では今も格差がある 好きの気持ちを搾取する男 他人に傷つけられたことは覚えていても 他人を傷つけたことは覚えていない アマリリス おしゃべり 共依存 愛着障害 ずっと暗かった 最初が老人の死体を土に埋めようとしているところから 実際にこのような依存関係は世...
男女平等と言えども家庭では今も格差がある 好きの気持ちを搾取する男 他人に傷つけられたことは覚えていても 他人を傷つけたことは覚えていない アマリリス おしゃべり 共依存 愛着障害 ずっと暗かった 最初が老人の死体を土に埋めようとしているところから 実際にこのような依存関係は世の中にいっぱいあるんだろうな
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町田そのこさんの著作は『52ヘルツのクジラたち』や『ぎょらん』などを読んできたが、いずれも人と人とのつながりを大切に描いている作家だと感じた。 特に印象的だったのは、「ひとはひとで歪む。けれど、ひとはひとによって、まっすぐになることもできる。強さから輝きを分けてもらい、自分の糧...
町田そのこさんの著作は『52ヘルツのクジラたち』や『ぎょらん』などを読んできたが、いずれも人と人とのつながりを大切に描いている作家だと感じた。 特に印象的だったのは、「ひとはひとで歪む。けれど、ひとはひとによって、まっすぐになることもできる。強さから輝きを分けてもらい、自分の糧として立ち上がることができる」という一文である。 まさに人と人とのつながりの本質を示す言葉であり、奥深く心に響いた。 さらに、本書には人間行動学にも通じる示唆があると感じた。愛情や恐怖に支配されると冷静な判断を失い、愚かな選択をしてしまう。目の前の恐怖から逃れるために、本来なら絶対にしない行動に走ってしまうのだ。 人間が陥る不合理な行動の一端が、本書に描かれた出来事とも重なっているように思う。 詐欺が高度化し、独居老人が増える現代において、人と人とのつながりは一層重要になっている。 本書は、人との関係や家族の在り方、失敗から逃げずに自分が何を求めて行動するのか――そうした問いを投げかける、重みのある一冊だった。
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誰が犯人かを推理していく面白さではなく、なぜこういう状態になったのか、どこから人は歪んでしまったのか、人間を見ていく部分にぐさっと心にくるものがありました。 記者という仕事はテレビで見るイメージだとガツガツしていて、状況とか気持ちとかを考慮せずにただ利益のためにというイメージが...
誰が犯人かを推理していく面白さではなく、なぜこういう状態になったのか、どこから人は歪んでしまったのか、人間を見ていく部分にぐさっと心にくるものがありました。 記者という仕事はテレビで見るイメージだとガツガツしていて、状況とか気持ちとかを考慮せずにただ利益のためにというイメージがありました。完全ドラマのイメージです笑 記事には注目を集めるために誇張して書いたり事実でないことを書いたりとかあるかもですが、誰かに届けたいという誠実で切実な記事が世の中にはあるのかもしれないと思いました。そう思えたのは、紛れもなく主人公のおかげです。これから記事を見る見方が変わりそうです。 話もなんだかリアルで実際に存在していたかのように想像して読んでいたので、おばあちゃんとのあちゃんとみちるちゃんの生活風景が見えてきて感傷的になりました。 はぁ、本ってやっぱりいいなと再確認しましたね。
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著者の作品をずっと追っているが本作はかなりヤバイテーマである、被害者でなく加害者支援を歌っているが、本当にそれで良いのか、人は嘘を付くものでありそれぞれの正義がある、プーチンだって習近平だって金正恩ですら自分を正義だと思っている、あのアホな石破茂だってそうだ。話を聞くだけで全て解...
著者の作品をずっと追っているが本作はかなりヤバイテーマである、被害者でなく加害者支援を歌っているが、本当にそれで良いのか、人は嘘を付くものでありそれぞれの正義がある、プーチンだって習近平だって金正恩ですら自分を正義だと思っている、あのアホな石破茂だってそうだ。話を聞くだけで全て解決するなら戦争なんて起こらない、日本の戦争反対論者のお花畑の論理のようだった、今回の著者の定義には賛同できない、それにマスゴミにそんな高貴な事を考えて仕事をしてる奴はいない。
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町田そのこさん初のミステリーということで 期待大で読み進めた。 ミステリーだが、様々な社会問題もうまく盛り込み、ヒューマンドラマ的な要素もあって、一度で二度以上おいしい作品に仕上がっている。 実在しそうな超クズ男に、共依存になってしまった男女関係が酷すぎて、頭がクラクラしてしま...
町田そのこさん初のミステリーということで 期待大で読み進めた。 ミステリーだが、様々な社会問題もうまく盛り込み、ヒューマンドラマ的な要素もあって、一度で二度以上おいしい作品に仕上がっている。 実在しそうな超クズ男に、共依存になってしまった男女関係が酷すぎて、頭がクラクラしてしまった。 さらに、男尊女卑や、ジェンダー問題、いじめ問題など、主軸の殺人事件以外の所で、並行して暗い問題がひしめき合うのでしだいに鬱々とした気持ちになる。 一方で、事件を追いかける主人公の記者にも、やたら偶然が重なり過ぎていたり、警察が情報を流し過ぎだったりと、物語に没頭しきれない違和感が少しずつ蓄積されていく。 ラストは町田そのこさんらしく、希望の光が見えてホッとしたものの、盛り込まれた要素に、常に問題提起をされているようで、エネルギーを吸い取られたようだった。 余談だが、タイトルの『月とアマリリス』の月は、 何を意味していたのだろう。 プロローグを再読したが、 見上げた満月からの・・・ →ピンポン玉 →懐かしのラリー →みちると美散 月も満ちる・・・ あら、これは作者からの謎かけ? 少しモヤモヤの読後感でした。
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これは、フィクションですと言ってもおかしくない世の中になってしまった。ちょっと、主人公に感情移入が出来なかった
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女性記者が事件を取材するうちに、加害者の 3人の様子や生い立ちが分かる。被害者の老婆に自分を重ねるとぞっとする事件だなあと感じた。
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